塩釜ロッジ駐車場10:40−10:48一合目−10:55二合目−11:02三合目−11:10四合目−11:16五合目−11:22六合目−11:30七合目11:32−11:35くさり−11:43八合目−11:48尾根分岐−11:53山頂12:01−12:05尾根分岐−12:10八合目−12:18七合目−12:23六合目-12:27五合目−12:30四合目−12:35三合目−12:40二合目−12:46一合目−12:53駐車場
週間天気予報を見ると今日を逃すと今週はチャンスが無さそうだ 県北は曇り時々晴れだが降水確率は低いので中蒜山(なかひるぜん1123m)を訪ねる事に 帰路はまた湯原温泉にでも寄ろう登山支度をしてロッジに声をかけ出発する 今のシーズンではお客が来るのだろうか心配される ロッジ手前の野菜や果物を売っている店があるがそこも店を開く準備をしておりいってらっしゃいと声をかけて戴く
大部気温が低くなっているのだろう身が引き締まる感じがする リュックを背負うと一枚コートを着るようなもので少し暖がとれる 冬用の手袋も持ってきてはいたがまだ軍手でいいだろうと手袋は車に置いたまま出発する
時々薄日が射し この様子なら大丈夫そうだと枯葉を踏みしめながらルートを登って行く 一合目の標識から山道に入る 沢を3回ほど渡ると二合目の標識 そして三合目にかかると登りが急になってくる この辺りで汗が出だす 夏場と比較すると倍以上汗が出るまで時間がかかっている それは何故かな? 発汗スピードと蒸発スピードとの関係があるだろうなどとどうでもいいことのメカニズムを考えたりしながら登って行く
五合目手前で蒜山の町並みが見える個所がある そう思って振り返ると今の時期は樹間からも町並みを見ることが出来ることがわかった ルート脇に雪が残っている 降っては消えながら次第に根雪になって行くのだろうと雪の世界が直前に来ている事に思いを馳せる
五合目に石の社がある ここで登りが緩やかになり一息いれ次に備える 雲行きがおかしくなり 小雪が舞いだした 突然ものすごい風の音 ゴウゴウと恐ろしい音をたて吹いてきた 思わず地面に身体を伏せてしまう 樹林があるからすごい音がしたのだと気持ちを鎮め 登りにかかる
六合目ではまた登りがきつくなる 雪も次第に多くなってくる 七合目のところでリュックカバーを取り出しカメラを保護する この辺りに来るとルートも薄っすらと白くなっている まだ雪の上を歩いている感じはしないが樹木の根には積もっている そこは滑りやすいだろうなと足元に注意しながら登って行く 風は相変わらず強い 樹林を抜けてひどかったら引き返そうかなと思いながら登ってゆく 七合目を過ぎた所に鎖があったが鎖を用いずとも登って行ける
八合目を過ぎると樹林から抜ける 風は無い 不思議な思いをしながら急斜面を登って行く 今は足場がありそこを階段のようにして登って行けるが雪に覆われると壁のようになり登るには技術が必要だろう 雪の時は遠慮している
そして尾根に出る 尾根道は薄っすらと雪化粧 踏み跡がわかる程度の雪 これまでの急登から解放され足が勝手に進む その勢いで山頂に出る
山頂は誰もいない 風が強い ここではとても休めそうも無い 風が落ち着いたのでこれ幸いとかじかんだ手でカメラをなんとか三脚にセットしたまでは良かったがタイマーで写している間にまた吹きだし 三脚は倒されてしまう あやうく押さえたが写真はどこを撮っているだろう
強い風の中では作業が出来ないので荷物を抱え避難小屋の裏で風を避けながらセットしたカメラを外したりして下山の準備をする 避難小屋には入らなかったが中から話し声が聞こえたので何人かのパーテイーが休まれているようだった 軍手は雪や汗で冷たくなってきた 冬用の手袋を持ってくれば良かった 早く下山し温泉に入ろう
登ったルートを戻る 割と足場がしっかりしており滑る事も無くテンポ良く下山する あっと言う間に駐車場に
湯原温泉に向う 道路は濡れている 雨が降ったようだ 山を見ると雪雲だろう山を取り巻くようにしており 山頂は包まれていた
湯原温泉はお1人の方と入れ替え 今日はお1人でしたかと挨拶を交わす 寒くなった為かいつもより温度が低目 丁度良い ゆったりした気持ちになりつい歌が出るそうこうしている内に何人か入浴される 湯舟が3ヶ所あり私が入っている所が一番温度が高い 岡山から来た方からこの近くに温泉はと聞かれ真賀温泉を紹介した 岐阜から来られたご夫婦連れ 折角来られたのだからと奥さんに入浴を勧め、気持ちがいいと喜んで貰えた 3人連れの女性グループ等々と次々に入浴されていた着替えながら湯船を見ていると女性3人連れが写真を撮っているので ご一緒の所を撮ってあげましょうかと声をかけシャッターを押してあげた 自分が裸だと声をかける勇気は無かったが・・・
県南部は晴れ時々曇りの予報 青空が広がり雲一つ無い こうした空を見ると雲っているところがあるのだろうかと思われるほどだ 今朝はこの冬一番の冷え込みとラジオが伝える 国道沿いの畑に霜が降り白くなっている 県北に進むと倉敷とは寒さのレベルが違うのだろう 畑の白さがその違いを表している429で旭町に行き 県道30で落合に出る 橋のたもとの温度表示は5℃ 落合から313に乗り 久世 勝山と走る この辺りから雲が出てくる それでも雲の占める割合は半数以下だろう 温度表示は4℃ 313を北上する 真賀温泉 足温泉を抜けると櫃ヶ山が見えてくる まだ雪は無い 登山口には5台駐車していた
313を更に北上 湯原を抜け 中和村に出ると雲がまた一段と増えてくる それでも所により薄日が射している 蒜山での温度表示は3℃ 山並を見ると日陰の部分に白いものが見える 雪なのだろう
313から482に入る 下蒜山登山口を過ぎしばらく行くと塩釜冷泉の案内標識があるのでそこを右折 塩釜ロッジの駐車場に駐車する 登山で長時間駐車する場合はロッジに声をかけてくださいと書いた新しい大きな標識が立っていた