滝山



標高 1197m    難易度 ☆☆☆ 登り82分 下り44分 その他22分  岡山県
倉敷からの距離   98Km        登頂日 2003/06/04  ガイドブック  F 写真 音訳日記削除


駐車場10:08−10:13一の渡−10:22二の渡−10:31滝神社−10:43分岐−10:50五合目−11:13_500m−11:15八合目−11:28尾根分岐_200m−11:32山頂11:48=11:58尾根=12:10山頂12:15−12:18尾根分岐−12:23八合目−12:35五合目−12:39分岐−12:44滝神社12:53−12:58二の渡−13:05一の渡−13:08駐車場

登山
 滝山(たきやま1197m)もサラサドウダンがいいと聞いたおぼえがあるので訪ねてみる

 駐車場には大きな案内標識がある サラサドウダンが群生しているスポットを案内図に書いていないか見たが残念ながら記載されていなかった 果たしてどうだろうか

 神社境内の駐車場から滝神社に向う 駐車場の石段を登った所にタツナミソウだろうかシソ科の花がちょこんと頭を伸ばして出迎えてくれる 滝山渓谷の渓流の音を聞きながら登ってゆく 一の渡を過ぎた所でトチバニンジンが花芽を出しているのを見つけた またナルコユリも見つけた 瀬音に混ざり小鳥の声が聞こえる ウグイスも聞こえてくる

 ニの渡を過ぎ 滝神社の石段を登ってゆく ミズタビラコ ヒメレンゲが咲いていた 滝神社の雄滝がひっそりといつもの神秘的な景観を見せてくれる 足元にはキケマンが咲いていた

 滝神社の左手から登山道を登って行く 樹齢推定450年と言われる三光スギのすぐ横のジグザグに切られた登山道を登る 瀬を渡ったところでホソバナンテンショウを見つけた

 すぐに奥の院の滝への分岐に出る 今日は滝に寄らず分岐を右にとり急登を登ってゆく ギンリョウソウが顔を見せてくれたが花は少ない 五合目付近でご夫婦連れが降りて来られた 駐車場に車が無かったのでどちらから登られたか伺うと那岐山からとの事だったのでサラサドウダンの事を伺った ぱっとしないとのご返事 尤もこのルートは初めてだが と話しておられた どうやら那岐山からの縦走路には群生しているスポットは無さそうだ

 花は見られないがホトトギスやウグイスの小鳥の声が聞こえる 急斜面を迂回するルートが幾つも出来ているが やはりここは昔の急登ルートがいい 随分急だと思っていたが回を重ねるにつれそれほどとは感じられなくなってきた 距離的に短いからなのだろうか

 八合目を過ぎた所でサラサドウダンの花がルート上にびっしり落ちていた 見上げたが木にはもう花はついていなかった あれ!? もう時期は過ぎてしまったのだろうか? 花が落ちている所が2ヶ所あったがこれでは群生しているとは言えないなと思いながら登ってゆく

 尾根に出る カッコーの声が聞こえてくる 木の階段のルートとなりチゴユリが顔を見せる 山頂近くでサラサドウダンが花を咲かせていた 木は大きく ルートから少し離れているので その気になって探さないと見つけられない可能性がある それにしても南斜面と尾根とでは随分違うものだ

 山頂に出る 山頂展望台のある広場ではミツバツチグリが黄色の花を咲かせていた セミの鳴き声も聞こえてくる 展望台に登ると目の位置にサラサドウダンの木が花を咲かせている 木が大きくなると花が高い位置で咲き見る位置から離れてしまうので折角の花も訴えるものが少ない 展望台から見まわすと周辺に何本かサラサドウダンの木がありそうだが この状態では爪ヶ城の山頂の方が圧倒的に多い

 尾根を爪ヶ城方面へ歩いて見る タニウツギ サラサドウダンを所々に見つけるが群生している状態では無かった 10分程歩き戻る

 下山は登ってきたルートを戻る 折角作って戴いた迂回路なので敬意を表し 迂回路を選びながら降りて行く 足元がしっかりしておりつい小走りになってしまう あっと言う間に下山してしまった



アプローチ
 429を走り津山の手前で53に乗る 日本原自衛隊前のバス停を過ぎ滝本の信号のある交差点を滝神社の案内に従い左折する 那岐池から未舗装道路に入る ここから先のルートはわかり難いが要所要所に滝神社の標識があるのでなんとかたどり着ける 帰路迷わないよう要所を記憶しておく事が肝要 滝神社境内の駐車場に停める