駐車場10:24−10:48標識B−11:11五合目11:17−11:31六合目11:32−11:46七合目−11:49分岐−11:59八合目12:00−12:11九合目−12:25山頂12:45−12:58尾根分岐−13:19下山標識A−13:35林道−13:48竜頭の滝分岐13:50−13:59舗装道路14:03−14:07駐車場
2005年の初登山は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる登山道脇に小熊出没につき注意のビラが貼ってあった 1ヶ月前の12/10には気が付かなかった それを見て熊避けの鐘をセットする 国道から見た山の積雪状況は笹やススキなどの色が見えており左程深くは無いと思われるので輪カンジキは持たずに出発した
舗装道路を登り登山道に入るとそこはすでに数cmの積雪 雪を踏みながら登る 畑に出る 畑も薄っすらと雪化粧をしている 青空を背景にした山頂を見る事が出来る 積雪量は5cm程度だろうか靴が少し沈む程度で歩いた後には土が出ている所もある程度で何ら支障ない でも登ってゆくにつれ積雪量も心持増えてきているようだ
標識Bの所を過ぎると右手に倒木の斜面が見えてくる 雪面に倒木した姿を晒しており殺伐とした景観 根はまだあるのだから立ち上がれと叫びたくなるが思いは届きそうも無い 先ほどまで青空が出ていた空は雲行きが変り陽射しが消えた 明るい世界がどんよりとした世界に変る
五合目に出る ついに小雪が舞いだす 雪雲が流れて行く ここで軽アイゼンを履く 五合目からの急登に備えてだ 雪はすぐ止むがどんよりとした空模様 先ほどまでの青空はどこに行ってしまったのだろう
五合目の急斜面を登って行く 雪面は柔らかくアイゼンの爪が滑りを押さえてくれる ルート脇のブッシュはまだ雪で覆われておらずススキの穂等が雪面から出ている 適宜ブッシュを利用して足場を確保したりしながら登って行く
そして六合目に出る 真っ白になった下蒜山を見る事が出来るが中蒜山はガスで霞みその先は雲に覆われ見えない 山陰地方はきっと雪が降っているのだろう
六合目から七合目の尾根道に吹き溜まりがあった 吹き溜まりでは膝まで雪に埋もれた 急に積雪量が増えこの先この状態では大変な事になるなと一瞬頭に浮かんだがその部分だけでその後は靴が埋もれる程度であった
七合目を過ぎ 天狗の森への分岐は天狗の森の中で倒木があるのでそちらに行くのを避け直登する ルート脇の樹林がルートを覆うようにせり出し、そこに雪が積もり雪のトンネルのような感じのところもある 雪道を楽しみながら登ってゆく
八合目・九合目と登り山頂に出る 太陽が出てきて明るくなる 山頂から北側の斜面は樹氷が生成されている 太陽の陽射しを受けて輝いている 喜んで晴れている合間にと急いで写真撮影を楽しむ 晴れたり曇ったりで幸い風は無い 昼食休憩をしていると見る見る下蒜山方面が雪雲に覆われ見えなくなってきた そして小雪が飛んできた すぐに下山にかかる
下山は竜頭の滝方面に降りて行く 尾ね道でも吹き溜まりで膝まで雪に埋もれる所があったが順調に降りて行く ルートには薄っすらと足跡が読める 昨日のものだろうか 足跡は尾根分岐の下山標識から降りている これ幸いと足跡を追いながら降りて行く 足跡が無くても積雪量はまだ少なくルートを読む事が出来る でも足跡を追える方が安心だ 特に支障なく下山標識Aまで降りる 後は渓流沿いの遊歩道を降りて行く 倒木に雪が積もり殺伐とした景観が続く
帰路真賀温泉に入ろうと思っていたが生憎駐車出来るスペースが無かったのであきらめた
倉敷では年末31日に雪が降り数cmの積雪があった 数日道脇に雪が残っていたが、今日はすっかり消え雪の名残は無い 例年那岐山に新春初登山を楽しんでいるのだがあの倒木の状況で雪が積もったらルートを探すのは容易ではなかろうと判断して見合わせる 蒜山を狙おうと思ったが今日は山陰地方は雪が降るとの予報もありその手前の櫃ヶ山を登る事にしたいつものように429を走らせていると大型の対向車に雪が付いているのに出合う 県北か山陰から走ってきたのだろうかと思いながら車を走らす 加茂川道の駅付近で雪がぱらつきはじめ路面の脇に雪が有る アイスバン状態になっている所もありスピードを抑えながら抜けて行く 雪はちらついただけですぐ止む 太陽は出たり翳ったり
旭川ダムに出る ダム湖を取り巻く小高い山には薄っすらと雪景色 ここで雪景色に出合うのは珍しい 随分と奥山に入ったような錯覚を覚える 旭町で県道30に乗り落合に出る 落合の入口の気温は0℃ 日が翳っていると冷え冷えとしている 落合から313に乗り 久世・勝山と走る 勝山の気温も0℃ この辺りに来ると畑は雪化粧 太陽の陽射しでまぶしい程 見尾付近の倒木にも雪が積もっていた 雪の重みで崩落しないと良いのだが
真賀温泉・足温泉を過ぎると櫃ヶ山が見えてくる 登山口入口の道路脇空地に駐車させて戴く 今日は1台も駐車していない