駐車場10:22−10:33渓流10:34−10:48倒木−10:55標識−11:37五合目11:45−12:10六合目−12:54七合目13:03−13:19六合目−13:29五合目−13:52標識−14:00標識−14:08アイゼン外し14:11−14:15駐車場
県北は早、雪化粧のようだ 今日はアプローチし易い櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる登山口に”登山道にハチの巣注意”のビラが貼ってある 危険であれば入山を禁止するだろうし、寒いのでハチはお休みではないかと都合良く判断し、予定通り山に入る事とした ハチの巣注意はその後も何ヶ所か表示があった 舗装道路を登り登山道に入るともうそこは雪道 天気の方は小雪が舞い出す 畑の道からいつも見える山頂はガスに覆われ見る事が出来ない
登山支度は雪があるのがわかったのでスパッツを履き軽アイゼンを準備する まだ12月の始めであり輪カンジキを必要とする積雪はないだろうと判断し持参しなかった 雪道はバリバリとアイスバン状態 軽アイゼンを履いた方がいいかなと思いながら進む アイスバン状態は最初だけで樹林帯に入ると大分柔らかくなり足場もしっかりしてきたのでそのまま登って行く
渓流の所で音を収録する 雪の中を流れてくる水はさぞかし冷たいだろう 流れを後に雪道を登って行く 雪の無い時はなんでもないルートが雪が積もると斜面をトラバースする感じとなる所がある 滑ってもたいした事は無いとは思うが足を滑らさないように緊張しながら進んで行く
倒木がある ルートを完全に塞いでいる 雪の重さで崩れたもののようだ 崩れた斜面には雪が無いのでつい最近のようだ 谷側の斜面を大きく回りこみ抜ける事が出来た
標識−を過ぎる おや! 足元に紅葉したもみじの葉がある まだ色が残っている 雪面に彩りが加わり趣がある またハチの巣注意の表示 どうやらルート脇に巣があるようだ 注意と書いてはあるが迂回出来るルートが無いのでその横を通り過ぎる 巣があったかどうか確認出来ていないが もしそこにすずめ蜂の巣でもあれば容易な事ではない 蜂の姿は無く一安心 雪道を歩く音を収録する小鳥の声も聞こえてきた
雪は次第に深くなる ルートに足跡は無い 五合目にかかる少し手前でルートを失った しっかりした登山ルートがついている筈なのにと思い 少し戻ってルートを探すと右に登って行くルートを見つける事が出来た
1時間少々要して五合目に着く まだ小雪が舞っており山頂は雲に覆われ見えない 五合目から登りがきつくなるのでここで軽アイゼンを履き出発 斜面の登りでは山肌をけとばすようにして足場を確保して登って行く 幸い積雪は膝下までで膝が埋もれることは無いのでそれなりのテンポで登って行ける 登っている途中で足音を収録する 雪に埋もれて行く音が聞こえる テンポはまあまあだ
急な登りを終え六合目に出る 五合目から25分要した この調子だと直登ルートを選んだとしても山頂まであと1時間程度はかかりそうだ 悪くてもリミットの14:00までには登れるだろうと読む
六合目に出ると山頂の雲が消え、山頂が見えるようになってきた 雪は止み太陽が時々顔を出すようになってきた ルート脇にマユミを見つけた 色の鮮やかさは無くなっているもののまだ色を残している 森林公園のマユミの木の説明に この実はかなり遅くまで残り初雪の頃でも赤い実がよく目立つ。 と書いてあったのを思い出す
六合目を過ぎると雪は更に深くなる 少し登ると吹き溜まりのような所があり膝上まで埋もれる 膝上まで埋もれると雪から足を抜く事が大変だ バランスを崩し手をつくと身体が埋もれてしまう ここに吹き溜まりが出来る事は知っていたがこんなに積もっているとは予想出来なかった 輪カンジキを持って来なかったので難航を強いられる
やっとのことで吹き溜まりを抜けるが抜けたあとも結構雪が深く膝頭まで埋もれる それでも七合目までは登ろうと雪と格闘する 六合目から七合目までなんと44分を要してしまった こう雪が深くては登るのが容易ではない あと三合だが2時間程度はかかりそうだ リミットの14:00までにはとても登れそうも無い 櫃ヶ山登山は今日を含めて21回になるがGiveUpするのは始めて 無理は避けて今日はここで戻ろう そして温泉を楽しもう
七合目で記念撮影をし、登ってきたルートを戻る 足跡を忠実に追い順調に下山する
汗に濡れたまま真賀温泉に立寄る いつも利用している幕湯は今日は満員で150円の男湯に入る 冷えた身体に温泉の湯は実に気持ちが良い 1時間程湯に浸かり帰宅する いつまでも身体がぽかぽかしていた
いつものように429を走る 今朝はこの冬一番の冷え込みとの事 刈り取りの終わった稲田が白くなっている 加茂川の道の駅を過ぎると沿道の樹木にも白いものが見られる 旭川ダムに向かう道は工事で通行止めで大師山トンネルに迂回させられる 旭川ダムに出ると川沿いの樹林は霧氷が出来ており寒々しい景観旭町から県道30を走り、落合で313に合流する 合流する手前にある温度表示は−1℃といよいよ氷点下の気温 落合で313に乗る 県北の山は雲に覆われ見えない 久世に近づくと正面に三坂山が見えてくる 山肌には白いものが見える 雪が積もっている 勝山の街を過ぎ313を北上する 神庭の滝入口は1℃と少し気温は上がってきている 見尾の工事現場を片側交互通行で通り抜け 真賀温泉 足温泉を過ぎると正面に櫃ヶ山が顔を見せる ガスがかかっているが雪が積もっているのがわかる 登山口に駐車させて戴く 今日は1台も駐車していない