櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り87分 下り69分   岡山県
倉敷からの距離   90Km        登頂日 2003/11/26   ガイドブック  F写真 音訳日記削除

駐車場10:09−10:47五合目−10:58六合目−11:05七合目−11:08分岐−11:16天狗の森−11:26八合目−11:31九合目−11:36山頂11:44−11:50分岐−12:09渓流渡る−12:10渡る−12:15渡る−12:20丸太橋−12:23丸太橋−12:25林道−12:26渡る−12:29丸太橋−12:38竜頭の滝分岐−12:53駐車場

登山 
 櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねるのは久し振り データを見ると11月に登るのは初めてだ  

 登山道を登ってゆく ルートには落ち葉が積もりカサカサと落ち葉を踏む音をさせながら登ってゆく まだ秋が残っており色づいた葉が彩りを見せてくれる 毎年スカイウオークという登山フェステイバルが10月に開催されている為か登山標識が更に整備されている 櫃ヶ山登山道と記した新しい標識が設置されていた

 このところぐずついた天気が続いておりルートはかなり緩くなっており滑りやすい場所がある 五合目から勾配がきつくなり足場が緩いのでルート選びが大変 一度滑って手をついてしまったがお尻をつくと泥んこになってしまう 下山にここを降りるのであればアイゼンが必要だ 笹が生えているルートの端を選び 笹を掴みながらなんとか登ってゆく 六合目に新しく標識が設置されていた

 七合目辺りでまた登りがきつくなる そう長くはない ここでもスリップし手で受けた 雲行きはますます怪しい 風も結構強い

 分岐を天狗の森へ向う 樹林帯に入ると風がなくなり先ほどの風が嘘のようだ このルートは雪の時が美しい 雪のシーズンに備えてルートを確認しておく

 天狗の森はすっかり晩秋の景観 雪に備え木々は身を軽くしている 天狗の森の社には大きな下駄が奉納されていた 社を過ぎると大きなカツラの木がある この周辺で護摩供養が行われる つい一月前は賑わいを見せていたと思われるが今はひっそりとしている 天狗の森には苔が生えた岩がごろごろしている 苔の緑が結構美しいなと思っているところに太陽の陽射しがふりそそぎ色を引き立ててくれる

 天狗の森から尾根に出て直登ルートと合流する ここにも八合目と新しい標識が設置されていた 八合目からの登りもぐちゃぐちゃのルートで大変 樹林の中に踏み後があるのを見つけそちらに逃げなんとか登る 九合目からの登りは丸太の階段が出来ており丸太を足場にして登ってゆく 足を滑らすと困るなと用心しながら登る そして山頂に出る

 山頂には誰もいない 先ほどの陽射しはほんの一瞬で雲は厚く風も結構ある 遠望はきかず蒜山がうっすらと存在がなんとかわかる程度 2003年スカイウオーク記念ポールがあり登頂を記念したメモが書かれている それ以前のものは撤去されていた

 すぐに下山することに 下山は竜頭の滝の方向に降りて行く 尾根を降り昔のルートの入口に下山ルートは200m先からと変更になった旨標識がある 昔の尾根ルートは笹が繁り ルート跡はすっかり覆われていた こうして見るとルートを維持するのは随分と大変な事だ

 尾根を行くと男女二組4名のパーテイが尾根道で昼食をとっておられた お鍋を用意してラーメンを作っているようだった 匂いがしませんでしたか? と問われたが風向きがずれており匂わなかった ここだと風が避けられていいですね お先に と挨拶し下山する

 下山ルートはルートがまだ新しい為か登ってきたルートのようなぐじゅぐじゅの所は無い でも結構緩いので足場に気をつけ降りてゆく 渓流の音が聞こえてくるようになり、そして渓流に出る 渓流を何度か渡り渓流沿いを降りてゆく 以前訪ねた時にルートを塞ぐようにしていた倒木はすっかり撤去されていた

 星山からの林道が伸び 林道を横断する形でルートが出来ている 林道はどこへ伸びているのだろう 下山道を降りて行く ここでトラブル発生 なんでもないところでどうしたはずみかスリップああ泥だらけになってしまうとなんとか体勢を整えるがダメでころんでしまう そして転んだ先がルートを外れごろごろと2mほど下に転がる 転ぶ反動でリュックが大きく振られその勢いで回転したようだがどのように転がったかわからない 幸い2mほどで停まる まずカメラが気になったが若干土がついたりしていたが支障は無さそう ああ良かった 急な斜面なのでどうやって上に登ろうかと廻りを見るが適当な所は無さそう 仕方がない 転んできた斜面にとりつき木の枝に掴まったりしてなんとかルートに戻る きっと脇見でもしていたのだろう 何でもないようなところに落とし穴がある 泥だらけにならず却って幸いした

 竜頭の滝への分岐にも新しく標識が出来ている 登山口の方向へ直進する

 太陽の陽が射してきた 空を見ると青空が広がっている 秋の名残がその彩りを見せてくれる ルートから国道を挟んだ向かいの山並みの山肌が美しい色を見せてくれた

 登山道で遠望鏡が落ちているのを拾った 舗装道路にかかるすぐ手前である 登山口の登山届を出す箱の横に置いておいた 落とし主に戻る確率は少と思いつつ



 真賀温泉の湯を楽しんで帰宅する 真賀温泉の入湯料は普通湯が150円 幕湯が250円 幕湯の所が泉源となっている


アプローチ
 全国的に晴れとの予報で出かけたがどうも雲行きが怪しい 倉敷を出た時から雲が厚く覆っている いつものコースで429を走る 加茂川のあたりで薄日が射し 期待されたがすぐに薄日は隠れる 旭町から県道30で落合に出て313に乗る 前方に山並みが見えてくるものの雲行きはますます怪しくなる ラジオでは県南部は青空が広がっていると伝えているが、県北部は寒気の影響で雲が出易く所により雨との事 降られなければいいのだが 駐車場には1台駐車