駐車場所10:56−11:08登山口11:10−11:38三合目−11:55五合目11:56−11:58展望場11:59−12:33八合目−13:13分岐−13:30上蒜山13:50−13:59分岐−14:16八合目−14:31展望場−14:32五合目−14:38三合目−14:52登山口−15:00駐車場所
昨日から高気圧が広がり、今日は全国的に快晴との予報 上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる輪カンジキを履いて出発する 今日は休日だし、こんな天気の良い日は登山者は多いだろうなと思っていたが牧場に向う路面には足跡が無い 前方を見ると登山ルートとは違ったルートを5,6名の方が歩いているのが見えた ルートを間違えているのだろうかと思いながら登山口に向う
牧場の柵がある所(柵は雪に埋もれ頭がわずかわかる)で先程の人達の足跡とクロスする 登山口に向うルートにも足跡が見えるのでさっきの人達はルートを間違えたのでは無く 雪の原の散策を楽しんでいるようだと理解する
登山口の景観もなかなかのもの 形の良い木々を前景とし樹林帯があり冠雪した山肌が迎えてくれる 登山口でジャケットを脱ぎリュックに入れ樹林帯に入って行く 足跡がありそれを追ってゆく 雪は適度な手ごたえがあり歩きやすい ルートは踏まれており新しい足跡もある 新しい足跡は長靴だろうか輪カンジキもスノーシューも履いていない それでもそう埋もれることなく続いている
足跡は夏山登山道のルートを外れている 左側の斜面を登っている 外れているのはわかっていたが足跡を忠実に追ってゆく スキー場が良く見える なるほどこちらのルートは視界が広い このシーズンならと感心しながら登ってゆく 結構傾斜は急汗がたらたらと流れる 気温があがっており手袋をインナーとアウターの両方ををするまではないのでインナーを脱ぎ ズボンのポケットに入れて登る この状態では落とすといけないなと気がついた時にはすでに左手の手袋を落としていた 帰路にでも探そうとそのまま登る 長靴と思われる足跡はスノーシューに履き替えたようだ足跡が変っている
三合目と思われる標識が右手に見えてくる ルートはそのまま登っているので何合目なのか確認出来ていない 少し登ると傾斜は緩くなり夏山登山道のルートと合流する 雪質は良く 順調に登ってゆける また傾斜がきつくなり五合目の標識を経て 見晴らしの良い所に出る スキー場は眼下に小さく見え高度を稼いでいるのがわかる 三平山 皆ガ山等の山並みや蒜山高原の景観が広がる
尾根道を登ってゆく ゆるやかな登りで 美しい雪景色を楽しみながら登って行ける 六合目と思われる所で男性お1人が休んでおられた ルートをつけて戴いたお礼を言う 私は今日はここまで、先に登っている人がいますよ と 教えて戴く 六合目の標識は雪に埋もれて見えない
少し行くと前方に八合目に向う斜面を登っている方が見える 足跡を追いながら登って行く 先程の方の足跡もそうであったが足跡を忠実に追うには歩幅が違う 結構歩幅が広い 幸い足跡を外しても雪に埋もれる事は無いので適宜マイペースで登って行く 気温が上がっている為か尾根に大きな雪の割れ目が出来ている 割れ目は2m以上の深さがあるだろうか 谷側はいずれ崩れ落ちるのだろうか
八合目に出る ここは大山の山並みが見えて景観の良い場所 だが今日は大山付近はガスが出て山並みを見る事が出来ない そのまま先に進む 少し進んだ所で先程の方が休んでおられた スノーボードを引きづりながら登っておられた ルートを作ってくれたお礼をいい あと少しですね お先に失礼しますと先に行かして戴く
ここからは新しい足跡は無いものの何日前のものかは不明だが足跡らしいものが見える また目的とする山頂も見えているのでルートの心配は無い 雪は適度な硬さがあり埋もれる事もなく歩いてゆける 順調に登って行ける それでも雪道はそれなりにハードである 小さなピークが幾つもあり あそこまで行けば分岐かなと何度か思ってはまだを繰り返す 景観はますます美しくなる 雪のブナ樹林はいい ついに見覚えのある尾根分岐だ 分岐の先に広がる斜面の景観に期待をこめ分岐に出る
