泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り147分(Cコース) 下り57分  岡山県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2003/03/14  ガイドブック  F写真 音訳日記削除

登山口10:30−10:52休憩所−12:02小ピーク−12:34_1198ピーク12:40−13:03山頂13:21−13:40_1198m13:42−13:49小ピーク−14:07休憩所−14:20登山口

登山

 一昨日の那岐山に味を占め今日は泉山(いずみがせん1209m)のCコース(大神宮原)を訪ねる 泉山は前回劇的な出会いがありその時は山頂登攀をGiveUpした所 今日は何が待っているだろうか

 登山口からは雪である 前回の事もあるのですぐに輪カンジキを履いて登ることにする 表道は足跡がほんの少しついているがすぐに戻り裏道にルートが付いている やはり表道は随分と雪が柔らかくなっている 裏道に入ってゆくと雪はわりと締まりステップは軽い 足跡は途中で消える 登山者ではないようだ 前回1時間近くかかった休憩所までを20分少々でクリアーする 順調だ 休憩所の屋根の雪は随分と減っている

 休憩所からゲートを通り山道を登って行く 前回はとうせんぼをするように雪を乗せた樹木がルート上にかぶさっていたが今日はそれも無い 足取り軽く登って行ける 尾根道の雪の状態は所々変わる アイスバンのようになっている斜面があるかと思うとさらさらの雪が積もっている所がある アイスバン状態で斜面が急だと輪カンジキの爪では滑ってしまう 樹木にへばり付いたり雪面から飛び出している潅木を頼りにしながら登って行く

 幾つか急斜面を登ってゆく この辺りが前回GiveUpしたところなのかなと思いながら登ってゆく その時と比べて雪の状態は優しく 木々に付着したおどろおどろした雪も無い 山頂や周辺の山並みの視界もきくようになり小ピークを越える いよいよ最後の急斜面だ 雪は結構深くなり 踏み出す足元の雪が崩れなかなか高度を稼げない 所々にロープが雪面から顔を出している ロープがある所はそれに掴まりながら登る ロープがあると随分助かる 30分程奮闘し1198mピークに飛び出す

 ピークに立つと雪に覆われた山容が目前に広がる 山頂まで真っ白な絨毯が敷かれている 井水山に繋がる尾根道も真っ白に輝いている 一息入れ 写真を撮ってから山頂に向う

 尾根道には踏まれた跡がついている 今日のものでは無さそうだがわりとしっかり踏み固められており歩き易い 尾根に積もった雪は雪庇となり美しい景観を呈している 見る位置によって景観が異なる 何度も振り返り景観を楽しみながら山頂に向う 1198mピークから山頂まで1時間近くかかった時もあった事を思い出しながら歩き20分少々で山頂に立つ

 山頂の標識がある所は小高い岩の上にあるのだが 岩は雪に埋まりそこにある事すらわからない 雪が凸凹を飲み込んでしまい平らな山頂となっている こんなにも違うのかと驚く 角ケ仙 花知ケ仙 妹山 三ケ上等の山々は白く輝き取り巻くようにして聳えている 森林公園の先に蒜山や大山があるはずだが 今日ははっきりしない

 下山ルートを場合によっては笠菅峠方面に降りようかと思ったが 山頂からの降り口が相当な急斜面 そこを何とか降りたとしてその先の雪が深いと容易ではない 途中から戻るのはこの斜面では難航するに違いない ここでリスクをかけるのは止めようと登ってきたルートを戻る事に

 尾根を戻り1198mピークの手前で2名の方が登ってくるのに出会う 中林口から登って来られたとの話 輪カンジキを履かず登って来らていた 私は登ってきたCコースの説明をし別れる

 1198mピークからのくだりは砂滑りを降りる感じ 輪カンジキの後方に体重をあずけ滑るようにして降りてゆく 小ピークから30分かかって登った所を7分で降りた 実に快適である 後は滑って降りれるような所は無かったもののスイスイと下山する事が出来た



アプローチ
 良い天気が続いている 今日も朝から晴れ間が広がり、倉敷から青空が続く 気温があがっており休み乢トンネルを抜けて見えてくる泉山は大分ぼやけて見える 429から県道159に入る 久米の梅園の梅祭ののぼりが道路脇に設置されている この辺りの梅も花をつけ始めた

 181に出て右折し院庄に向かい、179に乗る 泉山がだんだんと近づき 尾根が白く輝いているのが見えてくる 179を北上してゆく 道路脇には雪は見えない 奥津中学校を過ぎ 奥津渓谷に入ると道路脇に雪が少し残っているが奥津渓谷の駐車場所の雪はすっかり消えている

 奥津道の駅にも雪は無い この様子なら登山口まで車で行けそうだと思い 広域林道に入って行く ここに来ると道路脇には除雪された雪が残っているが路面には雪は無い 特に問題となることは無く登山口の道路脇に車を停める