櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り110分 下り81分(滝経由)   岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 2005/05/10   ガイドブック  F写真

駐車場10:16−11:04五合目11:10−11:20六合目11:22−11:30七合目−11:33分岐−11:45天狗の森−11:58八合目−12:05九合目12:07−12:16山頂13:35−13:43分岐−14:04標識A−14:22林道−14:35竜頭の滝分岐−14:42竜頭の滝14:50−14:58国道−15:04駐車場

登山 
 今日は男性3名のパーテイで櫃ヶ山(ひつがせん954m)を登る  

 登山支度をして櫃ヶ山登山口の看板の前で写真を撮り出発 舗装道路を登って行きすぐに登山道に入って行く ルート脇にオドリコソウ カノコソウ コンロンソウ シャガ ラショウモンカズラと結構花が多い シャガが咲いているのは嬉しい 櫃ヶ山はシャガが見事なので期待される コンロンソウは調べてわかった花 あちこちで白い花を咲かせている 畑に沿ったルートから山頂を仰ぎ見る事が出来る ウマノアシガタ クサイチゴ フウロケマン ムラサキサギゴケなどの花が次々と顔を見せる

 水タンクを過ぎ樹林帯に入って行く 谷筋にシャガが咲いている ルートから谷を挟んだ向こう側に固まって咲いている 見応えがある 山を左手にみて巻きながら登って行く 右手に倒木が見えてくる 折れた木立を見てすごい力だと話ながら登って行く シャガとラショウモンカズラが群生している コンロンソウもあちこちで咲いている 足元にフジの花が散っている 見上げるとヤマフジがまだ花を付けている スミレ キランソウ ミツバツチグリ ノアザミなども顔を見せる ウグイスの鳴き声が聞こえないなと思っている矢先にホーホケキョと鳴く声が聞こえてきた そして展望が開け五合目に出る

 五合目で小休憩 三脚をセットし3人揃って記念写真を撮る ここから六合目までが一番の急坂 斜面に取り付き 一歩一歩登り六合目に出る 蒜山がなんとか見えるもののぼんやりした景観 湯原の町並みを俯瞰出来る

 七合目を過ぎると分岐に出る 分岐を右にとり天狗の森に向う 樹林の中のルートを行く ヤマルリソウ ユキザサ コチャルメルソウ エンレイソウ ボタンネコノメソウなどが顔を見せる エンレイソウは花は終わり実らしきものが出来ている ボタンネコノメソウは色が薄くなっている

 天狗の森に向いながら気がかりな点があった 天狗の森は新緑が美しいのだが太陽の陽射しが無いとその良さがわからない 天狗の森についても太陽が顔を出さない 仕方が無いのでここは太陽の陽射しを受けると新緑は見事なのだけどと説明する 説明をした途端、太陽光線が射し込み新緑が輝く 思わず感嘆の声があがる こんな事もあるものだ 太陽光線は天狗の森を歩くあいだ射し込み新緑を満喫する

 天狗の森を抜け 尾根道と合流する 八合目の標識がある ダイセンキスミレが顔を見せる ダイセンキスミレとミツバツチグリとは花の大きさが似ているが葉や花弁を比較してみると違いがよくわかる Yoさんはデジカメで二つの花の写真を撮り 今日はこの二つをおぼえたと話しておられた

 九合目の標識を過ぎ 最後の登攀 階段を一歩一歩登り山頂に出る 視界が一気に開け大山に繋がる山並みが見えてくる だが大山はぼんやり 烏ヶ山は雲の中 蒜山もぼんやり 春霞の中の景観である

 山頂で記念撮影 シートを広げ昼食休憩 ワインやビールで咽を潤す 天気が良く実に心地よい あれこれ話しをしていると1時間はあっと言う間に過ぎてしまう そろそろ降りようと下山にかかる

 下山は竜頭の滝(りゅうずのたき)方面に降りる ワインとビールで足元がふらふらするのか空中遊泳しているようだとのYuさん 黄色い花を見つけるとこれはダイセンキスミレ これはミツバツチグリと早速おぼえたものを確認 星山に繋がる尾根道の景観も良い また振り返ると櫃ヶ山山頂の違った顔が見える

 分岐を左にとり降りてゆく アケビの花を見つけた 特徴のある花だ 新緑も美しい 時折足を止めまわりの景観を楽しみながら降りて行く 渓流を何回か渡り標識Aに出る ここまで来るとルートの道幅は広くなり歩き易くなる

 ボタンネコノメソウ コチャルメルソウ ヤマルリソウ ヤマフジ オオカメノキなどの花が顔を見せる 林道を横断する 林道の前後では台風による倒木が多い 谷筋に沿って猛烈な風が吹き荒れたようだ ルート脇にはコンロンソウ オドリコソウ シャガ ヤマブキ ホトケノザ ウマノアシガタ ムラサキサギゴケなど次々と顔を見せる

 分岐を竜頭の滝方面にとる 倒木の影響が心配されたが ルート上何の支障もなく滝に出る 滝を見てから遊歩道を行き国道に出る ルート脇にイチリンソウが一輪清楚な花を咲かせていた

 国道から山頂を仰ぎ見ながら駐車場に



 そして真賀温泉により温泉を楽しんで帰路につく


アプローチ
 男性3名は化工懇話会でお世話になったYuさんから一緒に山登りに連れていって欲しい Yoさんも一緒にとの話から計画していたもの Yoさんとは初対面となる 心配していた天気はどうやら好天に恵まれ 計画どおり山行き 倉敷消防署を目印に私の家で落ち合い 初対面の挨拶を交わし出発

 Yuさんは鉄 Yoさんは造船 私は化学と違う会社の違う経験を経た者同士がこうしたご縁で同行するのも新しい経験だ 3名のイニシャルがYaYuYoというのも面白い 3Yグループとでも呼ぼうかと車内は色々な話が弾む

 いつものように429を行く 緑は随分濃くなった 旭町から県道30で落合に 落合から313を走り 久世・勝山を抜けて登山口駐車場に すでに1台駐車していた