泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り126分(Aコース) 下り81分(Bコース)  岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2005/06/18  ガイドブック  F写真 山の音

駐車場9:52−10:02林道−10:08登山口Aコース_4.5Km−10:29水場10:30−10:41水場−10:45福ヶ乢_2.5Km10:47−11:24井水山(南峰)山頂11:30−11:36分岐−11:51中央峰_1198m−12:07山頂12:43−13:00中央峰13:03−13:14分岐13:17−13:59登山口Bコース_3.5Km−14:04林道14:08−14:14駐車位置

登山
 今日は泉山(いずみがせん1209m)のAコースを登りBコースを降りる ドウダンツツジはもう終わりだろうか

 ウグイスの鳴き声 渓流の音を聞きながら登山支度をし、出発する 神社の脇の道を登って行く ヤマツツジ ノアザミ ニガナ コガクウツギが顔を見せる 少し行くと林道に出る 新しく工事が進められている 作業をしている人がいたので挨拶しこの道はどこからどこへ行くのか伺うと 神社の前から鏡野町に抜けると伺った 登山道はそこを右に行き そして左と伺う 右に行く分岐はBコースとの分岐なのでわかるが その先左は何だろうと思いながら道路の先を見ると 林道が右カーブをして伸びている どうやら新しいルートが出来たようだ

 Bコースとの分岐を右に行く ルートの右手にはエゴノキがあったのだが道路工事に伴い樹木は何も無くなってしまった 林道を登って行き分岐を左の旧道にとり登山口に向う 旧道の草木は昔のままで落ち着きがある コガクウツギが咲き香りが漂う クサイチゴは赤い実をつけている ウツボグサが花芽をつけている

 登山口から山道に入る 入口にアカショウマが白い花を咲かせている 樹林帯の中の急な登り 樹林帯特有の冷気が漂う 急な登りは最初だけですぐになだらかな登りとなる コガクウツギやコナスビが所々で顔を見せ ウグイスやホトトギスの声も聞こえてくる 男性の方が犬を連れて降りて来られた 今日はと挨拶してすれ違う ルートには花は少ない ギンリョウソウが頭を持ち上げていた ルートに白い花が落ちているエゴノキだ 見上げるとかなり上の方に花を見つけた

 水場に出る ちょろちょろと水が流れる音を収録してみる 清流が流れる音は果たしてどのように聞こえるだろうか? 写真の撮影でもなかなか眼で見えたように撮影出来ないが音もそのようだ 普段足音などは意識しないかぎり聞こえて来ないのだが歩きながら収録するとかなり音が入っている 反面 小鳥の涼やかな鳴き声は気持ち良く聞こえてくるのだが収録したものは相当近くで鳴いたものでないとわかり難い 改めて人間の持つ力に驚かされる

 水場を過ぎるとルートは渓流に沿うように登って行き 花も顔を出してくる ミズタビラコ ヤマアジサイ コガクウツギ アカショウマが咲く コガクウツギの芳香をここでもきくことが出来た いい香りを感じながら小鳥の鳴き声を聞くというのはなかなかのもの 香りを再現できるデジタル化技術はまだ無いようだ

 エゴノキの花がルートに落ち白いかたまりを見せる 頭上の木にもまだ沢山花を残していた フタリシズカが群生しており花芽を出していた エゾハルゼミの鳴き声が聞こえてきた 上の水場を過ぎ樹林の中のルートを抜けると福ヶ乢に出る

 福ヶ乢からは遮るものが無い 太陽光線が降りそそぎ結構暑い ウグイスの鳴き声があちこちから聞こえてくる ルート脇には花が増え ノアザミ ニガナ ムラサキサギゴケ カタバミ ヒメハギ サワフタギ ウツギ ヤマツツジ ベニドウダン カノコソウ コナスビ ミヤマナルコユリなどが顔を見せる ベニドウダンは花が随分落ちていたがまだいくらか残っていた

 陽射しの中を歩いていると木陰に入るとほっとする 樹林帯に入るとその冷気は何とも言えない さーと風が流れてくるとこたえられない 男性2人が休んでおられ挨拶を交わしてお先に失礼する

