下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り76分 下り61分  岡山県
倉敷からの距離   117Km        登頂日 2003/09/26  ガイドブック  F写真 音訳日記削除

犬挟峠10:30−10:40尾根−10:50三合目−11:02五合目−11:11雲居平−11:20七合目−11:27八合目−11:35九合目−11:46下蒜山山頂12:07−12:15九合目−12:26八合目−12:32七合目12:35−12:40花12:46−12:47雲居平−12:53五合目−13:03三合目−13:10尾根−13:17犬挟峠

登山
 連日の雨があがり予報通り青空が広がる、今日は下蒜山(1105m)を訪ねる

 登山支度をする 太陽の日差しが直接降りかかる 23℃とは言え気温はぐんぐんあがっているのだろう相当暑く感じる 駐車場からすぐに樹林帯に入る 樹林帯に入ると実に爽やかだ 木漏れ日で木々が輝き 雨上がりで緑が美しい 小鳥達のさえずりも聞こえてくる そーと風が流れる 実に気持ちが良い 樹林帯の中は花は少ないがキンミズヒキ シロヨメナ サンインヒキオコシなどがぽつぽつと顔を見せる 足元がつるつるで滑り易い 注意しながら登ってゆく

 尾根に出る 登りがきつくなる 斜面が滑り易いので足場に注意しながら登ってゆく 下山時は注意が必要だ アザミ ツリフネソウ サンインヒキオコシ シロヨメナ ホクチアザミ タムラソウ アキノキリンソウなどに出会ったが花は少ない

 樹林帯を抜け草原のルートになる 五合目の標識があり前後して花が顔を出す ワレモコウ サンインヒキオコシ マツムシソウ ウメバチソウ オミナエシ キンミズヒキ アキノキリンソウ イブキトラノオ ナデシコ リンドウ ツリガネニンジン オケラ ハギなどが咲いている ススキは穂が出てはいるがまだ白い花は咲いていない 雲が出太陽の日差しが遮られる このまま山頂まで行けたら快適だ

 雲居平から見る尾根道は好きな景観の一つだ ススキの穂越しにカメラに収めてみる サンインヒキオコシが主であったものがマツムシソウが多くなり セリ ホクチアザミ アザミ ウメバチソウ ヤマラッキョウ リンドウが顔を見せる ウメバチソウの白い蕾も見つける事が出来る

 尾根道はゆるく左にカーブする この辺りはいつもじめじめしている そのせいか植生も異なりイヌタデ イブキトラノオとタデ科の花が顔を出す タンナトリカブトも見つけた

 また 日の当る斜面になりマツムシソウをメインにした花が顔を出す 七合目の手前にマツムシソウ ウメバチソウが小さなお花畑を作っている 比婆山系の出雲峠とは比べ物にならないが元気に花が咲いているのを見ると嬉しい

 七合目を過ぎると なだらかな草原のルートが終わり 傾斜がきつくなる ヤマラッキョウの数が増えてくる ジグザグに作られたルートを登ってゆく 折り返しの向きによって日本海の景観が見える 八合目の標識から直登する形でルートを登ってゆく 九合目の手前で前を行く団体に追いついた ルートを空けて戴きお礼を言いながら登って行く 九合目を過ぎると傾斜が緩くなる ここには花が咲いているかと期待していたが少ない イブキトラノオ アキノキリンソウがルートを案内するようにぽつぽつと咲いていた

 山頂に出る 山頂には3名の方が昼食休憩を取られていた ガスが出て中蒜山も見る事が出来ない ススキの原を背景に記念写真を撮る 着替えと昼食休憩をする 休んでいる間に先の団体が到着する8名だ岡山からジャンボタクシーで来られた由 車酔いをされた方がいてきつい登山だったがなんとか山頂まで着いたと喜んでおられた

 お先に失礼し下山する おっととっと滑る事滑る事 とんとん拍子で降りて行けるルートであるが足元がつるつる 登る時は気がつかなかった 下りは容易では無い ストックの先を出し地面をホールド出来るようにして一歩一歩降りて行く 八合目を過ぎれば快適なルート 目星をつけた花の写真を撮りながら降りてゆく 五合目を過ぎ樹林の中の急斜面も滑りやすい ここも注意しながら降りてゆく 下山とはいえこうした降り方は結構エネルギーを使うようだ 額から汗がたえずぽたぽたと落ちてくる 速い時は40分を切るタイムで下山出来るものを1時間を要し無事下山した



アプローチ
 いつもの通り429を走る 足守を過ぎた辺りで黄金色の稲田の溝に沿って彼岸花が赤い帯びを見せる いつもながらの景観だが彩り鮮やかで美しい 旭町で県道30に入る 旭川の水面が鏡のように空を写し、山並みを写し出す そして落合で313に乗る落合から勝山の旭川も美しい 川面を踊る流れは躍動感を与えてくれる 好天を喜び水達が踊っているようだ 湯原からトンネルを抜け中和村に入る また旭川の流れを見る事が出来る 川幅は狭くなり趣を異にする 川沿いに一面にススキの白い穂が秋の景観を見せてくれる どの景観も太陽の光を受け活き活きと輝いている

 蒜山の気温は23℃爽やかな季節となった 犬挟峠には4台駐車