後山行者コース



標高 1345m    難易度 ☆☆     登り116分(行者コース) 下り74分(大馬鹿門コース)   兵庫県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2003/05/17   ガイドブック  F写真 音訳日記削除


なめらの行者10:30−10:41登山口−10:47三の沢−10:48駐車場−10:50ニの沢−10:55不動の滝−11:03鐘懸の行者−11:06石小屋_2000m−11:13分岐(大馬鹿門コース分岐)−11:17一の沢−11:23分岐(一般コース分岐)−11:27ロープ−11:45股のぞき−11:49ロープ−11:56行者窟−12:04大覗きの行場−12:06熊落し行場−12:16合流_330m−12:26山頂13:01−13:16大甑山(おごしきやま1000m)=大馬鹿門−13:25写真13:28−13:36滝−13:45合流(行者コース)−13:50石小屋−13:56不動の滝−14:00駐車場−14:07登山口14:10−14:21なめらの行者

登山
 後山(うしろやま1345m)を訪ねるのは久し振り この時期に行者コースを登るのは初めてだ

 なめらの行者から登って行く すぐにルート脇にホソバテンナンショウが咲いているのを見つける 結構群生している 更に登ってゆくとヒメレンゲ フタリシズカが顔を見せる フタリシズカは花芽が出だしたところ コガクウツギが咲き出した タニウツギも咲いている

 登山口から登山道に入る 渓流は流れが多い 丸太の橋を渡り三の沢を抜けると上の駐車場に出る 5台駐車していた 姫路・神戸ナンバーで岡山ナンバーの車は無かった ここには大きな案内標識がある

 駐車場を抜け登って行く 二の沢 不動滝 鐘懸の行者など表示が出ている 鐘懸の行者の周辺にもホソバナンテンショウが咲いていた 石小屋を過ぎ大馬鹿門コースとの分岐を左に曲がり行者コースを登ってゆく ヒメレンゲ キケマンを見つけたが花は少ない 石がごろごろしている一の沢を登り 左の方角に登って行く

 渓流を渡るとすぐに一般コースとの分岐があり行者コースに向う ここからルートは狭くなり登りもきつくなる 左側を注意しながら登って行く 落石注意・足元注意と書いた大きな標識が見えてくる 新しく設置されている 標識の方向に向きを変更して登る ここは迷い道が出来ており足元だけ見て登ってゆくと迷い道に入ってしまうので要注意である 標識を見つけるまで左上に注意を払うと良い

 標識の先にロープがある 倒木がルートを塞いでいるのでなんとか回りこみ ロープのコースを登って行く ロープのところを登るのに9分要した

 廻り岩の行場 胎内くぐりと書いた岩場を抜け 股のぞきの岩場を登る ここが難関の一つ ここを登るのは6回目になりコツを掴む事が出来たがそれでも登れるとほっとする 股のぞきを過ぎ急斜面を足元に注意しながら登ってゆく ルート上にオオカメノキの花弁が散乱していた 見上げて見たが花は見つからなかった すぐにまたロープの連続のルートに出る 行者窟を左に見て登り約15分かけて大覗きの行場に登る ここで長いロープの連続は一段落する ここではオオカメノキが花を咲かせていた 急な登りはまだ続く 時々短いロープがある 熊落し行場を過ぎ 根曲り笹を掴みながら急傾斜を登って行くと 一般コースと合流する 山頂まで330mと書いてある

 ここまで来るとほっとする 登りも緩くなり足が軽くなる 一般道から登って来られた男性2名と出会う スズノコを採りながら登っておられる お先に失礼する

 山頂に出る あれだけ車が駐車していたので山頂は賑わっているだろうと思っていたが誰もいない どこへ行ってしまったのだろう 汗でびっしょりになってしまった下着を着替えていると先ほど出合ったお二人が登って来られる お二人は明石から来られたとの事 お二人が車を駐車した時は5台目だったとの事 大馬鹿門コースを登っておられるのか山頂から駒の尾方面にでも縦走されているのだろうか

 山頂からはいつもの景観 三室山を正面に見左手に氷の山が見える 駒の尾山も見え、その先に那岐山が見える 全体にぼんやりした景観

 しばらくすると一般コースからお二人 岡山側のコースからお二人が登って来られたがそれぞれ山頂から外れた場所で休憩をされていた またお一人の方が岡山側から来れれた どこから登って来られたかと伺うと千種高原からとの事 2時間程で登ってきた 下山もそちらに降りるとの事 千種高原からのルートがあるとは知っていたがお会いするのは初めてだ

 大馬鹿門コースを降りると話すと先ほどのお二人がルートの事を聞かれたので一本道だ 紅葉の良い場所があるので新緑も期待しています 降りてゆけば一般道と合流しますからと説明しお先に失礼する

 根曲り竹のルートを降りてゆく 雪の影響かルートを覆うようにして根曲り竹が倒れている所があったが特に大きな支障も無く降りてゆく大甑山標高1000mの大馬鹿門のあるピークに出る 門が建っているピークのところでご夫婦連れが昼食休憩をされていたので 下から挨拶をしてそのまま降りてゆく

 尾根を右に曲がり 斜面をトラバースするようにして降りてゆく 曲がり角にはコースの標識が新しく設置されていた 登ってくる人にはわかり易くなっている 標識は下り斜面の大きく曲がる位置に所々設置されている 一本道ではあるが鋭角に曲がる所が結構あるので 標識があるとわかりやすい

 やがてなだらかなルートとなり新緑が輝いている 予想していたとおり紅葉の美しいところは新緑も美しい 写真を撮ったがどのように写っているだろうか ルートにはユキザサ ヤマルリソウを見つけたが花は少ない 滝を過ぎた所でギンリョウソウを見つけた

 登ってきたルートと合流し降りてゆく ニの沢付近で二人連れを抜いた 駐車場には6台駐車しており1台増えていた

 駐車場からは登山道を行かず 自動車道を降りてゆく 登山口の近くの渓流にヒメレンゲが咲き 太陽光線を受け輝いていた フタリシズカやホソバテンナンショウの写真を撮りながら降りてゆく 途中で先ほどのお二人の車がきて乗ってゆかれませんかとお誘いを受けたが 車の所まであとわずかであり花の写真も撮りたいと思っていたので お礼を言い あとわずかですからと失礼する

 なめらの行者の所でホソバテンナンショウの写真を撮るべく三脚をセットしていたらひたひたと足音がして追い抜いていかれた男性がいる 声をかけすぐ車を出すからどうぞと誘う その方は行者コースを登り 駒の尾山まで縦走されたとの由 駒の尾は見晴らしが良いですねと話しておられた



アプローチ
 久々に国道2号を姫路方面に走る 県境のトンネルを抜け兵庫県に出て間もなく 上郡の標識に従い県道5号へ左折する 上郡を抜け千種川を渡り左折し373を北上する 智頭鉄道を右手に見てすぐに久崎三叉路の信号を南光町方向に右折する 千種川沿いを走り南光町に出179を少し走り 県道53へ左折、次いで県道72に乗りまた千種川を北上してゆく 道の駅千種を抜け千種町で429と交叉する 千種の市内を抜け 千種川沿いを走り考霊山登山口に なめらの行者まで車を入れ道路脇に駐車 まだ先に駐車場があるのを知っているが ここに関係者以外乗り入れご遠慮ください と書いた標識があるので乗り入れを遠慮する