駐車位置9:27−9:47ロープウエイ終点−10:02宝珠山10:05−10:13下宝珠10:14−10:34中宝珠10:40−10:55写真10:58−11:16上宝珠11:17−11:33ユートピア分岐−11:41山頂12:01−12:10ユートピア分岐−12:22上宝珠−12:48遭難碑12:49−12:55元谷−13:16駐車位置
週末からしばらく崩れるとの天気予報から急遽大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)の紅葉を訪ねることとした 砂滑りが楽しみだ中の原スキー場のゲレンデを登って行く 草刈が行われており歩きやすい 暑くもなく寒くもないさわやかな気温で気持ちが良い 10分程登ってゆくと汗が出てくる 心地よい汗をたらしながらゲレンデの頂点に立つ 豪円山、考霊山の先に弓ヶ浜が広がる
笹が繁る登山道に入る 笹には朝露がついておらず一安心 この辺りは太陽の日差しが山に遮られ あまり色は無い だが先方に眼をやると 朝日に照らされ黄色く紅葉した木々が映えているのが見える 日差しの中に立つべく歩を進める
日差しに出る ブナの樹林の紅葉が始まり まだ緑が残っているものと紅葉したものとが混ざり合い初々しい紅葉の色合いを魅せてくれる 太陽光線が樹間を走り抜け一条の光の束の中に輝く木々が見える 何度か訪ねた所であるがいつも新鮮な美しさを見せてくれる
ブナ林は宝珠山から下宝珠越えと続き 中宝珠越え手前の大山三鈷峰が顔を出すまで続く 三鈷峰が見えてからブナ林から変わってき 山肌の色合いも変わってくる 木々が持つエネルギーをこの時期に放散するが如くそれぞれが輝き 輝きが山肌一面に広がる その輝きを太陽光線が演出し更なる魅力をかもしだしてくれる
中宝珠を越えてしばらく登ると大山北壁の展望の良い場所がある 三脚をセットし夏山登山道の山肌をカメラに収める 下宝珠越えから前後するようにして登って来られた男性の方から今日は大山を登山家の田部井淳子さんが登っているそうですと伺う米子の方でストックも持たず軽やかに先に登ってゆかれた
山肌は輝きを増す 瀬戸内賛歌で♪光輝く海♪ という歌詞があるが 光輝く山肌である 輝く山肌のピークを越えてゆくと上宝珠である
上宝珠からは大山三鈷峰からユートピアにかける山肌が広がり 秋色をした山肌を見せてくれる ユートピアの山小屋が山頂はもう近いと教えてくれる
ユートピアの尾根分岐を左にとる 花の尾根道ではあるがもうすっかり店じまい
三鈷峰山頂に出る 360度の展望 大山北壁の壁が前面に広がる 下を見ると登ってきた宝珠越えルートのピークが連なる 反対側は船上山から甲ヶ山 矢筈ヶ山振子山 烏ヶ山と山並みを追うことが出きる 矢筈ヶ山方面の斜面の紅葉はまだ少し早いようだ 振子山周辺の山肌が特に美しい
山頂は誰もいない ユートピア方面には何人か見える 北壁を縦走している人もはっきりと見える 着替えを行い 昼食をとり 太陽の日差しが指している間に砂滑りを降りようとユートピアに寄らず下山する
上宝珠から砂滑りに降りてゆく 砂滑りの斜面に出るまでは結構緊張する場所がある 慎重に降りてゆき砂滑りに立つ 恐ろしいような北壁の山肌も秋色になり恐ろしさが幾分やさしく見える
砂滑りをスキーで滑る要領で足を滑らせながら降りてゆく 谷を囲む山肌の紅葉が輝く 滑りを停め写真に収める 眼下の景観も良し 振り向いて見上げる景観も良し何枚もの写真を撮る 途中から雲が出てきて一度に輝きが消えてしまう クライマックスで幕が下りるように余韻を残して
180を北上する高梁あたりからガスがかかる 新見 千屋花見で8℃とついに10℃を切る気温となった ガスが晴れ 太陽の日差しが差し込む 明地峠のトンネルを越える 大山に雲はないが春霞のような景観高尾から181に乗り 溝口から県道45に乗る 気温はどんどんあがり 桝水原で21℃を示す 大山循環道の紅葉はまだだ 大山寺を過ぎ中の原まで行き道路脇の空地に駐車させて戴く