 ベニドウダン サラサドウダンの良い場所に出る まだ花を咲かせていたが色の鮮やかさは今一 サラサドウダンも落花しているものの方が多かった もう少し早い時期が良いようだ 樹林ではエゾハルゼミが鳴き ウグイスも唱和している 足を止め収録する そこからすぐに井水山山頂に出る

 井水山山頂には ヤマツツジ ベニドウダンが迎えてくれた 井水山からの尾根歩きは気持ちが良い ヤマツツジ ベニドウダンがあちこちで咲いている 足元はニガナ シロバナニガナが顔を出す Bコースとの合流点を過ぎた地点にヤマツツジのかたまりが美しく咲いていた ルートにカノコソウ ミヤマナルコユリ アマドコロを見つけた そして1198mピークに出る

 1198mピークから山頂に至る尾根道は花が多く楽しみなルート タニウツギが咲いていたがもう最後だなと思いながら行く サラサドウダンが花をびっしり咲かせている 落ちているものも少しはあるが素晴らしい サラサドウダンの木は結構ある 那岐山の規模とは比較にならないもののなかなか見応えがある 2001年の6月にもここを訪ねているが天候が悪かった為かこの尾根ルートのサラサドウダンには気づいていなかったようだ 足元にはカノコソウ ミヤマナルコユリ アカモノ ウマノアシガタ ヒメハギが顔を見せ ヤマボウシ オオカメノキ ヤマツツジが花を咲かせていた サラサドウダンは何箇所か出会ったが落花して足元に花がびっしり落ちているものもあった ルートの途中で男性2人とすれちがう

 山頂に出る 山頂には9名 4組の方が昼食休憩をとられていた 山頂にもヤマツツジ サラサドウダン サワフタギが花を咲かせていた 三角点に寄りそうように咲いているミヤマナルコユリを見つけた 男性の方と話していると笠菅峠から登ってきた 車で来ているのでこのまま戻ると話しておられたので 1198mピークまで行かれたらどうですか 途中サラサドウダンが見事でしたよと説明すると それではとそちらに向われた

 私も一休みして下山する カメラのレンズを花バージョンにして目当ての花を狙う 前方左手、ルートから少し入った所でベニ色の花が咲いている ベニドウダンにしては花が違いそうだ 近づいてみるとヤブウツギだった 美しい紅色の花を咲かせていた 登る時は気が付かなかったものを見つけたので得をした感じだ サラサドウダンの写真を撮り 少し行くと山頂で話をした方と出会った 見事なサラサドウダンを教えて戴きありがとうございました 登りに所々で見ましたがこんなにも素晴らしいとは と お礼の言葉を戴いた

 1198mピークを過ぎ分岐をBコースに取る コースに入る所でカメラのレンズを元に戻す 急なルートがあるので万一を考えての対応だ ルートは樹林帯の中で花は少ない コガクウツギ ツルアリドウシを見つけた程度 特に問題も無く降りて行く 歩きながら小鳥の鳴き声を収録した

 登山口の標識の所に降りる そこからは平坦なルートでいつもは草が繁りホタルブクロなど咲いている 今日はどうかと期待していたが 草が刈り払われ花は咲いていなかった

 工事中の林道を経由して車のところに



アプローチ
 いつものように429を走る 旭川ダムは随分と水位を下げている 11日に梅雨入りしたものの雨らしい雨が降らない 旭町を過ぎ休み乢トンネルを越える 薄日は射しているものの山は全く見えない 県道159を経由して久米で181に乗り、院庄で179に乗る 雲井山トンネルを抜けると苫田ダムが見えてくる 苫田ダムの水位も随分と下がっている 泉山登山道の小さな標識がある奥津中学の所を右折、直進気味に登ってゆき 泉山登山口と書いた標識の所を左、左、右と曲がり神社の鳥居の駐車場に 道路工事が終わり駐車場まで舗装され取り付き道路の道幅も広くなり走り易くなった 駐車場にはすでに6台駐車