大山三鈷峰 雨に降られ上宝珠で下山

標高 1516m    難易度 ☆☆☆    登り*110分(宝珠越上宝珠まで) 下り*65分(上宝珠から砂すべり)  鳥取県
倉敷からの距離   145Km        登頂日 2003/09/03  ガイドブック  写真 音訳日記削除

中の原9:58−10:21ロープウエイ終点−10:25花10:30−10:43宝珠山−10:50下宝珠越え合流点−11:10写真11:13−11:16中宝珠−11:20雨−11:25立ち話11:31−11:58上宝珠12:05−12:34遭難碑−12:42元谷−13:10中の原

登山
 9月に入ってもはっきりしない天気が多い、予報を見て大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)を訪ねたが雨に降られ途中で下山

 駐車場の周りにもシシウドが咲いている 登山支度を整えゲレンデを登る 雲っており太陽の日差しを受けないので済み随分と楽だ 今日もゲレンデの草を刈っているゲレンデを維持する事は結構大変だ 草刈り機による切断を免れたヘラオオバコやゲンノショウコが花を咲かせている

 ペース良くロープウエイ終点に登る 考霊山はガスがかかっているが弓ヶ浜は見える

 登山道に入る 笹の葉を払いながら登ってゆく やがて笹の葉の攻撃が無くなる アケボノシュスランを見つけた 名前がなかなかわからなかったが後日森林公園で写真を見てこの花とわかった オオカニコウモリ アキノキリンソウ シロヨメナが花を咲かせている

 宝珠山を越え下宝珠越えに降りる途中に 新しいルートが出来ていた阿弥陀滝に行くルートだろうか? 曇っているが蝉が鳴くジーーーといつまでも鳴いている 何という蝉だろう

 下宝珠に出る 大神山神社から登ってくるルートと合流する そのルートの両脇にアキノキリンソウが出迎えている ソバナがまだ花をつけていた ブナ林にガスがかかったり消えたりしている ガスの中のブナ林もなかなかいい ホソバノヤマハハコ ホツツジが花を咲かせている

 中宝珠越えを過ぎ少し登った所で雨が降ってくる 雨が降るとは思っていなかったのでビックリ でも樹林の中なので雨足が聞こえるものの直接降りこんでこない すぐに止むだろう 山で雨に降られるのは実に久し振りだなと思いながら進む 男の方お1人が降りて来られた 途中まで登ったが雨が降ってきたので下山するとの事 私はここまで来たので砂すべりから降りると言い別れる 間もなく雨は殆どやむ ガスに煙る山並みもいいものだと景観を楽しむ サラシナショウマ トモエシオガマ ダイモンジソウなどの花も顔を見せてくれる

 雨は止んだものの草木は濡れておりずぼんは随分濡れてしまった 上宝珠越えからユートピアへのルート 更に山頂へのルートは草木が繁っている中を抜けてゆく必要がある 雨具を着て登らないとびしょびしょになってしまうだろう そんな中を登るのは避けて 今日は上宝珠越えで下山する事とした

 上宝珠越えで写真を撮っていると また雨が降り出しすぐにやむという不安定な天気 分岐を砂すべりに向って降りて行く 足元が濡れており慎重に降りて行く 結構急な下りであり緊張しながら降りてゆく キュウシュウコゴメグサ クサボタンがルート脇に咲いていた そして砂すべりに出る

 あれ? ルートが無い 砂すべりには先人が降りたルートがあるのだがいつもと様子が違う 細かい砂が流され 随分と荒れている 急な斜面をお尻をつきながらこわごわ降りて行く 荒れている模様をカメラに収めようとしたがフィルムは最後になりフィルムの入れ替えをこの場で行うには砂だらけの手ではリスクが大きすぎるので断念し カメラが砂にまみれないよう留意しながら降りて行く 通常は細かい砂で覆われ段差が出来ていないのだが 砂が流され段差が露出している状況を1枚だけ撮る事が出来た 大雨が降ったりするとこのような状況になるようだ

 なんとか無事下山する

 元谷に出 道路工事用の道路を降りて行く 下宝珠越えルートからの下山道と交わる所でなんと先程出会った男の方と再会 時間を決めて待ち合わせしてもこれほどピッタンコに出会える事はまずあるまい お互いびっくりしそして再会を喜ぶ 中の原から登られたとの事であとはご一緒に降りる 安来から来られた 天気予報を聞いてきたのにと同じような事を言われておられた 大山三鈷峰に登られるのは初めてと話されていた


アプローチ
 いつものとおり180号を北上し明地峠を越え鳥取県に入る 雲がかかり峠から山並みを見る事は出来ない 舛水ヶ原に向う途中路面が濡れている所が見られた 天気予報は曇りだが降水確率は低かったので雨の心配はせずに進む 大山寺の旅館街を過ぎると道路脇にシシウドが一面に花を咲かせている 中の原に駐車