期待通りの景観が広がる 今日は気温が上がっており樹氷は形成されていないが ブナ樹林は雪化粧をしており 目を楽しませてくれる 尾根分岐の標識はすっかり雪の中 先ほどの方もすぐ後ろにやって来られた
分岐を山頂方向に向う 右手に広がるブナ樹林の雪景色を楽しみながら山頂を目指す 雪はこれまでより埋もれるのが深くなってきた 天候が変り雪が降ってきた これまでは陽射しがあり暖かさが感じられたが景観は一変しおどろおどろしたものになる 山頂が近いのでそのまま突き進む そして山頂に出る 久々に時間内に山頂に立つ事が出来た
山頂に出たところでお1人の方と出会う こちらからも登れるのですか? ええ スキー場の先の川沿いから登って来られたとの事 足跡を追って行けば新しいルートを知る事が出来たのだろうが地図も何も持たずに足跡だけを頼りに降りるのは危険なのでその案はやめた 落とした手袋も探さないといけないし
降り出した雪は止みまた青空が出てきた 山頂で写真撮影をしていると先ほどの方が登って来られ 一緒に撮影する カメラを忘れ 使い捨てカメラを購入されたとかでシャッターを押してあげる 尾根分岐が山頂かと思っておられたとの事 私がどんどん行くのでここまでやってきたと話されていた スキー場では雨が降っているとも伺った、携帯で連絡を取られたようだ
山頂からは大山を樹間に見る事が出来るのだが今日は烏ヶ山がなんとかわかる程度でその先は見えなかった 先ほどの方は荷物を分岐にデポしてきたらしく、しばらくしてお先にと戻られた 私はそこで昼食をとり、山頂に立てた喜びを味わった後下山する
下山は順調 尾根分岐では先ほどの方が昼食をとられておられた お先にと挨拶して降りてゆく 八合目からの景観は登りの時より山が見えるようにはなってきたがやはり大山は見えなかった 大山の方角から雪雲がこちらに向っているのが伺えた
六合目辺りでまた空が暗くなり雪が降り出す 降ったり止んだり天候の変化は激しい 三合目手前から夏山登山道のルートから離れ 登ってきたルートを降りてゆく すでに少なくともお2人の方が下山しており 私が登ってきたルートがどれかわかり難い この状態では落とした手袋を見つけるのは無理かなと思っていた矢先 振り返って別の足跡を見たら黒いものを見つけた 少し登り返し黒いものを拾うと落とした手袋だった めでたしめでたしである
下に降りるに従い雪は柔らかくなり足が埋もれてしまう所もある 注意しながら降りる 樹林帯に入れば雪はしまり歩きやすくなる 下山時間を見ると夏山の時とそう変らない 順調に下山出来た
帰路湯原温泉を楽しむ 驚く事に着替える場所の棚が一杯 着替える人が空くのを待って衣服を脱ぎ入浴する 湯に浸かる時の気持ち良さ 何とも言えない
入浴しているとNHKが撮影に来られた 来週放映する予定との事であった
いつものように429を走る 全国的に快晴の割には倉敷には雲が多いと思いながら車を走らせる 走っているうちに次第に雲が少なくなり青空に変ってゆく あの雲はどこにいったのだろう 旭川ダムは今日も満々と水を蓄えている もうこれ以上水位はあがらないと思われる程で水没している潅木が見られる 旭川の景観が車の右左に広がる落合に入ると前面に真っ白な大空山の斜面が見えてくる 随分白い所が広く見える近づいてゆくと手前の山に遮られ見える部分がほんのわずかになる この部分が見慣れている部分だ 天気が良くなり遠望がききさっきの景観を目にする事が出来たものと納得する
勝山の市街地を抜け313を北上してゆくと道路脇に雪が所々に残っている 櫃ヶ山が見えてくる 真っ白とは言えないが雪を抱いている 登山口には7台程駐車しており登山支度している人達がいる
湯原に入ると道路脇の雪が増えてくる トンネルを潜り中和村に入る 真っ白に冠雪した仏ヶ仙が頭を出し 下蒜山 中蒜山が見えてくる 冠雪した山が見えて来るとそれだけで嬉しくなる 山がどんどんと近づいてくる
313から482に入る 蒜山の気温表示は6℃ 随分と気温はあがってきた 道路状況によっては回り道をしようかと思っていたがこの状態なら大丈夫そうだと判断し、塩釜冷泉の案内に従い右折し、道の駅の案内に従って進む 牧場に向う道に入り除雪されている終点に空地があったのでそこに駐車させて戴く