星山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り118分 下り59分  岡山県
倉敷からの距離   91Km        登頂日 2005/12/10   ガイドブック F写真 山の音

駐車場所10:50−10:54ビジターセンター−11:07_700mH1.7Km11:08−11:40_800mH−11:56前山分岐−12:05西登山口合流−12:14_900mH−12:15出会い12:22−12:38八合目−12:45_1000mH−12:56星山13:09−13:15八合目−13:20_900mH−13:24西登山口分岐−13:33前山分岐−13:58_700mH−14:06センター−14:08駐車場所

登山 
 8日に櫃ヶ山を訪ね 山頂に立てなかった 今日は星山(ほしがせん1030m)にチャレンジする
 
 雪がわりとしまっていたのでこの様子なら軽アイゼンでいいかなと軽アイゼンを履いて出発するがすぐに雪が柔らかくなる いずれ輪カンジキにする必要がありそうだからいっそ今の内に履き替えようと履き替えて出発する

 ビジターセンターへの登り口から雪である いくつも足跡が見える 果たして今日のだろうかと思いながら登って行く ビジターセンターを抜けると足跡がしっかりとわかるようになる これ幸いと足跡を追いながら登って行く 標高700mの標識の地点で積雪量は30−40cm程靴が埋もれる程度 真っ白な雪に覆われた雪面は美しい 時折太陽の陽が射しこみ 雪面がまぶしくなる 同時に陽射しの温もりが感じられる

 足跡を見ながら男性だろうか? 1人なのだろうか?と推測する 割と小さな足跡だがステップの幅は結構ある このステップ幅で新雪の上を歩くのは随分しっかりした方だな 時々休まれたのか複数の足跡が見られる どんな方だろうかと思いながら登って行くと 何と女性の方と出会う 11:35とメモ 標高800m地点手前である

 すごいですね 山頂まで登られたのですか? と伺うと3名で来て 自分は前山のところでGiveUpして降りてきたが 2名は登っている 雪は更に深くなる との事 お気をつけてと挨拶を交わし登って行く なんと足跡は3名の女性のものだった

 標高800m付近から前山分岐に向け登りが続く 雪が深くなってきた 輪カンジキを履いているので膝上まで埋もれる事はないもののかなり深い 足跡の後を追いながら一歩一歩登り分岐に出る このような状況では私が単独で登ってきたらここでGiveUpしたかも知れない

 前山分岐に出ると 星山の山頂が大きく近づく コルまで降り 登り返すルートとなる 笹山に雪が積もっているのでどこのルートも選べる 逆にどこを選ぶか自由度が多すぎて返って難しい だが足跡は驚くほど正確にコルに向かって降りている 相当慣れた方だなと安心して後を追う 所により膝上まで埋もれる 下りはいいが帰りの登りが大変だなと思いながら降りて行く

 コルからは雪質が変わり膝上まで埋もれる事はなくなり一安心 コルの位置にある西登山口との合流点を過ぎ 標高900m地点を過ぎた所で 女性2人組の方が降りて来られるのに出会う ルートを開いて戴いた御礼を言う 大阪和泉から来られたとの事自動車のナンバープレートと一緒だ 明日は那岐山に登られるとの由 雪が随分深いですねと問われ 8日の櫃ヶ山での雪の状況を話し この時期にこうした経験は初めてと話す 温泉の事を問われたので勝山のラジウム温泉と湯原の真賀温泉を紹介 真賀温泉はおすすめですと話す 写真を撮りましょうかと話し カメラのシャッターを押してあげてから別れる 地元の方と予想していたが大阪の方と知りびっくり 雪道でもしっかりルートを把握しており かなり経験を積まれておられるようだ

 樹林を抜けると最後の登り 八合目の標識が見えそれを過ぎると標高1000mの標識 普段はあまり気にしないが一歩一歩の歩みが遅いので一つ一つ目に入る 時間をメモに記載しながら登って行き 山頂に出る

 山頂から櫃ヶ山に連なる山並みを樹間越しに見る事が出来る その先の蒜山は雲に覆われはっきりしない 大山はまったくわからない 山頂のマユミはもう全く色が無い 太陽が顔を出したり翳ったりする 時折風も吹いてくる 太陽が翳っている時に風に吹かれると流石冷たく感じる 写真を撮り 身体が冷えない内に下山する

 下山は登ってきたルートを忠実に戻る コルから前山分岐への登りを心配したが お二人の足跡に助けられ 階段を登るような調子で難なくクリアー 最後までお世話になりました 標高800mを過ぎた地点だっただろうか 男性の方と出会う 天気が良くなりましたねと言いながらスタスタと登って行かれた リュックもストックも何も持っておられなかった

 そのまま下山 先に駐車されておられた車はすでに無かった



 帰路 勝山のラジウム温泉に寄る 65歳から200円になる あと1ヶ月程だが300円払って入浴する 冷えた身体に温もりは実に心地よい 思わず声が出てしまう


アプローチ
 薄日が漏れる中429を走る 寒気が入り雲が出易い天候だが中国地方上空には雨雲は無いとの事 一昨日に比べ寒気は少し弱まったのか旭川沿いの霧氷は見られない 落合手前の温度表示は4℃と一昨日より高い 県道30から313に乗る 正面に見える三坂山には雪が見えるが一昨日よりは少なくなっているように思う

 勝山の市街を抜ける 雲が出て寒々しい 道路脇の温度は1℃と太陽の陽射しの有無が正直に数字に表れている 313から神庭の滝に向けて三叉路を左にとる この辺りから道路脇に雪が見えてきて 車を走らせるにつれ増えてくる この様子だと登山口までのアプローチが心配になる

 神庭の滝の手前の駐車場付近は路面に雪が残っておりアイスバン状態 バリバリという音が聞こえてくる この状態では急な斜面は走れそうも無い 星山登山口の標識を右に入る道を見ると幸いな事に路面の除雪がなされている これ幸いと右折する だが除雪されているのは一車線分 対向車が来たらどこまで戻らないといけないかと心配しながら急な登りを走らせる 登りを過ぎた所で対向車と出合ったがわりと近い場所まで戻ってすれ違う事が出来たので幸いだった 案内標識に従って進む 星山登山駐車場の駐車場は積雪で入れない ビジターセンター入口に駐車している車の隣に駐車させて戴く