下蒜山〜フングリ乢



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り67分 下り40分 フングリ乢往復88分 岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2005/05/14  ガイドブック  F写真

犬挟峠10:21−10:29尾根−10:39三合目−10:48五合目−10:56雲居平−11:02七合目−11:10八合目−11:18九合目−11:28下蒜山山頂11:33−12:06フングリ乢−12:20花・食事12:42−13:18下蒜山山頂13:30−13:36九合目−13:42八合目−13:45七合目−13:49雲居平−13:53五合目−14:00三合目−14:05尾根−14:10犬挟峠

登山
 今日はイワカガミを狙って下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 登山支度をする あちこちからウグイスの鳴き声が聞こえてくる 出発しようとしているとバスで団体がやってきた どこかで出会うかも知れない

 新緑のルートを行く 下蒜山の登山口の部分は好きな場所だ 太陽の光線が存分に射し込み実に美しい 登りが急になるとすぐに尾根に出る 山頂まで1時間40分の標識を90度左に曲がり尾根を登って行く

 ルートは樹林の中でロープや鎖が設置されているがそれらを触れる事なく登って行く 三合目の手前あたりから汗がポタポタと落ちてくる 花は少ないスミレ ミツバツチグリがところどころに顔を見せる

 樹林を抜け、視界が開けてくると五合目は近い ヤマツツジが花を咲かせていた 五合目に出ると笹原が広がる 車が10台以上も駐車していたので尾根筋には何名か登っている姿が見えるかと思ったが八合目の上部におふたり登っているのみであった ウマノアシガタ スミレ ミツバツチグリと花が顔を出す 風がさーと流れる 実に気持ちよい

 笹原のルートを心地よい風を感じながら登って行く 雲居平にはいつもの景観が待っている なだらかな山の斜面は美しい曲線美を見せてくれる 標識を過ぎて登って行くとカタクリが花を咲かせている七合目の標識を過ぎ その後にもカタクリの花が続く 花が終わったものもあるがまだ元気できれいな色を見せてくれた また八合目の手前でトキワイカリソウを見つけた

 八合目の標識のところで振り返るとバスで来られたグループだろうざっと20名の団体が登っているのが見えた

 八合目から九合目が一番の急登 カタクリやトキワイカリソウが顔を見せてくれる 九合目の標識まで来るとあとは余力で登れる オオカメノキが白い花を咲かせ右手にブナ樹林が展開する カタクリがまた顔を見せる 山頂まで約3分間程カタクリの花が続く そして山頂に出る

 山頂には沢山の人がいるかと思ったらご夫婦連れの方2名のみだった 犬を一緒に連れて登っておられた お二人はお先にと中蒜山に向って降りて行かれ 山頂は一人になった 山頂から大山に連なる山並み等はっきり見える 大山を背景に記念写真を撮り私もすぐに中蒜山に向う

 下蒜山から中蒜山に向う尾根の降り口にはカタクリが沢山咲いている 尾根道は新緑が美しい オオカメノキが白い花を咲かせている ウグイスが近くに聞こえる トキワイカリソウが顔を見せ イワカガミが花を咲かせていた イワカガミの群落では花は咲いていたものの数が少ない 見慣れてしまったのか過去の残像が美化されているのか今一 それでも花を咲かせているのに出会えて嬉しい チゴユリ ツクバネソウも顔を見せる

 フングリ乢まで降り そこからUターンしてイワカガミの群落の所に戻り イワカガミや新緑を楽しみながらまず写真撮影を楽しみ 昼食休憩をとる 食事後は目星を付けた花の写真を撮りながら下蒜山山頂に戻る 途中バスの人達とすれ違う 兵庫から来られ下蒜山を登り中蒜山に降りると話されていた イワカガミが咲いていますよと声をかける

 下蒜山山頂には3パーテイー10名の方が休んでおられた 3人の子供を連れ登って来られた家族もおられた 子供の方が元気なんですよと話しておられた ほほえましい カメラのレンズを戻し三脚をリュックにセットし下山にかかる

 下山は登ってきたルートを戻る 足元はしっかりしておりトントントンとテンポ良く降りて行く



アプローチ
 429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 土曜日でもあり櫃ヶ山登山口には何台も車が停まっていた 湯原を抜け トンネルを幾つかくぐり中和村に入る 旭川を左手に見ながら車を走らす 山肌の新緑がきれいだ 蒜山の温度表示は17℃ 313と分かれ482に直進 下蒜山登山口の案内標識を右折して登山口に 登山口にはすでに10台以上駐車していた