駐車位置9:32−9:35登山口−9:56左へロープ−10:00合流−10:06右ガレ−10:09分岐右−宿−10:23木の階段−10:30丸山荘:山頂見ゆ−10:34キャンプ場−10:48笹原−10:57山頂20分−11:10分岐−11:13笹ヶ峰山頂11:26−11:29分岐−12:10コル−12:34寒風山山頂13:17−13:32コル−14:21分岐−14:25笹ヶ峰山頂14:44−14:54分岐:コル−15:16丸山荘15:17−宿−15:32分岐−15:37瀬音−15:38分岐−15:56登山口−16:00駐車位置
かねてから紅葉の時期に登りたいと狙っていた四国の山に登る 今日はガイドブック「中四国・兵庫の山百選」を参考に笹ヶ峰(ささがみね1859m)二つ星の山に登る 時間的に余裕があったので寒風山(かんぷうざん1763m)まで尾根を往復する登山口から標識に従って登山道を登って行く 沢の流れが聞こえ 滝や堰堤が見え隠れする ルート脇にシロヨメナ カニコウモリが最後の花を咲かせている ルートが左に曲がるようにしてついており太いロープがある ロープを使う程ではないがこれまでより急な斜面を登ってゆく
ルート標識があり笹ヶ峰に向う 別のルートから登ってこられた方がいる 合流点のようだ 下山時に間違わないようにしよう 登ってきた方角は下津池と書いてある 右手にガレ場が見える ガレ場を見ながら石がゴロゴロしているルートを登る 登ってゆくと傾斜がゆるやかになる
また分岐があり右に行く 地形図を見ると左は沓掛山からのルートのようだ この辺りが宿と呼ばれる場所のようだ 木々の紅葉が始まり先端部分が色づいている 木の階段が所々顔を出しやがて連続の階段となる 階段のステップは歩くのに丁度良くリズム良く登ってゆく ホソバノヤマハハコが乾燥花のような形で姿を留めている
丸山荘に出る そこから笹原に覆われた山容が見える 山荘の前にはかなり大きなソーラーパネルが設置されていた 水場 トイレがある この辺りに来ると紅葉は進み 鮮やかな木々を見る事が出来る
山荘を抜けるとキャンプ地がある 一人キャンプをされている方がおられた このルートを行けば良い事を確認し先へ進む しばらくは樹林の中のルートを登ってゆく 次第に展望が良くなり 沓掛山が顔を出す 沓掛山はアケボノツツジの名所でシーズンには山裾がピンクになるとガイドブックに紹介されている 右手には笹原が広がり 笹原の中の登りとなる 色鮮やかな木々をあちこちに見る事が出来 雄大な広がりは見事だ 笹原の登りは続く そうきつい登りではないが もうついたという安堵感から緊張が抜け延々と続くこの登りは結構つらい 分岐があり右瓶ヶ森と書いてある 左にとり笹ヶ峰山頂に立つ
山頂からの眺望は素晴らしい 山座を示す案内板があり それを見ながら山並みを眺める 近くの方に尋ねるとあれがちち山で冠山に続く尾根が見えその裏手に平家平と続く 反対側は寒風山が見え その先に幾つかあるピークの左から二つ目の少し高いピークが伊予富士そして瓶が森に繋がる その後に石鎚山が聳えている と教えて戴く 平家平から登って来られ登山口から4時間半かかったと話しておられた ご一緒に記念写真を撮る
寒風山までは1時間半で行ける 少し暗くなるかも知れないが丁度良いのではとコメントを戴く ここまで3時間近くかかると思っていたのが2時間もかからず登る事が出来たので寒風山まで足を伸ばす時間が出来た お礼を言い寒風山を目指す
登ってきた分岐まで戻り 尾根道を降りてゆく なだらかな下り 笹原の中のルート 最初石がゴロゴロしている所があり足元が悪かったがそれも少しで後は心地良く足が運ぶ 振り返ると笹ヶ峰の山容が美しい ルート脇には季節柄花は無い 乾し花のようなホソバノヤマハハコがわずか残っていた 途中何人もの方と出会う
笹原のルートから樹林のルートとなり少しアップダウンをしコルにかかる この辺りはツツジの紅葉が鮮やかである また笹ヶ峰のなだらかな斜面と寒風山の斜面との対比が面白い
コルから登りにかかる 地形図から見て120〜130m程の標高差である 20分少々で山頂に立つ 途中リンドウが咲いているのを見つけたが花はあまり見られない
こちらの山頂も笹ヶ峰同様結構多くの人がいる 山頂の景観は笹ヶ峰同様360度の展望が楽しめる 笹ヶ峰とそれに続く尾根筋が一望出来る また反対側も瓶ヶ森に繋がる尾根が一望出来る これらの雄大な縦走路は四国の山の大きな魅力となっている
若い女性3名のグループの方からシャッターを押して欲しいと頼まれ 話をするきっかけが出来た 高知から来られたとの事 インターネットをやっているかと聞くとええと言うので では写真を撮らせて貰って インターネットに掲載しましょうと言うと大いに喜んで戴き それではご一緒にと言って戴き セルフターマで撮る
周囲の方にも若い女性とご一緒に撮りませんかと声をかけ 更にお二人の方を交えて写真を撮る 岡山の山 やまもと のキーワードでホームページが見つかるからとお話する あれこれ話がはずむ 西条の方が今日から西条祭りが始まる 良い機会だからと教えて戴く 最後にはコーヒーまでご馳走になる ご馳走さまでした
