中の原10:10−10:30ロープウエイ終点−10:49宝珠山−10:57下宝珠越え合流点−11:23中宝珠−12:05上宝珠−12:25ユートピア分岐=ユートピア=分岐12:58−13:08三鈷峰山頂13:30−13:43ユートピア分岐−14:00上宝珠−14:21遭難碑−14:28元谷−14:50中の原
待ちに待った梅雨明け、花を訪ね大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)にスキー場のゲレンデを登って行く 今日も除草作業を行っていた ゲレンデの管理も結構大変だと思いながら 除草され歩き易くなった斜面を登ってゆく それでも朝露が残っており靴は濡れる ウグイスをはじめとする小鳥の鳴き声が聞こえ、セミの鳴き声はブナ樹林全体がうなっているようににぎにぎしい 10分も登ると汗が額から落ちてくる この10分というのはいつも同じようなもので盛んにエネルギー代謝が行われているのだなと我が身ながら感心する リフト終点まで登り そこで振り返る 豪円山がぐんと下に見え 孝霊山とその先に日本海の弓が浜が展望出来る
ゲレンデを登りきるとブナ樹林帯に入る 笹の葉が茂るルートを行きしばらく登ると 笹の葉は無くなり美しいブナ樹林が広がる これまで日が出ていたのが陰り、折角の樹林帯には光のコントラストが無く残念 ルートには ヤマアジサイ ヤマツツジ ソバナ オオカニコウモリが顔を出すがソバナは咲き出したばかり ヤマツツジは最後の花 花の数は少ない
宝珠山を越え今度は下り、ブナの樹林越しに三鈷峰を認める事が出来る ここから見るとあの高さに立つのかとファイトが沸く あれ? セミの鳴き声が聞こえない ブナ樹林帯にいない筈はない 毛無山でも鳴き声がしなかった、どうやら太陽の日が射さないと鳴かないという仮設は成立しそうだ
下宝珠越えで5名のパーテイが休んでおられた 女性4名と男性1名で賑やかに話が弾んでいた お先に失礼する ここらのルートもブナの樹林帯 ヤマジノホトトギス ソバナが顔を出す ホツツジも咲きだした ノリウツギがあちこちで白い花を咲かせている ヤマアジサイと花弁が似ている ホソバノヤマハハコも咲き出した 雲が薄くなり薄日が射してきた、セミの鳴き声が聞こえ出してきた だが、かんかん照リの時のにぎにぎさは無く、鳴こうかやめような迷いながら鳴いているように聞こえる 途中で下山される方とすれ違う
中宝珠越えに出る 登るにつれ花が増えてくる ホタルブクロ ナンゴククガイソウ シモツケソウ シモツケ オトギリソウ コバギボウシと顔を出す ナンゴククガイソウやシモツケソウが咲いているのは嬉しい ユートピアのお花畑が期待される
大山北壁の見晴らしの良い場所に出る ガスが出北壁の尾根部はガスに隠れてしまった 更に登ってゆく ヤマジノホトトギス コオニユリが顔を出す
上宝珠越えで3人のパーテイが休んでおられた、下山されてきたようだ、砂すべりに降りる支度をしているのかも知れない 挨拶をし、時刻をメモし通り過ぎる ルート沿いに次々と花が顔を出す ナンゴククガイソウ シモツケソウ オトギリソウ クサボタン エゾノヨロイグサ ホソバノヤマハハコ ノリウツギ カラマツソウ トリアシショウマ等 クサボタンが群生している所を見つけた 時期的にはまだ蕾が多い キャラボク等ルートに根が張っているところがあちこちにあり障害物レースのようにして進んでゆく ここでも数名の方とすれ違う
ユートピア分岐に出る 雲間から日が出たりかげったりしている 日が出ている時を狙って花の写真を撮ろうとカメラをセットしユートピア方面のお花畑を散策する シモツケソウ ナンゴククガイソウ コオニユリ イヨフウロウ エゾノヨロイグサ オオバギボウシ ダイセンオトギリソウ シモツケ シュロソウなどが斜面一面に咲いている 何人もの方がカメラ片手に思い思いの写真を撮っている
今年は寒かったのか花が遅い もう一週間程するともっと美しくなる シモツケソウの色も今一ですよね と 半分は連れ合いに説明し 半分は近くにいた私に話し掛けてくる そう言えばもう少し色があるといいですが充分楽しむ事が出来ますと返事をする 確かにシモツケソウは色が薄くまたまだ花が開いていないものもある でもここまで登って来るのは容易では無い 少ないチャンスがラッキーであったと思える方が幸せだ
花の写真を撮ってから分岐に戻り 三鈷峰を目指す 下宝珠越えで出会った5名のパーテイが登ってきて挨拶を交わす 彼らもお花畑の方に進んでゆかれた
分岐からのルートも花が豊富 シモツケソウ ナンゴククガイソウ コオニユリ イヨフウロウ エゾノヨロイグサ オオバギボウシ キュウシュウコゴメグサ ダイセンオトギリソウ カラマツソウ シモツケ ヤマジノホトトギス等々と多くの花が顔を出す
山頂に出る 今日はユートピアのお花畑にひきつけられたのかここで休んでいる人はいない 大山北壁にかかっていたガスは消え 視界良好 着替えをし昼食をとり下山する
下山は上宝珠越えから砂すべりを降りる 手袋を出したりして準備をしていると何名かの団体がやってくる 砂すべりを降りるのは初めてだがスパッツは必要かとか聞かれる あれば着けた方が良いが無くてもそう支障は無い スキーの要領で体重をかかとの方にかけるようにするとずり落ちてゆく 尻餅をつけばいい ころがらないようにと話す 地元の方かここを登って来られた人がいたがと話していたが ここを登るのは容易では無いでしょうと話し 先に降りてゆく
上宝珠越えにあった下山困難の標識は撤去されているし、登って来られた方がいるのであれば安心して降りて行ける 砂すべりの所に出るまでは結構厳しいルートを注意しながら降りてゆく 砂すべりからは降りていった人の跡がわかるのでそれを追って降りて行く なるほど登って来たというだけあって今日は湿り気があり斜面はすべり難い 私が登った時程ではないがなんとか登って行けそうだなど考えながら降りてゆく この状態なら後続の団体も心配する事はない
後を振り向くと何名もの方が降りてきていた 皆いい経験になったと思う 急な段差が出来ている所も無く あっと言う間に下山してしまう
元谷から作業道を歩き降りて行く ヤマアジサイ ヤマジノホトトギス ソバナ ホタルブクロが道路脇に咲いていた ヤマジノホトトギスがかなり沢山咲いていた
いつものとおり180号を北上 千屋付近の道路工事はほとんど終わり順調に走れる 明地峠を越え鳥取県に入る 峠から見える大山には山頂付近に雲がかかっていた 一時的なものだろう 高尾から181に乗る 正面に烏ヶ山や大山の山並みを見る事が出来る 見慣れた景観とは言え見晴らしがきく事は嬉しい 米子道溝口インターの案内に従って左折し桝水ヶ原を目指す 正面に大山が見え山頂も顔を出す 大山循環道を走り中の原に