擬宝珠山



擬宝珠山 1110m  難易度 ☆   登り44分 下り20分  鳥取県
倉敷からの距離   141Km        登頂日 2006/03/21   ガイドブック  写真

駐車位置10:34−10:45コル10:52−11:09第2リフト11:10−11:28擬宝珠山山頂11:43−11:58自動車道12:02−12:07駐車位置

登山
 雪解けが進んでいる 今日は足を伸ばし、擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)の雪を楽しむ

 登山支度をして出発する 鏡ヶ成の気温を確認出来なかったが手袋を外しても冷たさは感じられない 雪が緩くなっている可能性があるので輪カンジキを準備する

 国民宿舎の前から雪 雪面はスキー客の為しっかり固められておりしっかり受け止めてくれる スキーやスノーボードを楽しんでいる姿を見ながら象山と擬宝珠山のコルに向かう スキー場は擬宝珠山の斜面にある 斜面の左側は山肌が顔を見せており第二リフトは運転していない模様 象山の方は尾根筋からかなりの範囲で山肌が見え雪解けが進んでいる

 コルに向かうルートは雪面の上どこでも歩ける 足が埋もれるのがいやなので踏み跡を追ってゆくが雪はしっかりしており足をとられる事もなくコルに着く コルからは尾根の登りになる そこで輪カンジキを着用する

 雪は良く締まっておりサクサクという感じが心地よい 尾根道の雪景色は素晴らしい 景観を楽しみながら登って行く 高度をあげてゆくとその都度尾根の景観が変わる 雪庇が出来ており雪の壁は3mは越えているだろう 斜面が急な所は樹木を掴み身体を引き上げるようにして登って行く

 第二リフトを右に見て樹林を抜けると皆ヶ山が顔を出す 尾根道が違った顔を見せてくれる 大きなブナの樹が景観にアクセントを付けてくれる 前を見ても素晴らしいし 振り返っても素晴らしい 少し登っては立ち止まりカメラに収める

 象山の先に矢筈ヶ山が見えてくる 烏ヶ山は樹林越しに見える ルートは緩やかなアップダウン ルートに僅か踏み跡を見つける事が出来るが今日のものでは無さそう 右手に烏ヶ山の眺望が得られるようになると山頂は近い

 山頂と言っても尾根道の先にちょこんと標識が雪面から頭を出している 昨年と同様で結構雪が積もっている 山頂からは皆ヶ山が目前に見え 山の間から上蒜山がわずか覗く その右手には中国山脈が見える 鬼女台(きめんだい)展望所に続く道路の先に三平山が見える 反対側の烏ヶ山の方角は樹林で見えない

 昼食をとり下山する 下山はスキー場に向かって斜面を降りて行く 今回は少し左手方面を選んで降りて行く 昨年は軽アイゼンで降りたが今日は輪カンジキだ 急斜面で足を滑らさないよう足場を確保しながら降りて行く 下山は早い あっと言う間に降りてしまう 降りてきた位置がゲートより大分左に寄っていたので右方向に修正して下の駐車場の前に出る あとは自動車道を歩き車のところに戻る

 今日は小鳥の声は聞こえて来なかった



 鬼女台(きめんだい)展望所方面へのゲートは閉まっていたので走ってきたルートを下蚊帳まで戻り そこから蒜山を走り 湯原の露天風呂に寄る

アプローチ
 雪なみネットを見ると明地峠や犬挟峠の積雪は0cmと雪解けが進んでいる 鏡ヶ成の雪の状況をライブカメラで確認し 駐車場の雪が前日の午後になって消えている事を確認する

 今日は降水確率は10%天候は曇り 15:00頃晴れるが翌日は雨という予報 倉敷の空も雲に覆われどんよりとしている 高梁川沿いを走る 川面に水鳥が浮かんでいるのが見える 総社の気温は3℃ 総社で180号に乗り北上する 高梁 井倉 新見と抜けて行く 新見4℃ 千屋7℃と気温が上昇してくる 明地峠を抜けるが雪は探さないと見つからない 周辺に見える山も雪がかなり消えている

 明地峠から山頂を雲に覆われた大山が見える 峠を越え 日野町から181に乗る 大山ならびに烏ヶ山が見えてくる 江府で482に右折しじぐざぐに国道を登って行くと盆地に出て視界が急に開ける 大山から烏ヶ山に連なる山並みが車窓の左手に展開する 好きな景観だ 道路脇の温度表示は8℃

 南大山大橋を見送り482を進むとやがて三平山ならびに下蚊帳ダムが見えて来る 三平山の雪も随分少なくなっている 新しい道路が建設されているがまだ開通しておらず旧道に導かれる 広域農道と482の三叉路周辺の道路工事が行われており信号で通行規制がされている ここを広域農道に進む

 広域農道をじぐざぐに登って行くとすぐに前方が開け 正面に烏ヶ山が見えてくる ここの景観も素晴らしい ここに来て道路脇の畑に雪が顔を出す 除雪車で除雪された雪の固まりが残っているが随分と小さくなっている

 広々とした景観を楽しみながら車を走らす 標高が高くなっているのだろう雪が次第に増えてくる 県道45に合流し鏡ヶ成に向かう 周辺は銀世界 烏ヶ山がどんどん近づき 道路脇の雪の壁も次第に高くなる 一番高い所は2−3mはあろうか 車を走らせながらデジカメで車窓のスナップを撮る デジカメの気楽さだ ガードレールの映像が流れており映像データの取り込みに時間がかかっている事がわかる

 路面には雪は全くない 凍結しているような所もなく無事鏡ヶ成に到着 国民宿舎前の駐車場に駐車する 駐車場はスキー客等で賑わっている