駐車場10:30−10:36雪道に−10:41登山道入口10:46−10:49三合目−10:56_1.2Km−11:04六合目_0.6Km11:05−11:35西毛無山見ゆ−11:38蒜山見ゆ−11:45九合目−11:55山頂12:14−12:22九合目−12:29俣野分岐−12:54白馬山12:56−13:45林道13:47−13:50駐車場
雪山も終わりに近づいてきた 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねるリュックに輪カンジキと軽アイゼンをくくりつけて準備していると登山準備をされていた方から輪カンジキが必要ですかと問われた 雪の状態がわからないので と返事する その方も車の所に取りに戻っておられた
その間にお先に出発する 毛無山山の家周辺は雪景色 藁葺きの山の家は雪景色と良くあう 登山ルートの林道は除雪されている 林道入口に休憩小屋のようなものが最近出来たが雪の重さに耐えられなかったのかつぶれていた
樹林の中の林道も除雪されていた 道路脇の雪は70cm程度はあろうか 結構高い 左手に何か設備があるところまで除雪されておりそこからは雪の上を歩く 雪は固く締まっている この様子なら軽アイゼンで良さそうだ 登山口入口の所で軽アイゼンを履く
サクサクと心地良い音を立てながら雪道を歩く 三合目の標識を確認する事が出来たので大分雪は溶けている 小鳥の鳴き声があちらこちらで聞こえる まだ小鳥の鳴き声は聞こえてこないだろうと思いICRecorderを持参して来なかった 残念な事をした
渓流沿いのルートを登る この辺りから登りがきつくなる ルートには無数の足跡がついている 人気のルートなのだろう 杉や桧の小枝が雪面に落ちて真っ白な雪面とは言えないが高度をあげてくるとブナ樹林に変わり 雪面の小枝は無くなってくる
六合目の周辺は渓流の流れがある場所 雪解けが進んでおり樹林の周りやルート上にも所々に地肌が見えている 時折ズボーと落とし穴のような形で足を踏み抜く 膝頭の上を少し上回る程度だが足を引き上げても次も抜けるなどと大変 抜けない所をなんとか探し 踏み抜かないよう体重の移動にも気を付けながら登って行く 六合目付近が一番の難所だった そこを抜けるとそれからは雪を踏み抜く事は無かったように記憶している
毛無山のブナ樹林帯の中の登りとなる 太陽の陽射しを受け樹木のシルエットが雪面に影を落としている 高度を上げて行くと左手樹林越しに西毛無山が見えて来る そして今度は右手に上蒜山の山頂が見えてくる そして前面に山頂が見えて来る 九合目が近い
九合目に出る 5名のパーテイが山頂に向けて登っておられた ルート上に所々笹や地肌が見え ここでも雪解けが進んでいる 左手の樹林の間から見える西毛無山の景観が高度により変化して行くのを楽しみながらパーテイを追って行く 九合目からの登りは結構急だ 軽アイゼンの爪がしっかりと足元を支えてくれ順調に登って行く事が出来る 先に登っておられるパーテイーは長靴で登っておられる 滑らないのだろうか
樹林帯を抜け最後の登り この最後の登りがいつも楽しみだ 右手に見える視界がどんどんと広がって来る 蒜山三座が見え 皆ヶ山とその先の矢筈ヶ山 次に 擬宝珠と象山 更に烏ヶ山 そして山頂直前で大山が見えてくる 一歩登る毎に展望が広がってくる気持ちはなんとも言えない
そして山頂に出る 360度のパノラマが広がる デジカメの気軽さを利用してパチパチと10枚程写真を撮り 帰宅してパノラマに合成する デジカメの液晶モニターは明るさが不足しこうした環境では何を撮っているのかわからない ファインダーを覗いて撮っていた時と感じが随分と違う
大山を中心にした山並みを遠景にして 前景には白馬山に連なる尾根道を一緒に収める また 西毛無山も美しい 5名のパーテイは島根と岡山から来られ、合流して登って来られたとの事 下山は登って来られたルートを降りると話しておられた 昼食後お先にと声をかけ尾根ルートに向かう
山頂から俣野分岐に向けての尾根ルートはこれまでと景観を異にする ブナ樹林には樹氷が形成されている 太陽の陽射しを受けさらさらと音をたて落ちている 九合目辺りが一番見事だ 尾根の雪の景観も美しい 大山の美しい山容が見えるのも嬉しい
俣野分岐を右に白馬山に向かう ブナ樹林の景観を楽しみながら尾根道のアップダウンを行く ここでもひっきりなしに小鳥の鳴き声が聞こえる 白馬山からみえる大山が今日の最後だ いつもの景観だがカメラに収める
下山ルートは雪解けが進んでいる 降りるに従い足をとられる回数が増えてくる 膝頭までずぼーと埋もれる 身体が前に倒れないよう一歩一歩確認しながら降りて行く この下山ルートはルートを失い易い いつぞやは下山ルートより左の尾根に降りてしまった 足跡をなんとか追えるのでそれを追って行く 見覚えのある所を確認しながら順調に降りてきた
が 少し様子が違ってきた 足跡が少なくなってきた スノーシューの跡と思われる足跡を見つけそれを追って行くがどうやらその方も迷っていたようで 渓流を右手方向に見ながら幾つかピークを乗り越えやっとルートに合流した どうやら今度はルートの右方向の尾根に降りてしまったようだ
渓流沿いのルートに合流するもここもズボズボ 輪カンジキを早く履けば良かったのだがタイミングを失したまま林道に出る 林道に出たところで軽アイゼンを脱ぐ
駐車場では5名のパーテイが下山されており周辺を散策されていた
帰路久世のラジウム温泉を楽しむ 65歳になったので200円と安くなった
中国地方は高気圧に覆われ晴天の予報 倉敷の空もきれいに晴れる 薄っすらと白い雲が浮かぶ 429を走り足守・加茂と抜け旭川ダムに出る 本日は通れますとの表示があり429をそのまま走る 旭町から県道30に乗り落合に 落合入口の温度は6℃ 落合から313に乗る 旭川の先に三坂山が見えてくるが雪はもう見えない 久世を抜け 勝山を直進し181に乗る 勝山から美甘村、新庄と走り 毛無山登山口の標識を右折する ここまで沿道に雪は見られない川沿いの道を走って毛無山登山口の標識を左折すると日陰の部分にわずか雪を認める事が出来る 男滝の急な登りを抜けると正面に毛無山に続く山並みが見えてくる 冠雪した山並みが迎えてくれる 毛無山の山頂付近の斜面は雪崩で雪が剥げたのか地肌が見える 駐車場には3台駐車 その内1台の方はご夫妻で登山支度をされていた