私にしては結構長い時間山頂での出会いを楽しむ 女性のパーテーが下山されて行き コーヒーをご馳走になってから私もお先に失礼する
笹ヶ峰に向う 途中何名もの方と出会う 笹ヶ峰から寒風山に向う時に出合った人達が戻ってきている 翌日伊予富士登山を寒風山トンネルから桑瀬峠経由で登ったのだが アルペンガイド「中国・四国の山」では寒風山経由笹ヶ峰の登山ルートも紹介している アプローチの容易さ 寒風山登山の景観の良さから笹ヶ峰には寒風山経由のルートを選ぶと良いと感じた
さて笹ヶ峰分岐に戻る このまま降りてしまうか 山頂にもう一度立つか迷ったがまた、山頂での出会いがあるかも知れないと勝手な期待を持ち再度山頂に立つ
山頂は昼頃の賑わいとは変わり 2組のパーテイー 4名の女性グループとご夫婦連れ 幸い女性グループからシャッターを押して欲しいと頼まれ 話のきかっけが出来る インターネットをやっている方がおり私のホームページは毎月1日に更新すると話したら それじゃ皆その方の家に集まって写真を見ようと楽しい話に発展する ご夫婦の方もお誘いし一緒にセルフで撮る
女性パーテイーは西条と新居浜から来られたとの事 ここでも西条祭りの話を伺う 祭りは深夜から始まり翌朝まで続くとの事 こんな機会は滅多に無いのだから是非見に出掛けて欲しいとすすめられた
ご夫婦連れからもみじ谷経由で降りるにはこのルートで良いかと女性パーテーに聞きお先にと降りて行かれた ルートを聞くと こちらから降りても丸山荘に出ると言うので私も後を追う 4名の女性パーテーはこちらの方が眺望が良いからと言い私が登ってきたルートに降りて行かれた 急に誰もいなくなり淋しげな山頂が残った
笹原を降りてゆき 石がごろごろする斜面をくだり ちち山のコルに出る ここまでの景観はなかなかのもの ちち山が近くに見えて喜ぶ ここで先に降りられたご夫妻に追いつきお二人の写真を撮る メール連絡がとれれば送ってあげよう
コルからの下りは石がごろごろしており 石は滑りやすく足場が悪い 足元を注意しながら降りてゆく コルから20分程で丸山荘に出る 出た所は山荘の裏手 水場の横を通り登ってきたルートと合流する
そこからは登ってきたルートを戻る 下山ルートの標識に下津池11Km4時間と書いてある 下津池は下山口の地名と確認していたが4時間と書いてあり 間違ったかな?と心配になる一度ルートを戻って見たがもう一つのルートとは大分記憶と違っているので先ほどの標識に従い降りてゆく 次々と見覚えのあるルートを通るので間違いは無さそうだ 後で調べた所 下津池は国道194から笹ヶ峰林道の入口の地名とわかった
夜は西条祭りに繰り出す 夜の11:30に宿を出て 伊曾乃神社を目指す 途中山車の周りに人がいたので山車は何時から繰り出すのかと聞くと これから街中を廻る 2時過ぎないと駅前から先に出られない まだまだこれからですとの話余り遅くなると翌日の山登りに支障をきたす 兎に角伊曾乃神社まで行く 神社はまだ人が少ない 神社を一回りしたあと鳥居の所に陣取り 山車が来るのを待つ 地元の方(山車を出すには人が少なく自分のいる所からは出していないと話しておられた)がいろいろと説明してくれる 今年は遅い いつもなら1時を廻ればどんどんやってくるのだが 山車は70数台出るなど テレビのクルーも撮影の為待ち構えていた
その内近隣の山車がやってくる 次第に神社に向う道路に山車の灯かりが見え 賑わいが聞こえてくる 2時まで鳥居の所に居たがもう遅いので失礼し宿に向う 途中国道を通る山車の列を楽しむ 国道11号線は山車が通る間、車は通行出来ない 深夜とは言え動脈に相当する国道を長い時間占拠するのは祭りとは言えどうかと思う
駅前道路には沢山の山車や御輿が集結し出発時期を迎えていた 3時に宿に戻る
430で児島まで行き瀬戸大橋を走る 11/17の演奏会で歌う瀬戸大橋賛歌を聞きながら ♪しろい霧が包む島の彼方から♪ と霧に包まれた瀬戸内の海の上を走る あっと言う間に四国に入る 坂出で高速を降り国道11号を松山方面に向う 丸亀 善通寺 川之江市 伊予三島市 新居浜市を過ぎる 伊予三島市あたりだと思うが稜線の長い山が左手に見えてくる 赤星山だろうか その後、車窓の左手には聳え立つ連なった山脈を見ることが出来る西条で194を左折し、加茂川の堰堤沿いに山に向う 左折してすぐ右手にトイレがあるので必要であればここで済ますと良い 笹ヶ峰登山口には無い
石鎚山登山口を示す標識がありこちらからも石鎚山を狙えるようだ その標識を見送る トンネルを二つ抜けた位置に笹ヶ峰林道の標識がある 11号から左折して約10Km程走った地点である そこを左折して林道に入る 林道の終点まで約10Km その内1/4の2.5Kmが未舗装 未舗装と言っても割と整備されており穴がボコボコしている道路とは違いまあまあ でも未舗装の道路はいやらしい
林道終点の少し手前で3台の車が駐車 道路はまだ続いているが この分ではこの先は駐車不可能だろうと判断しそこに駐車 登山準備している間にも車がやってき空地はすぐに埋まってしまった そこから数分歩いた地点が林道の終点だった 予想通り満車、約20台の車が駐車していた