上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り86分 下り61分  岡山県
倉敷からの距離   125Km        登頂日 2005/06/24   ガイドブック  F写真 山の音

駐車位置10:29−10:34案内板10:35−10:44二合目10:45−10:58三合目−11:07五合目11:08−11:13六合目11:14−11:23三角点11:24−11:35八合目11:38−11:58分岐−12:03山頂12:16−12:22分岐−12:37八合目12:48−12:57三角点−13:02六合目−13:05五合目13:06−13:15三合目13:16−13:21二合目13:25−13:31案内板−13:34駐車位置

登山
 今日は上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる この時期はヤマツツジが期待される

 登山支度をして出発する ウグイス ホトトギス カッコーの声がどこからともなく聞こえてくる カラスまで鳴いている カラスの鳴き声はどうも戴けない 案内板を見て樹林帯に入って行く 汗をぽたぽたとたらしながら急な登りに耐える 樹林を抜けると二合目に出る

 早速ヤマツツジ ウツボグサ ニガナが顔を見せる ウツボグサは咲き始めなのだろうか色が鮮やかだ 二合目からは太陽を遮るものは無い 帽子のつばを反対にして延髄をカバーする ルート脇にはヤマツツジ ウツボグサが顔を出し 楽しませてくれる

 三合目でササユリの出迎えを受ける そうかササユリが咲く季節になったのだ ササユリは梅雨時の花でガスに覆われた時が似合うが今日は暑さに耐え花を咲かせている 山の斜面は笹原 所々でヤマツツジの花のかたまりが見える また、ササユリも笹原から頭を出し花を咲かせている 秋の虫も鳴き出した

 急な登りが一段落してなだらかな登りとなり一息つく あそこにもこちらにもと斜面に咲いているヤマツツジに眼を向ける ルート脇にウツボグサが幾つも花を咲かせている そして登りが急になり五合目に出る ウグイスやカッコーの鳴き声が聞こえてくる 五合目の標識を過ぎ少し登ると尾根道に出 登りもゆるやかになる

 尾根道は左手がブナ樹林 右手は笹原である ブナ樹林からはエゾハルゼミの鳴き声が聞こえ 笹原からは秋の虫の音が聞こえてくる カッコーなどの小鳥の声も時折聞こえてくる 六合目の標識を見て更に尾根道を行くと三角点のある地点に出る ここから前面に八合目のピークが見える 八合目に向うルート脇にヤマツツジの群落があり八合目の少し先に見える山肌にもヤマツツジのかたまりを見る事が出来る

 ヤマツツジを楽しみながら八合目に出る 八合目は槍ヶ峰と呼ばれ景観の良い所 だが今日は湿度が高いのか遠望はきかない 烏ヶ山がぼんやり 眼をこらすと大山や大山に繋がる山並みが一部なんとか見える程度 山肌を見下ろすと点々とヤマツツジの花を見る事が出来る

 八合目まで登ると後は急な登りは無い ルート脇や山肌に顔を出しているヤマツツジを見ながら尾根道を行く ヤマボウシが何本も固まって花をつけている 白いものに混じっていくらかピンク色のものもある そして樹林帯に入る 待望の木陰である 木陰に入るとこんなにも気持ちが良いものかと感じさせられる 風がすーと通り抜ける爽やかさは何とも言えない ブナ樹林帯でありエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる 足元にツルアリドウシが白い小さな花を咲かせているのを見つけた

 尾根分岐から山頂に向う サワフタギが白い花を咲かせていた ルートは整備されており苅払われた笹の葉を踏みながらルートを行く エゾハルゼミの鳴く音を収録しながら山頂に向ったが笹の葉を踏む音が雑音として入ってしまった 立ち止まって収録しないといけないようだ そして山頂に出る

 山頂は木陰が無い 記念撮影や山頂での収録を行い 汗でびっしょりになった上着を着替えて下山する

 帰路は不思議な事にエゾハルゼミの鳴き声がしない 太陽の陽射しが雲に遮られ 陽が射さなくなってきた どうやら太陽の陽射しと関係がありそうだ

 樹林で突然小鳥の鳴き声が あわててボイスレコーダーを取り出し収録する 八合目では秋の虫の音を収録する ヤマツツジやササユリ ウツボグサの写真撮影を楽しみながら下山する


アプローチ
 429を走る 旭川ダムは更に水位を下げている 旭町で県道30に乗り落合に出313に乗る 久世・勝山・湯原と抜けて行く 新熊居トンネルを抜けた所で左手にチラッと湯原湖が見えるのだがここも随分と水位を下げているようだ 中和トンネルを抜け蒜山に向う 沿道の水田は水を湛え稲は青々と育っているので一安心 313から482に乗り 塩釜冷泉の標識を右折し道の駅蒜山高原を目指す 道の駅を過ぎ 上蒜山スキー場入口の手前を右折し牧場の空地に駐車させて戴 蒜山の道路脇の気温表示は27℃ 今日は暑くなりそうだ