毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り87分(白馬山コース) 下り38分  岡山県
倉敷からの距離   113Km        登頂日 2003/04/22   ガイドブック  F写真 音訳日記削除

駐車場10:15−10:18分岐−11:03白馬山頂11:09−11:35俣野ルート分岐11:36−11:43九合目−11:49山頂12:17−12:20九合目−12:25八合目−12:31七合目−12:36六合目−12:40五合目−12:41毛無大岩−12:42四合目−12:46三合目−12:48林道−12:55駐車場

登山
 今度は毛無山(けなしがせん1218m)のカタクリを訪ねる

 車を降りるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる 小鳥の声を聞きながら登山の支度を行い出発する 林道脇で早速ミヤマカタバミの出迎えを受ける

 白馬山に向けて登る タムシバの白い花がルートに落ちているのを見つけ回りを見回す この辺りはタムシバがあちこちに咲いている タムシバの白い花も早春の風景だ 小鳥達のさえずりも早春を喜んでいるように聞こえる ご夫婦連れが降りて来られた カタクリの状況を伺うとまだ少し早い 咲いてはいたがまだ蕾が多かったとの事だった 咲いているのがあると聞きほっとする

 タムシバの花があちこちに咲いている こんなに沢山あったのかと認識を新たにする シャクナゲのつぼみもだいぶ膨らんできている やはり高度を上げると膨らみ方は小さくなってきているように思える 今度は男性の方が降りて来られた もう下山ですか随分お早いですねと挨拶を交わす どちらがきついですかねとすれ違って少し時間をおいてから問われた 最初意味を判断し難かったが、私が白馬山ルートを登りに選んだ理由だなと判断し 尾根道が楽しみなものですからと返答する 改めて自問してみる 何故こちらから登るのだろう 確かに山頂に立つには一般ルートが距離も短いしアップダウンも無く早く登れる しかし カタクリには出合えない 下山時に楽しむ形となる 白馬山ルートをとると白馬山からの尾根道をカタクリを楽しみながら登る事が出来る 花は登りながら見る方が目線も花に近く楽しむ時間も長くとれる 更に 山頂での会話では最新情報を届ける事が出来る と 自分なりに納得する

 高度をあげてゆくと視界が開け登山口の山の家が見え、左手に毛無山山頂が見えてくる 山肌には雪が所々に残っているのが見える ブナの樹林帯を行き、右手に土用ダムが見えてくる まもなく白馬山山頂だ

 白馬山に登るとすぐにカタクリが出迎えてくれる 数は少ないが可憐な花を咲かせている 蕾も沢山見る事が出来る この様子なら連休には多くの人達を楽しませてくれるに違いない また大山がひときわくっりきと見える 大分雪が少なくなってきている

 カタクリの写真を撮り尾根道を登って行く 俣野分岐周辺や俣野分岐から九合目付近はどうだろう? キクザキイチゲには出合えるかななどと頭に描きながら尾根道を登って行く ここでもウグイスの鳴き声が聞こえてくる 随分長く鳴けるようになってきた カタクリも所々で顔を見せる 葉が顔を出している所があちこちにある ルート上に顔を出しているので踏みつけないよう注意しながら登って行く

 尾根道のアップダウンもそうきつくはない タムシバも咲いていた ルート脇で食事休憩をされている方もいる ここで休めばカタクリの花を見ながら食事を出来る

 俣野分岐に出る カタクリが群生しているポイントの一つ ここも咲いてはいるもののまだ数は少ない 俣野分岐からのルートはこれまたカタクリの道 九合目辺りにかけあちこちで咲いている ルート上に花を咲かせているので ここでも踏みつけないよう注意が必要だ

 キクザキイチゲの咲いている所がある筈だと思いながら進むが今日は残念ながら出合う事が出来なかった

 尾根道の雪はほんの一部残っていたが歩くのに全く支障は無かった

 山頂に出る 山頂では何組かのパーテイーが思い思いに昼食休憩をとっておられた

 山頂からの景観は久々にくっりきした大山ならびに大山に繋がる山並みを見る事が出来た 蒜山三座はもう雪は見えない 目を大山から左に転ずると、船通山の少し右遠方に釣鐘状の山が見える三瓶山ではないかと思い帰宅して地図を確認する やはり三瓶山だ

 山頂で何人かの方と会話を交わしたが一緒に写真を撮るきかっけを掴めず下山する ルートを小走りに降りてゆく 六合目付近にハシリドコロが顔を見せる 咲き出した所でまだ若い 水場ではコチャルメルソウを見つけた 四合目より下った所でエンレイソウを見つけたがこれもまだ随分と小さかった

 下山時に何組かの方と挨拶を交わした 五合目の所で汗をびっしょりかいた若いカップルに見晴らしが利く場所までどの位か? 山頂まで30分程で登れるかと問われた 見晴らしは山頂まで行かないと見えない 30分では少しきついかな? 山頂を少し先に行くとカタクリが咲いているよと説明する カタクリが咲いているの! まあ嬉しいと元気が出たようだった 山頂からの景観も話しておけば良かったが失念した

 林道に出、毛無山山の家に向う途中 渓流沿いの土手にキクザキイチゲが咲いているのを見つけた 登りでは気がつかなかったのにと不思議に思いながらまじまじと花に見入った
 



 新庄村の凱旋桜に立ち寄る 国道に出た位置に新たに駐車場が出来ていたのでそこに車を入れる 花は満開を過ぎているが充分楽しむ事が出来る 若葉が少し出ていたが風が吹くと花吹雪が舞う 多くの人が散策を楽しんでおられた


アプローチ
 今日は北からの高気圧が張り出し全国的に晴れの天気予報 真っ青な青空が広がり数日来高かった気温も少し下がり引き締まった感じがする いつものとおり429経由で旭町-県道30−落合313−勝山181−新庄と走る 萌黄色の新緑が目を捉える いつも目にする景観だが感動を新たにする

 新庄に入ると桜が咲いている 新庄は凱旋桜で有名だ、帰路楽しむ事としよう 毛無山の標識に従い181を右折 登山口に向う もう雪は見られない 毛無山山の家駐車場には平日というのにすでに12台駐車している カタクリを訪ねて来たのだろう