六の原駐車場10:27−10:36入口−10:38花・音10:44−10:47「牛曳山2.3Km」道標−−11:10牛曳滝11:16−11:48牛曳山尾根分岐−11:59分岐−12:05伊良谷山山頂−12:37毛無山山頂13:04−13:13分岐センター2.4Km−13:17分岐ききょうが丘−13:20ききょうが丘13:26−13:30合流−13:34出雲峠13:53−14:16駐車場
今日は出雲峠のマツムシソウを狙って、牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
駐車場ではミンミンゼミ エゾゼミの鳴き声が聞こえてくる セミの鳴き声を聞きながら登山支度をして出発 走ってきた道路を戻り登山口に向う 道路脇にはゲンノショウコ イヌトウバナ ビッチュウアザミ アキノキリンソウ セリ ワレモコウが顔を見せるチェーンを跨ぎ砂利道に入る 少し登ったところで見覚えの無い花に出会う カメラをセットして写真に撮る どうやらワルナスビらしい 少し登ると登山口に出る 牛曳山2.3Kmの案内に従い山道に入る
入った所は白樺林 しらかんばと書いたボードがある これまで薄日が射していたがここに来て太陽が隠れてしまう 前回ここを訪ねた時には美しい小鳥の鳴き声が聞こえたのだが今日は聞こえてこない ミンミンゼミとエゾゼミの鳴き声を聞きながらルートを登って行く ヤマジノホトトギスがあちらこちらで顔を出し楽しませてくれる ツルリンドウ モミジハグマ ソバナ セリなどの花が渓流沿いに顔を見せる ミヤマヨメナはここに咲いていましたよとまだ主張しているかのように花弁の落ちた頭花状のものを残している
牛曳滝に出る 滝の流れる音を収録してみたがわかるだろうか 滝口にはヤグルマソウ ソバナが花を咲かせていた
滝の所からは少し急なジグザグの登りとなるがすぐに傾斜はゆるくなりブナ樹林帯のルートになる ここからのルートはミヤマヨメナが咲き誇っていた所 ここでも随所に花の名残を見せてくれる トチバニンジンの赤い実を見つけたり ミズタビラコ ツルリンドウ アキチョウジ オオカニコウモリ ヒヨドリバナなどが顔を見せる キクバヤマボクチの花芽だろう特長のある形を見せてくれる 珍しい花を見つけたヤマザキソウらしい キバナアキギリは花芽が随分と膨らみ中には咲き出したものも見られる
オオバギボウシが咲いていた場所を過ぎると山頂の尾根は近い ツリガネニンジン シラヤマギク ワレモコウ ナデシコ フシグロセンノウなどが顔を見せてくれる
尾根分岐が牛曳山山頂に当る 尾根分岐を左に進み伊良谷山へ向かう 尾根ルートにも色々な花が顔を出す 樹林帯の中や草原の中と変化に富む ツリガネニンジン ホツツジ オオカニコウモリ シラヤマギク キンミズヒキ ツルリンドウ ヒヨドリバナ ハギ キキョウ ワレモコウ オオナルコユリの実 オミナエシ シュロソウ サンインヒキオコシなどに出会う キキョウが咲いていたのは嬉しい
伊良谷山から毛無山へのルートも草原や樹林帯のルート 山頂を過ぎた地点でキキョウが固まって咲いていた ツリガネニンジン ハギ ホツツジ サンインヒキオコシ オミナエシ ワレモコウ フシグロセンノウ ツルリンドウ等が顔を見せる
樹林帯ではエゾゼミが鳴いていた ギンリョウソウモドキ サラシナショウマの花芽 クロバナヒキオコシも見つけた 毛無山山頂に至る少し手前の樹林帯でかえるの鳴き声?のようなものが聞こえた 立ち止まって収録したものを掲載した 何の鳴き声か教えて戴けると嬉しい
写真を撮ったり、音を収録したりしながら尾根道を行き毛無山山頂に出る 山頂では3パーテイが思い思いの場所で休憩されていた 山頂からは大山はガスがかかり確認出来なかった 猿政山を背景に記念写真を撮る 足元の草原を良く見るとネジバナがあちらこちらに顔を覗かせていた もう少し伸びると目立つ ワレモコウの上に赤とんぼが羽根を休めていた ススキの穂も出 秋の風情を垣間見る事が出来る
下山は目的地の出雲峠を目指す 尾根でキキョウが咲いていたのでききょうが丘を経由する事とする 樹林帯の中のルートで花は少ない その中でキキョウが一輪咲いていたのは目立った 所々にツルリンドウを見つける事が出来た 最初の分岐の手前にいつもトリカブトとツリガネニンジンが咲いているのだがまだ時期が早いのか花は咲いていなかった
分岐から登りとなり 数分でききょうが原と言われていた場所に出る 草が繁りキキョウは咲いていなかった そこを少し登ると分岐がありそこを右にとりききょうが丘に向う ききょうが丘から毛無山を眺望する事が出来る 猫のひたいのような草原にはツリガネニンジン マツムシソウ ハギ シラヤマギク アザミ キキョウ コウリンカ オミナエシが咲いていた ききょうが丘と言うからにはキキョウが沢山咲いているかと思ったがやっと一輪見つける事が出来た
ききょうが丘から出雲峠に降りて行く 新しく出来たルートを降りて行くと旧来の登山道に合流する
出雲峠の標識を見て その向かいの斜面にコバギボウシが群生していた 白紫の花は美しい トイレを過ぎ 少し行くと目的のマツムシソウのお花畑に出る 下山ルートをそのまま降りてしまうと気付かない怖れがある 左手の斜面に登って行く小道を見つけそこを登って行くと良い 斜面一面にマツムシソウの花が咲き出迎えてくれた 時期的には少し早いのか蕾が多く花が咲いている密度がいくらか少ないようだ それでも草原一面に咲いているのは何とも言えない
リュックを降ろし 花の写真を楽しむ 花の写真を撮っていると4名の女性パーテイがやって来られた シャッターを押して欲しいと頼まれ押してあげる 大山から来られたと話しておられた マツムシソウは枡水ヶ原のゲレンデでも咲いていると伺ったので機会を見て訪ねてみよう 私のホームページへの事も紹介したが果たして見て戴いているだろうか
目的の花に出会えた喜びをかみ締めながら下山する
台風11号は関東に上陸 幸い岡山地方は台風の影響を受けずに済んだ 台風が過ぎ今日はすがすがしい朝を迎えている 広島地方では今朝の最低温度は21.3℃で前日より5℃低いとラジオで放送されている 総社の温度表示は22℃と倉敷も似たようなもの 久々に青空が広がり ふんわりと浮いている白い雲は秋の気配を感じる180号を北上 高梁・新見と走り新見から182に乗る 東条で314に乗りまた北上183との三叉路から県民の森の標識に従い六の原駐車場に駐車 休日でもあり登山準備している方があちらこちらに見られる