泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り136分(Aコース) 下り76分(Bコース)  岡山県
倉敷からの距離   93Km        登頂日 2003/08/22  ガイドブック  F写真 音訳日記削除

駐車位置9:54−10:11登山口Aコース_4.5Km−10:33水場−10:45水場−10:49福ヶ乢_2.5Km−11:10_1035m−11:33井水山(南峰)山頂11:35−11:40分岐−11:55中央峰_1198m−12:12山頂12:34−12:47中央峰12:57−13:08分岐13:10−13:48登山口Bコース_3.5Km−13:54登りの道路と合流−14:02駐車位置

登山

 2度目の梅雨明け されど8月の青空はここ数日との事 残されたチャンスに泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる

 駐車場から下を覗くとツリフネソウが花を付けている 季節の変化は実に早い ルートにはキンミズヒキ ツユクサ オトコエシ ゲンノショウコ オトギリソウと顔を見せる Bコースの分岐から見るBコースは草が繁っている でも濡れてはいないようだ

 Aコースの入口に着く 入口のところにイヌトウバナが群生していた 登山道を一歩入った所でカラマツソウが一輪ひっそりと咲いていた 樹林を登って行く 前回登った時は落ち葉のクッションを楽しむ事が出来たが雨で流されてしまったのかクッションは少なく斜面は滑り易い

 ルート脇でツルリンドウを見つけた まだ蕾 これからだ ママコナ ミヤマアキノキリンソウが思い出したように顔を見せてくれる 花は少ない

 水場に出る セリ ミズヒキ ノブキが花を咲かせているが期待に反し花は少ない この辺りはテンニンソウが群生しているがまだ花芽も出ていない 今の時期は花が少ないのだなと少し残念

 福ヶ乢から尾根ルート ここからは日差しを受けて暑いだろうと覚悟していた ルートは結構笹が繁っている 繁っている葉の間から 花が顔を出す シシウド ナデシコ ツリガネニンジン コオニユリ ヨツバヒヨドリ キンミズヒキ フシグロセンノウ オミナエシ ヤマジノホトトギス シロヨメナ アザミ オトギリソウ ホソバノヤマハハコ コウリンカ ハギ ママコナと結構色々な花が顔を出す 繁っていた笹も少なくなり次第に気にならなくなる 暑いと思っていたが所々に桧が木陰を提供してくれるのでなんとか暑さの連続から守ってくれる

 標高を稼いでゆくと樹林が多くなり 木陰の中を登る時間が長くなる 1035mの標識を越え登ってゆく 春先にかけてオオカメノキ シャクナゲ サラサドウダン ベニドウダン ヤマツツジと楽しませてくれるのだがこの時期は花は何も見られない

 井水山山頂に出る 視界は良い 麦茶を飲み水分補給をしてから山頂に向う ここからは気持ちの良い尾根歩き Bルートからの合流点を過ぎ 1198mピークに向う 樹林の中は心地良いが樹林のルートは少ない 結構長い登りがありこの暑さでこたえる なんとか1198mピークに出る 確か、ミヤマアキノキリンソウの名前を教えて貰ったのはピークの手前だったがはまだ花は咲いていなかった

 1198mピークから山頂までの尾根ルートはいつも花が多い 出合った花をメモしてゆく ホソバノヤマハハコ ハギ ミヤマアキノキリンソウ ホツツジ ハナタデ ヨツバヒヨドリ オミナエシ ナデシコ クロバナヒキオコシ フシグロセンノウ テンニンソウ等 ミヤマアキノキリンソウは咲き出していた クロバナヒキオコシは小さい黒い花をつけているのでクロバナなんとかという花があったと思いクロバナとメモしあとで調べた テンニンソウは花を咲かせていた 目立たない花である 尾根道の途中で男性お1人と出会う 挨拶を交わしすれ違う

 山頂に出る 山頂の岩のある所に背の低い木があり唯一木陰を提供してくれた それ幸いにわずかな木陰に身を寄せて一休みする 時折太陽が隠れ暑さから開放される 今日は太陽が雲に隠れるとほっとする 実に勝手なものだ 昼食をとり 下着を着替え下山する

 下山はBコース分岐まで尾根道を戻る 目星をつけた花の写真を撮りながら降りてゆく 1198mピーク手前で先ほど出合った方とまた出会う 暑いですねと挨拶を交わす もう少し人がいるかと思ったが案外少いですね この暑さですから 秋口になるとぐんと登山者が増えますよと話す その方は金光から来られた由で泉山登山は始めてとの事 Cコースを登って来られ これから笠菅峠に降りて登山口に行けるかと問われたので Cコースを戻られるより笠菅峠を降りられる方が景色がいいですよ 角ヶ仙が正面に迫ってきて好きなルートです でも林道は暑いでしょうね と説明する お礼をいい山頂に向われた

 1198mピークを経由しBコース分岐に出る 分岐からは急な下り勾配が続くのでストックを取り出しセットする 岩のある所でホツツジ ママコナが咲いていたがあとは樹林の中のルート花は見られなかった 降りてゆくと渓流の音が聞こえて来る それが両側から聞こえてくるようになると登山口は近い

 登山口に降りる 草が繁っている中 ストックで草を分け足元を確認しながら歩いてゆく 繁っている草の中に オトコエシ テンニンソウ フシグロセンノウ ツリフネソウ ミズヒキが花を咲かせていた



アプローチ
 いつものように429を走る 旭川ダムはいつもの美しい水の色が戻ってきた 旭町を過ぎ休み乢トンネルを越える 泉山はぼんやりと霞んでいる 県道159を経由し久米で181に乗り、院庄で179に乗る 雲井山トンネルを抜け奥津中学の所(泉山登山道と書いた小さな標識がある)を右折、直進気味で登ってゆき 泉山登山口と書いた標識の所を左、左、右と曲がり神社の鳥居の駐車場に駐車