犬挟峠10:45−10:53尾根−11:03三合目11:06−11:17五合目−11:26雲居平−11:35七合目−11:45八合目11:54−12:17九合目−12:38山頂12:50−13:01九合目−13:11八合目−13:17七合目−13:23雲居平−13:29五合目−13:37三合目−13:43尾根−13:50犬挟峠
今日も櫃ヶ山を狙って出かけた だが雪が全く見えない 急遽下蒜山(しもひるぜん1105m)に足を伸ばすリュックには6本爪の軽アイゼンを入れている 雪の状態では輪カンジキを持ってゆこうかと思っていたが、この状況では輪カンジキはいらないだろうと置いてゆく
登山口には雪は無い ルートは雪解け水が残っており滑り易い所がある 滑らないように注意しながら登ってゆく 尾根から階段状の登りとなる 次第に汗が垂れてくる 三合目の標識の所で上着を脱ぎ リュックにくくりつける
五合目の手前で雪道となる 積雪量は5〜10cm程度 心地よい雪の感触を楽しみながら登ってゆくと男性の方が一人下山して来られる 挨拶し雪の状態を聞いたところ膝頭の上まで来るので八合目で戻ってきた と話しておられた 輪カンジキを持って来るのだったかと思ったがもう遅い 行ける所まで行ってみよう
五合目に来ると、いつもの山容が出迎えてくれる だが雪山は厳しく登頂を簡単には許してくれない 五合目を過ぎた尾根道では雪は消えるが雲居平を過ぎるとまた雪道となる 先ほどの方の足跡を追う 七合目辺りは10〜20cmの積雪 そこから八合目に向けての登りが始まる 積雪量は20〜30cmと増えて来る 先人の跡を忠実に追う 随分と楽だ
八合目の標柱のところで足跡は終わっている ここまで来られたのだなと感謝の気持ちを持ちながら登ってきたルートを振り返る 私もここでGiveUpした経験がある ここから斜面は一段と急になる 積雪量も多そうだ とりあえず6本爪のアイゼンを出し着装する 久々のアイゼン装着で10分近く要してしまった
八合目からの斜面はかなり急勾配と感じる ピッケルでも無いと身体を支えるもが無く不安だ 斜面を見ると潅木が頭を出している所がある 夏山の登山ルートを少し外して潅木を拠り所にして登ってゆく アイゼンの爪が気持ち良く斜面を捉えてくれる この感触なら上手くゆけるぞと気持ちを緩めているとズボーが待ち構えている 膝頭の上まで来る 勾配があるので脱出するのが容易ではない 力が一点に集中しないよう四つん這い状態で這い這いしながら登ってゆく 途中で斜面を入れた景色の写真を撮った 壁のように感じていた斜面も出来た写真を見るとこの程度の勾配なの?と随分実感と違う事に驚く 夏山では6,7分で登るところを3,4倍の時間を要しなんとか九合目にたつ
ここまで登るとあとは急な斜面は無い 右手の樹林が樹氷となり美しく着飾っている これがここまで登ったご褒美なのだなと景観を楽しみながら山頂を目指す 急な斜面は無いと言っても雪道 少しの登りでも結構負担がかかる 雪が柔らかい所があるが先程のように膝頭を超える積雪は無いのでその点は助かる 雪道には動物の足跡があちこちに付いている 結構大きなものもある 雪を掘るようにして土が出ている所もある 食べ物でも一生懸命探したのだろうか? 右手の樹氷を見ながら登ってゆくと山頂の標識が見えてくる ずっと待っていてくれた標柱が実に頼もしい そして ついに山頂に立つ
山頂に出ると中蒜山を始めとする山並みが突然顔を出す筈であるが今日はガスがかかり 中蒜山の山容がなんとか見える程度 その先は見えない 雲の様子も怪しい 黒い雲が近づいており雪が今にも降り出しそう 山頂の積雪は10cm程度 ベンチや山頂の標柱の周りは雪が溶けている 登頂した記念写真を撮り 早々に下山する
這い這いしながら登った九合目からの下りを心配していたが左程の困難も無く10分程で八合目に降りる 後はルンルン気分である 心配していた天候も雲居平では一時薄日が差すほどで雪は降って来なかった
五合目を過ぎ 雪道が終わってもアイゼンは履いたまま降りてゆく 雪解けの滑り易い斜面を安心して降りてゆけた
429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコースで走る この所ぐずついた天気が続いていたので、県北は雪が多いのではと思いながら車を走らせる 落合から久世に向うと正面に山並みが見えて来るが、雪を抱いている様子は見られない勝山から北上してゆく 足温泉を過ぎると櫃ヶ山の山容が見えてくる あれ! 山頂に全く雪が無い この分なら蒜山に足を伸ばそうと先に進む
湯原を過ぎ 中和村へのトンネルを過ぎる ここでも雪の気配は無い 313を進んでゆくと仏ケ仙が雪を抱いているのが見えてくる 櫃ヶ山より低い山であるが北に位置している為だろう 仏ケ仙と並ぶように蒜山の山並みが見えてくる 山頂は白くなっているが尾根道や雲居平周辺の笹原はまだ雪に覆われていない
蒜山では道路沿いの温度計は4℃を示していた それなりに冷え込んでいる 下蒜山登山口の案内に従い右折し犬挟峠の駐車場に すでに1台 駐車していた