後山行者コース



標高 1345m    難易度 ☆☆     登り118分(行者コース) 下り78分(大馬鹿門コース)   兵庫県
倉敷からの距離   116Km        登頂日 2003/11/01   ガイドブック  F写真 音訳日記削除

なめらの行者10:42−10:48登山口−11:00三の沢−11:02駐車場−11:04ニの沢−11:07不動の滝−11:18鐘懸の行者−11:20石小屋_2000m−11:28分岐(大馬鹿門コース分岐)−11:33一の沢−11:36分岐(一般コース分岐)−11:42ロープ−12:00股のぞき12:02−12:11行者窟−12:20大覗きの行場−12:22熊落し行場−12:33合流_330m−12:42山頂13:04−13:21大甑山(おごしきやま1000m)=大馬鹿門−13:35写真13:38−13:40滝−13:50合流(行者コース)−14:03不動の滝−14:07駐車場−14:16登山口−14:25なめらの行者

登山
 今日は後山(うしろやま1345m)の行者コースを訪ねる 紅葉に期待がかかる

 なめらの行者から自動車道を登って行く マムシグサが特徴のある実をつけているそう言えば5月に訪ねた時にホソバナンテンショウが花を咲かせていた事を思い出すルート脇に赤や黄色に紅葉した木々を見る事が出来る 太陽が出ていればきれいだろう 黄色く紅葉したモミジの葉先が部分的に赤くなっている 紅葉した葉先の色合いの変化は見事だ 今度は紅葉している山肌が見えてくる 期待がかかる

 登山口から登山道に入る ブナやカエデがきれいに紅葉している 黄色が主だが赤く紅葉したものもあり目を惹く 元小屋跡を過ぎ二本の丸太を渡した橋を渡る 濡れており滑り易そう 蟹の横這い状態で注意しながら渡る そこを過ぎると駐車場に出る

 駐車場にはすでに6台駐車 駐車場の周りにも赤く紅葉した木があり美しい 二の沢・不動滝と登って行く 不動滝を見上る 紅葉した木々が見える 不動滝から登った地点がいつも見事に紅葉している場所 期待通りカエデ ブナ シイなどの木々が見事に紅葉している 赤く紅葉した葉 紅葉が始まり薄っすらと色づいた葉など実に見事だ 太陽の光が無いのがうらめしい

 杉の樹林を抜け石小屋に来ると今度は 黄色を主とした紅葉 ブナもある 大馬鹿門コースとの分岐を左にとる 石がごろごろしたルートとなり一の沢に出る ここも黄色を主にした紅葉 黄色く紅葉した木々が谷を囲む 一の沢を過ぎ 左手にルートをとり登ってゆく 小さな滝がありその先が分岐になっている

 分岐には一般道1600m 行者コース980mと表示されている ここを右にとり行者コースに向う

 ここからルートが厳しくなる 迷い道に入らないよう左手上に注意しながら登ってゆく 足元注意の表示を見てその先にロープがあるのを確認し 左手の方向に登ってゆく このルートを遮っていた倒木は取り除かれていた ロープに沿って登ってゆく 今日は足場も良く ロープを使わなくても登れた ここを8分要した この辺りにも赤く紅葉した木々が有る ここで紅葉した木々を見るのは初めてのように思う 急峻な景観とマッチしている

 足元を見たり 景観を見たりして登ってゆく 廻りの行者とか胎内くぐりとか奇岩があり最大の難所の股のぞきの岩場にかかる 当初はここを登るのに随分と難航したが大部コツがわかりそう時間をかけずに登って行けるようになった ここからもまだ厳しい登りでロープが連続している 滑りやすいところもありロープをしっかり確保しながら登って行く 行者窟あたりに来ると落葉しており紅葉はこの辺りで終わりかなと思うと その先の大覗きの行場ではところどころに紅葉した木々が残っていた

 熊落しの行場を過ぎるても急な登りは続く ロープはないが熊笹を掴みながら急な登りを押し上げてゆく そして一般道と合流する そこで下山される2人連れと出会う お2人もここから登ってきたが下りは心配なので一般道を降りると言われていた ええ その方がいいですよと話す 私もここを降りる気持ちにはなれない

 合流点に来るとほっとする 勾配も緩くなり足も軽くなる ガスが流れてゆく やはり山頂付近はガスがかかっているのだなと思いながら登る そして山頂に出る 山頂は結構な賑わい 行者コースを登られた方 岡山のキャンプ場から登られた方等と滅多にない賑わいだ

 山頂から三室山など兵庫県側はわりと視界がきくが岡山方面はガスがかかって駒の尾山ですら見えない 休んでいる間にスーとガスが消え 駒の尾山が見えてくる また見えなかった氷の山の山裾が見えるようになってきた 氷の山が見えてきたと喜ぶ声が聞こえる そして太陽が時折顔を出してきた これは嬉しい 下山ルートに考えている大馬鹿門コースに紅葉の良いスポットがある そこで太陽の日差しを待とうと急いで下山する事に

 大馬鹿門コースの下りは一本道なのだが枯葉でルートが埋もれており途中でルートを失ってしまった こんな筈はないとすぐに気がつき尾根に向かいすぐルートを見つける 尾根を外さないよう留意すると良い 大馬鹿門のある大甑山(おごしきやま)が標高1000m この辺りに来ると紅葉した木々を見る事が出来る 太陽は出たり陰ったりしているなんとか太陽が顔を出していますようにと願いながら降りて行く

 ジグザグのルートをとんとんとテンポ良く降りて行く ルート表示が増えており心配ない 山を巻くようにして緩やかなくだりになると紅葉した木々が顔を見せてくれる 陰っていた太陽の光が射し込み周辺が急に明るくなる この変化は実に心憎い そして紅葉のスポットに出る 木々が太陽の日差しに輝き実に美しい 日が陰るのを心配しながら写真撮影を楽しむ

 幸い日が陰る事なく紅葉を楽しみ 気分も軽く下山する 不動滝の上の紅葉も期待していたが そこは山影になり太陽は出ていたものの紅葉した木々には日差しは得られなかった

 駐車場から今度は自動車道を降りる 自動車道から大馬鹿門が見え その周辺が紅葉しているのが見える 降りてゆくと角度がかわり山頂に続く山肌が見え 行者コースと思われる山肌に赤系統の紅葉を見る事が出来た



アプローチ
 今日は土曜日 国道2号の流れは順調大きな渋滞も無く県境のトンネルを抜け兵庫県へ 県境から少し走り上郡の標識を県道5号へ左折する 上郡市街を過ぎ千種川を渡ってから373を左折し北上する 智頭鉄道を右手に見てすぐに久崎三叉路の信号を南光町方向へ右折する 千種川沿いを走り南光町に出179を少し走り 県道53へ左折 次いで県道72に乗りまた千種川沿いを北上してゆく 道の駅千種の行事案内板に11/3後山閉山登山と記載があった 道の駅を抜けると後山山頂が見えて来る 天候は曇り 山頂付近にはガスがかかっている 千種の市内を抜け 千種川沿いを走り考霊山登山口に そこから林道をなめらの行者まで車を入れ道路脇に駐車