駐車場所10:30−10:43登山道入口−10:50渓流−10:56岩−11:49九合目−12:00山頂12:16−12:24九合目−12:32俣野分岐−12:56白馬山13:03−13:37林道13:39−13:44車
この所好天が続いている この様子なら毛無山(けなしがせん1218m)も登山口まで車で行けるかも知れない登りを白馬山経由に取ると 尾根の雪の状態では難航する可能性があるので 白馬山はくだりにしようと考え 林道を直進する 分岐では白馬山からのルートに足跡があるのを確認する ルートは踏み固められており ズボーと埋まる事も無く楽に歩ける この様子なら輪カンジキ無しでも登れそうだ
渓流を越えるあたりに来ると結構雪が積もっている 雪は締まっており足元が埋もれる事は無い 傾斜がつくと滑る恐れがあるので足元を固めながら登ってゆく 毛無山の合目を示す標識は背丈が低く 三合目があると思われる場所ですらその存在を確認出来ていない 岩がある所は五合目だったかなと勝手に推測しながら登ってゆく
やがてブナの樹林帯となる 見覚えのある景観が広がる 今日も太陽が顔を出し純白の雪面をまばゆく照らしてくれる 傾斜がきつくなってくると足元が滑り易くなり四つん這い状態になったりして滑らないよう注意しながら登ってゆく アイゼンを履けば滑る心配は無くなるのだが急な斜面では履くのが思うようにならないので先伸ばしにする 今度は平坦になるとこれならこのまま登れそうだと アイゼンを履く決心が出来ないまま九合目まで登る ここまで登ればもうこのまま登ってしまおう
九合目の休憩所の屋根にはまだまだ雪がうずたかく積もっていたが屋根のふちの部分は雪解けが進んでいた
九合目の樹林帯を抜けると山頂まであとわずか 右手斜面の先に白馬山に繋がる尾根道や三平山 そして蒜山三座 最後には大山と次々に顔を出してくる 急な斜面で四つん這い状態で登ってゆく 雪は固くもなく柔らかくもなくつまり滑ることも埋もれることもなく一歩一歩景観の変化を楽しみながら登ってゆく そして山頂に立つ
今まで見えてきた景観がすべて一枚の絵に繋がり 思うがままの景観を楽しむことが出来る 大山は今日は随分と近くに見える 蒜山三座に繋がる山並みが見え 三平山から朝鍋鷲ヶ山・金ヶ谷山 そして下山ルートの尾根道に繋がる 尾根道の雪はある部分は雪庇状態を示しその美しさを見せてくれる 尾根を歩くのが楽しみだ 更に左に眼をやると西毛無山等山頂に雪を抱いた山並みを見渡す事が出来る また、登ってきたルートを見下ろすとこんな急な斜面を登ってきたのかとびっくりする
汗に濡れた下着を着替え、昼食代わりにバナナを食べた後 輪カンジキを履き白馬山に向う尾根に降りてゆく 白馬山から登ってきたらあの斜面を下りるのはかなり躊躇しただろうなと思いながら白馬山に向う尾根道を降りてゆく こちらの下山ルートには足跡が無い でもこの尾根ルートは一本道迷うような所も無いので足跡を残しながら降りてゆく 尾根道は実に歩き易い 適当に固く 滑るでもなく埋もれるでもなく心地よいステップを楽しむ そして 別世界の雪の世界を歩く
九合目から俣野分岐をとおり白馬山へ向う 若干のアップダウンがあるがそう問題とならない このルートはブナの樹林が美しい 雪の尾根道にブナの樹林がポイントとなる 尾根道の歩きは実に快適 まさにルンルン気分である 美しいブナの樹林の中を歩き 白馬山の標識に着く 左手には大山がまた一回り大きくなって見える 記念写真を撮り下山ルートへ降りてゆく
下山ルートを降りてゆくと次第に雪が柔らかくなる ズボーと足を取られてしまい膝頭まで埋もれる あぶない 注意! 注意! 足元を確認しながら降りてゆく 更に雪が柔らかくなりズブズブ こんなに柔らかいと登るのは容易ではないなと思いながら降りてゆく 雪道はブッシュが雪で覆われ見晴らしが良い こうした違いも面白い 林道に出て輪カンジキを脱ぐ
429を走り旭川に出る 旭町から県道30に乗り落合に向う 落合に入る橋の手前の温度は9℃ 随分と暖かくなってきた落合で313に乗る 旭川の先に冠雪した富栄山が見える その手前の山並にはもう雪は見えない 三坂山も雪の気配はない 勝山から181に乗る 美甘村、新庄と走るここにも雪は無い
毛無山登山口9Kmの表示を見て右折し川沿いの道を走ってから左折し毛無山登山口に向う ここに来て初めて道路脇に雪が残っている 路面には雪は無く安心して走れる 女滝に着き 男滝の急な登りになる ここももう雪は片隅に少し残っている程度で路面の心配は無い 男滝を過ぎ部落の中を走り登山口に この周辺は畑にまだ雪が残っており 山の家の前の駐車場も雪 道路をそのまま少し直進し 養殖所そばの道路脇空地に駐車させて戴く 今日は誰も駐車していない