牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m 
難易度 ☆     登り66分 下り54分 縦走46分  広島県
倉敷からの距離    137Km        登頂日 2003/09/15   ガイドブック  写真 音訳日記削除

六の原駐車場10:37−10:50「伊良谷山2.3Km」道標−10:51白樺10:56−11:17牛曳滝−11:30花11:35−11:53牛曳山尾根分岐−12:02伊良谷山鞍部−12:09伊良谷山山頂12:11−12:41毛無山山頂13:09−13:18分岐花13:22−13:26分岐0.1Km−13:29ききょうが丘−13:33合流0.3Km−13:37出雲峠−13:42花畑14:08−14:33駐車場

登山 
 この所天気が安定している 出雲峠のマツムシソウを見に比婆山系を訪ねる どのルートを選ぶか迷ったが日差しを受けた白樺林も見たいので、牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)を縦走し出雲峠に降りるルートを選ぶ
 管理棟に行き気になっていたききょうが丘の情報を得る 展望のいい丘 キキョウは昔は随分咲いていたが今は咲いているのを見つけられればいい程数と減っているとの事であった 名前からキキョウが群生しているのかと思ったがそうでは無いらしい

 車に戻り 登山の支度をする 駐車場の周りにゲンノショウコが咲いている 自動車道を歩き牛曳山登山口に向う アキチョウジ ネジバナが道路脇に咲いていた

 車進入禁止のチェーンを跨ぎ登って行き、少し登ってから牛曳山登山口に入る そこは白樺林である しらかんばと書いてある 調べてみると白樺の別称との事であった 白樺林は雲の合間から日が差し込み 樹肌の白が浮き出て美しい 何枚かカメラに収める 白樺林を過ぎ登山道を登ってゆく アキノキリンソウ オクモミジハグマ キバナアキギリ アザミ セリなどが花を咲かせている

 牛曳滝から少し登りが急になるがすぐになだらかなになりブナ林の景観を楽しみながら登ってゆく ルート脇にはミヤマヨメナがびっしりその名残を留めている トチバニンジン アキチョウジ キバナアキギリ オクモミジハグマ カニコウモリ ツルニンジン キクバヤマボクチなどを見つける事が出来る オオバギボウシもその名残を留めている 牛曳山尾根手前でワレモコウが咲いていた

 牛曳山の尾根道に出る 薄墨色の山並みが見える 尾根道を伊良谷山方面に向う ナデシコ アキノキリンソウ カニコウモリ セリ ホクチアザミ マツムシソウ ハギ ホツツジ ツリガネニンジン サラシナショウマと結構色々な花が顔を出す サラシナショウマは白い大きい花 樹林の中で咲いていても目立つ

 分岐を過ぎ伊良谷山へのなだらかな登り ホクチアザミ ヤマラッキョウ ツリガネニンジン オミナエシ ワレモコウと花があちこちに顔を出す

 伊良谷山で記念写真を撮る 比婆山系の山並みが広がる ここから毛無山へのルートも花が多い オケラ マツムシソウ アキノキリンソウ ホクチアザミ オミナエシ シロヨメナ アケボノシュスラン サラシナショウマ アキチョウジ ツルニンジン キクバヤマボクチ オオカニコウモリなどが次から次と顔を見せてくれる そして毛無山山頂に出る 途中何組かの人とすれ違った

 毛無山山頂は草原になっている マツムシソウが群生している所に近づいてみると足元にセンブリやリンドウが顔を出している 蕾をつけた状態のものが多い ワレモコウ ススキ アキノキリンソウ ヤマラッキョウもあちこちで顔を見せる ワレモコウは咲き始めなのだろう色がういういいしい ツリガネニンジンも見つけた 山頂の花々をカメラのレンズを換えたりしながら写真に収める

 昼食休憩をとった後 出雲峠に向けて下山する 分岐の直前にトリカブトが群生している所がある 今年も花を咲かせていた 良く見るとツルニンジンも随分花を咲かせていた

 分岐からききょうが丘へ出るルートに向う 少し登りだ ききょうが丘0.1Kmと記した標識がありそちらに向うすぐに丘のような所に出る 毛無山が前面に大きく見える マツムシソウ ワレモコウ オミナエシが咲いていた 出雲峠から毛無山への登りの途中にききょうが丘と書いた標識が新しく設置されているのを知っていたのでききょうが丘を周遊する新しく出来たルートと判断し降りてゆく 結構急なくだりだ 登りにこのルートを選ぶと大変かも知れない ルートを降りてゆくと広いルートに合流する 合流点にききょうが丘0.3Kmの標識がある

 ルートを降りて行き出雲峠に出る 泉山で覚えたクロバナヒキオコシが咲いていた キバナアキギリ アキチョウジ シロヨメナ ゲンノショウコ ツリガネニンジン ニガナ アキノキリンソウなどが咲いているのを見てマツムシソウの咲いているお花畑に向う

 咲いていました 斜面一面にマツムシソウが咲き ワレモコウも顔を見せる なかなか写真で表現するのが難しいが何枚か写真に撮る あれ!ウメバチソウも咲いている 小高い丘の近くにウメバチソウの蕾が星を散りばめたように小さな白い点々をあちこちに見つける事が出来る マツムシソウだけでなくウメバチソウも群生しているのだ

 カメラで写真を撮っていると次から次と人がやってくる 皆ここを目標に訪ねてきているようだ 花を存分に楽しみお花畑を後にする 少し降りた所でマツムシソウを見て わ!マツムシソウだ!と声を出しておられた方がいたのでもう少し登って行かれるとこの何十倍もの規模で咲いていますよ ウメバチソウも咲いていましたよと声をかける

 管理棟に向けて降りてゆく途中アケボノソウ ギンリョウソウモドキを見つけた


アプローチ
 日差しを受けながら180号の高梁川沿いを走る 穏やかな川の流れが青空を写し美しい 新見から182に乗り東条に出 東条から314に乗る 東条の市街部の国道整備が進み駅前の道から314に乗れる 183との三叉路から県民の森の標識に従い県民の森の駐車場に停める 今日はかなりの車が駐車している