中の原9:11−9:33ロープウエイ終点−9:51宝珠山−9:54写真9:58−10:02下宝珠越え合流点−10:25中宝珠−10:58上宝珠−11:17ユートピア分岐−11:27三鈷峰山頂11:49−11:58ユートピア分岐=ユートピア=象ヶ鼻=周辺散策=象ヶ鼻=12:52ユートピア分岐−13:05上宝珠13:07−13:23遭難碑−13:29元谷林道−13:54中の原
今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)に、ユートピアのお花畑に期待される登山支度をしているとゲレンデを10名程の団体が登っている ユートピアを目指しているのだろうか 私も後を追う
ゲレンデにはヘラオオバコ アカツメクサ ネジバナ ニガナ シロツメクサが顔を見せる 刈り取られた草原から花が背丈を伸ばしている ウグイスやセミの鳴き声が聞こえてくる 薄日が射しているものの風が吹き暑さを和らげてくれる 樹林を吹き抜ける風の音が渓流の音のように聞こえてくる いつもだと一歩一歩登るたびに汗がぽたぽたとしたたり落ちてくるのだが、今日は額に滲み出す汗が風で気化してしまうのか汗のしずくは落ちてこない
ロープウエイの上まで登り、振り返る 豪円山 考霊山そして弓ヶ浜がくっきりと見える このシーズンにこれだけくっきり見えるのは珍しい ロープウエイの広場にはヤマアジサイ ヨツバヒヨドリが咲いていた
樹林に入る ゲレンデの暑さから開放され樹林の爽やかさを味わうと書きたい所だが今日は様子が違う 吹き抜けていた風が無くなり 樹林の中とは言え 急に汗がしたたり落ち暑さを感じる 蒸発潜熱で熱をうばわれるのとは大部様子が違う 暑いゲレンデを登ってきたらきっとここはオアシスだっただろうに 同じ環境でも置かれる状況により大きく異なる
樹林のルートは最初は笹が繁っておりこれを掻き分けるようにして登って行く 数分で笹の道は終わり 美しいブナの樹林帯に入る、同時に花もルート脇に顔を出す ユキザサの実 ヤマアジサイ ヤマジノホトトギス ソバナ ネジバナ ハナタデ オオカニコウモリの花芽とメモをしてゆく 枝の先に小さなピンクの花を咲かせているのを見つけた 何だろう? 調べてみたがわからなかった
宝珠山を越えブナの樹林帯の景観を楽しみながら進む セミの鳴き声が聞こえるエゾハルゼミなのだろうか? 違うセミなのか複数の種類のセミの鳴き声なのか判断がつかない ヤマジノホトトギス ヤマツツジが顔を見せる ヤマツツジはもう勢いがない
下宝珠から急に人が増えてくる 中の原のゲレンデを登ってきたかと伺うがいいえとの返答 大神山神社から登ってきたようだ ルートは人の行列が出来ている お先にどうぞと声をかけて戴き、お礼をいいながら先に行かせて戴く 団体の方は声を掛け合って譲って戴けるが 中にはそうもゆかない方もいる その場合は遅い方のペースに付き合わされる 大山夏山登山は多数の方が登られるのでこうした状況も仕方がないと思っていたがこのルートでの経験は初めてだ 連休と花のシーズンが重なり人気のルートとなってしまった 結構難度の高いルートと思うがすごい事だ
ルート脇にはホツツジ ヤマアジサイ ヤマジノホトトギス ソバナ ノリウツギ コオニユリが顔を出す 中宝珠越えを抜けると ホタルブクロ シモツケ オトギリソウ ナンゴククガイソウ シモツケソウ ホソバノヤマハハコ コオニユリ ヤマアジサイ ノリウツギと次第に花が多くなり花の種類も変わってくる シモツケやシモツケソウ ナンゴククガイソウが顔を見せてくれるのは嬉しい ユートピアに期待が高まる
