下蒜山〜中蒜山〜下蒜山



中蒜山 標高 1123m 下蒜山 1105m
難易度 ☆☆     登り62分 縦走61+70分 下り38分  岡山県
倉敷からの距離   117Km   登頂日 2003/05/10   ガイドブック  F 写真 音訳日記削除


犬挟峠9:47−9:55尾根−10:05三合目−10:14五合目−10:21雲居平−10:27七合目−10:34八合目−10:40九合目−10:49下蒜山山頂10:56−11:25フングリ乢−11:51分岐−11:57中蒜山山頂12:23−12:26分岐−12:44フングリ乢−13:33下蒜山山頂13:46−13:51九合目−13:58七合目−14:02雲居平−14:06五合目−14:13三合目−14:18尾根−14:24犬挟峠

登山
 矢筈ヶ山でイワカガミが咲いているのを見たので、下蒜山(1105m)から中蒜山(1123m)の尾根が気になり訪ねる

 登山の支度をしていると休憩舎で二人の方が何やら打ち合わせをしている 京都からも東京からも来るとか あとで発表してもらうとか聞こえてくる 支度を終え出発しようとする時 山田養蜂場と書いた大型バスがやってきて お二人の方が対応にあたられていた 若い人達が多い またどこかで出合うだろうと思いながら出発する

 今日も、犬挟峠514m〜雲居平854m〜下蒜山1105m〜フングリ乢800m〜中蒜山1123m(数字は標高) 往復約10Kmを歩く こうして標高を見ると下蒜山から中蒜山の尾根歩きは標高差300m強あり 一度五合目まで降り登りなおすようなものだ

 早速ミツバツチグリの黄色の花が出迎えてくれる ウグイスの鳴き声が聞こえてくる 樹林帯に入るとミツバツツジが淡い紫色の花を咲かせている 新緑が美しい

 樹林帯を抜け 尾根にかかる 標識を左に曲がり尾根を登ってゆく 鎖やロープが用意されているがそれに頼る程では無い 三合目の標識を過ぎ急斜面を登りきると傾斜がゆるくなり 視界がきくようになる 五合目が近い 日当たりが良くなりミツバツチグリ スミレ ツツジなどの花が咲いている

 五合目を過ぎたところでご夫婦連れが降りて来られた 随分お早いですね と挨拶を交わす 用事がありすぐ戻らねばならないのでとゆっくり出来ないのが残念そうに話しておられた

 雲居平に出る 八合目から九合目の急斜面を登っているパーテイーが見える 七合目あたりにも登山者がいる ここから見る山容は美しく好きな光景だ

 足元にはウマノアシガタ キクザキイチゲ そして カタクリが顔を見せる 七合目ではトキワイカリソウが顔を出す カタクリの花の写真を撮られていた方の横をお先に失礼させて戴く 八合目からの急斜面には小さなトキワイカリソウが顔を見せる もう少し花が多いいと思っていたが少なかった

 九合目からはなだらかなのぼり カタクリやオオカメノキの花を楽しみながら山頂に出る あれだけ車が駐車していたので山頂は結構賑わっているのではと思っていたが予想に反し 誰もいない 車を置いて他から登っているのか 中蒜山に向けて登って行かれたのだろうか 一息入れているとお一人の方が登って来られた お聞きすると三座縦走する 戻りは下を歩いて戻るとの事 お先にとすぐに出発された 季節も良いし 縦走される方が多いいようだ

 私もすぐに後を追う カタクリ オオカメノキ ダイセンキスミレ ミツバツチグリと尾根道に咲いている花をメモしてゆく 期待のイワカガミ 咲いていました 花数は少し少なめ それでもあちこちで咲いており充分楽しませてくれる トキワイカリソウ ツツジ チゴユリも顔を見せる

 フングリ乢を過ぎ 中蒜山の登りにかかる ダイセンキスミレが咲いている 時期が良いのか花数が多い 途中何人か追い抜かせて戴く ダイセンキスミレが可愛いですねと挨拶を交わす 名前を知らなかったようで喜んでおられた オオカメノキ カタクリも花を添える

 山頂に立つ 丁度昼時でもあり結構な賑わい 山頂は結構広いのでそれぞれ思い思いに昼食休憩をとっておられた 私も着替えと昼食をする 山頂の景観は大山や烏ヶ山は上蒜山に遮られ見る事が出来ず 矢筈ヶ山 甲ヶ山が見える 季節柄ぼんやりとした山並みが見える 笹原の中にカタクリが咲いていた

 下山は登ってきたルートを戻る カメラのレンズを花バージョンに切り替え 目星をつけた花の写真を撮りながら 尾根道を楽しみ 下蒜山山頂に

 バスで来た団体にどこで出会うのかと思いながら山頂まできてしまった 山頂には彼らはいない 山頂に居られた方と話をしていると今まで30名ほどの団体がいて今さっき降りてゆかれました 若い社長さんが居られて 採用前の人達を連れて来られたようだと伺う なかなか考えたものだと感心する 一日一緒に行動すれば人を見る事が出来る 若い人達も自然に接する事が出来 自然を楽しみながら仕事をする喜びも味わう事が出来る

 その話を伺い 早速後を追う 降りて行くと最後尾のグループが九合目辺りを降りている 九合目からの急斜面の下りにへばりつくようにして一歩一歩降りている 私が近づくとリーダと思われる方から声がかかりルートを開けてくれる お礼をいいながら脇を抜けてゆく わー軽快 と若い人が話をしているのが聞こえる そのように見えたのだろうか 七合目までに団体のグループの先に行かせて貰った

 雲居平から振り返るとまだ八合目にかけて奮闘して降りてゆく姿が見えた 久々に若い人達を山で目にする事が出来た 彼ら彼女らも今日の日は記憶に残る一日だったものと思う

 その後も軽快?に降りてゆき駐車場へ 駐車場から歩いて降りて行かれる3名のパーテイがいたので 帰り支度をしてから車で追いかけ 登山口まで送りましょうと声をかけたが遠慮された 中蒜山まで行かれるとの事だった もう少し前にお会いして会話を交わしていれば気持ちが通じたかもしれないがいきなりでは遠慮された



アプローチ
 429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 登山口は旧313の犬挟峠 482を少し入り下蒜山登山口の案内標識を右折して登山口に 今日はすでに10台以上駐車している どうした訳か休憩舎に一番近い場所が空いていたのでそこに駐車