駐車位置9:51−9:58登山口−10:29反射板−10:33ピーク−10:53山頂11:00−11:111198ピーク11:13−11:25山頂11:40−11:59ピーク12:04−12:07反射板−12:29登山口−12:36駐車位置
今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる 泉山登山は30回目となった車を出るとひんやりする 奥津の温度表示は19℃といよいよ20℃を切るようになってきた 登山には最適の気候だ 山頂方面はガスがかかり見えない
駐車した場所から未舗装の林道を登って行く ノギク ゲンノショウコ イヌタデ アキノキリンソウ リンドウなどが道路脇で咲いている 数分登ると駐車スペースがありそこに1台駐車していた 泉山登山道入り口の標識がありそこから登山道に入って行く
擬木の階段を登って行く 土の上を歩く感触が良い ルート脇にアキノキリンソウ ママコナが顔を見せる ツルリンドウの実もある花も良いが実も可愛らしい おやスミレが花を咲かせている 狂い咲きだろうか?
しばらく階段を登ると尾根道となる 後を振り返れば角ヶ仙が見えている筈だがガスで山容すら判別出来ない ルート脇の笹の葉が濡れている 雨が降ったのかも知れない アキノノゲシ ナデシコ リンドウ アキノキリンソウ クロバナヒキオコシ セリ シロヨメナ リンドウ クルマバナなどの花が顔を見せる
尾根道は急な登りはなく 軽いアップダウンを登って行く ホソバノヤマハハコの花の名残を見て少し行くと反射板を右手に見る事が出来る そして登山ルートを示す標識がありピークに出る ガスは更に濃くなり山頂は全く見えない
ピークを下ってからの登りは急な斜面となっておりロープが設置されている ロープ無しで登れるかと思ったが足元が滑りやすくロープに掴まり登る ロープを過ぎてから山頂まで15分程度ある 山頂に着いたかと思うとまだ先がある それを何回か繰り返し山頂に出る
山頂には誰もいない 視界がきかず1198mピークすら見えない 登山口に車が3台駐車していたので誰か山頂にいるだろうと思っていたがいない 昼にはまだ早いので1198mピークまで足を伸ばし 尾根道に何が咲いているかみてみよう と考え山頂を後にする
山頂から1198mピークへの尾根道を行く この尾根道はいつも花が豊富で楽しませてくれる だが 今日はルート脇の笹が刈られ、ルートが整備されている その影響か花は少なく セリ リンドウと背の低い花がところどころ笹の枯葉の間から顔を出す アキノキリンソウも顔を見せるが数は少ない ルート整備でかなりの草花が刈られてしまったようだ
1198mピークに着くまでに男性1人 夫婦連れ 4人のパーテイと7名の方とすれ違う 生憎の天気ですねと挨拶を交わす ガスは益々濃くなり1198mピークでは視界10m程度でルートの少し先は何も見えない 風が吹き冷たく感じる このまま先に進んでも期待出来るものが無いので私も1198mピークを後にして山頂に戻る
山頂では先に出会った方達が思い思いの場所で昼食休憩をとられていた リュックからキルテイングなど防寒着を出して着ておられる 話をしていると男性の方は高梁から来られAコースを登って来られた由 ご夫婦連れは津山から来られ私と同じ笠菅峠から 1198mピークまでのルートはいつも花があるのに今日は残念でしたねと話があう 4名のパーテイは倉敷から来られCコースを登られ笠菅峠に下りるとの事 今日は天気が良いと思って来たが思いがけなかった 昨日だったら良かったのだろうねと話す
じっとしていると身体が冷えてくるので昼食を終えた段階でお先に失礼して下山する 下山は登ってきたルートを戻る 滑りやすい急斜面に備えストックを準備し降りて行く ロープのある場所で男性の方が登って来られた 生憎ですねと挨拶を交わす 山頂での視界を問われたがガスで視界がきかない 山頂には7名の方がおられますよと返答する その方は何も見えないのに何をしているのでしょうか? と言われたのが印象に残った
注意して下山しロープの場所を無事降りる 標識のあるピークから山頂を振り向くが相変わらずのガス ガスの山頂を背景に写真を撮る 過去の登山日記を調べてみると泉山登山は30回になるが笠菅峠から登るのは昨年9月に続き2度目であり 2度ともガスに遭遇しているのも面白い
そう言えば音が無い セミの音はもう聞こえてこない 秋の虫も時々鳴き声が聞こえては来るが近づくと鳴きやみ収録出来ない 音が無いのも仕方がが無い せめて足音でも収録しておこうと録音スイッチを入れた途端 小鳥の鳴き声が聞こえてきて収録する事が出来た 小鳥の鳴き声の収録もなかなか思うようにゆかない事が多いのだがラッキーであった
下りは正面に角ヶ仙を見て降りる形になる 登る時山容すら怪しげだったものが大分ガスが消えてきて山容が見えてくる 見えていなかったものが見えてくるのは嬉しい
帰路奥津温泉を楽しむ 今日は行楽客が多くいつも利用している駐車場は一杯 道の駅の駐車場に移るが移動する車を待ってやっと駐車 橋の下の無料の温泉に入る ここも6名の方が入浴しており滅多にない賑わいだった 冷えた身体には実に心地良い
秋空の下 429を走る 足守周辺は稲田が黄金色に色づき美しい 今日は降水確率0%との予報であるが北上するにつれ雲が増えてくる 旭川ダムを過ぎ休み乢トンネルを抜ける 泉山の山容は薄墨の中に溶け込んでおりやっと判別出来る程度 県道159を経由して久米に出て181に乗り院庄に向かう 院庄で179に乗り北上する苫田ダムは大分水位が下がっており昔の国道が見え隠れしている 当時国道を走りながらあんな所に道路工事が行われておりどうするのだろうと思っていた時が懐かしい 国道がダムに沈んでしまうとは思ってもいなかった
ダムを過ぎると泉山が右手に見えてくる 山頂はガスに覆われ 雨雲のような暗い雲がかかっている トンネルを二つ抜け奥津道の駅の先を右折し広域林道を登って行く Cコース登山口に1台駐車しているのを見て更に笠菅峠に向かう 峠にはすでに2台駐車 その横に車を停める