上宝珠越えは人だかり 登る人 降りる人で混雑している 砂滑りに降りて行く人もいる 危険表示は出ていない 帰路は砂滑りへ降りよう 三鈷峰の尾根には人の列が出来ておりここからでもわかる 行列に続き登って行く、降りてくる人ともすれ違う 片側交互通行とせざるを得ず 登って行く人は行列なので降りてくる人は大変だ ルートにはクサボタン イヌトウバナ エゾノヨロイグサ シュロソウと増えてくる
ユートピア分岐に出る ここも人だかり三鈷峰へのルートもユートピアにも人人人 まずは三鈷峰に向う 分岐から山頂までのルート脇に シモツケ シモツケソウ ナンゴククガイソウ ノアザミ エゾノヨロイグサ ノリウツギ コオニユリ カラマツソウが顔を出す 何人もの方とすれ違い 山頂に出る 山頂は沢山の人 思い思いの場所で休んでおられる
山頂からの景観は大山の北壁はガスに覆われて見えないが周辺の景観ははっきり見えいつもより随分近くに見える 山頂で見える花をメモする シモツケ シモツケソウ シュロソウ ノアザミ ヤマアジサイ カラマツソウ オトギリソウ ノリウツギ エゾノヨロイグサなどを見つける事が出来た
昼食休憩をとりユートピアに向う ユートピアのお花畑が広がる ナンゴククガイソウの紫の花が一面に咲き 風にゆれている 斜面の西側は風が強くとても写真が撮れる状態ではない 東側はそれに比べて風は弱いが花の揺れを止める事は出来ない ナンゴククガイソウの群落に混じりオオバギボウシの群落が花を咲かす エゾノヨロイグサもあちこちで顔を出す シモツケやシモツケソウの群落もある シモツケソウは少し時期が早いのだろう色がまだ出ていない イヨフウロウ コオニユリ シュロソウ カラマツソウ ノアザミなども顔を見せる
ユートピアから象の鼻に出 尾根道を散策する 斜面一面にお花畑が広がる ホソバノヤマハハコ キュウシュウコゴメグサも顔を出す このような厳しい環境にホタルブクロが咲いている 背丈は花が一輪咲く事が出来る程度で低いが花は結構大きい アカモノの赤い実も顔を見せる 白っぽい実も顔を見せるアカモノの種類なのだろうか?
花を楽しんで下山する ユートピア分岐から上宝珠越えに降り 上宝珠越えから砂滑りに降りる ここも結構人が多い どうぞとルートを譲って戴き先に降りてゆく 砂滑りの斜面に出るとなんと驚いた事に登ってこられた方がいた ルートを少し外して大粒の石の所を選び登って来られたようだ
砂滑りの斜面は快適 すっかり平坦なルートとなっており一気に降りる事が出来る 体重を後にかけ、足を滑らせる 身体がつんのめらないよう留意しながら降りる 後から降りて来られる人は慎重に降りているのだろう見る見るうちに姿が小さくなる
砂滑りを降りたところでホソバノヤマハハコ オトギリソウに出会う 遭難碑を過ぎ元谷へ ヤマジサイ ホタルブクロが咲く このホタルブクロは尾根とは違い幾つもの花を咲かせている元谷から林道を行くソバナ ヤマジサイ ノリウツギ ハナタデ ホタルブクロが顔を見せる 大神山神社を下に見てまもなく中の原のゲレンデに向うルートへ右に曲がりブナ樹林の中を行く トチバニンジンが赤い実をつけていた ヒグラシがかなかなかなと鳴いていた ゲレンデを一気にくだる
休日の朝 川辺橋の混雑も無く順調に車が流れる 高梁川を楽しみながら車を走らす 総社で180に乗り 高梁 新見 千屋と北上してゆく 北上するにつれ川幅は狭くなってくる 明地峠のトンネルを抜け鳥取県に入る 峠をくだり高尾から181に乗る 今度は日野川に沿って車を走らす 日野川沿いの温度計は早くも30℃を示していた溝口から県道45に乗り桝水ヶ原を目指す 標高500m付近でヤブカンゾウが群生していた 枡水ヶ原の温度表示は24℃ 大山循環道を走り中の原に