泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り126分(Aコース) 下り92分(Aコース) 他22分  岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2006/05/08  ガイドブック  F写真 山の音

駐車場9:56−10:06林道−10:09分岐−10:13登山口_4.5Km−10:36水場−10:50水場10:52−10:57福ヶ乢−11:39井水山山頂11:44−11:50Bコース分岐−12:04_1198mピーク12:05−12:20山頂12:40−12:53_1198mピーク−13:02Bコース分岐13:04=13:13root不明戻る=13:26Bコース分岐−13:35井水山13:43−14:07福ヶ乢−14:10水場14:11−14:18水場−14:33登山口−14:45駐車場

登山

 泉山(いずみがせん1209m)は登山写真の掲載を始めた2001年以降 この時期に登っていない 5月に登ろうと思っていた山の一つ

 ウグイスの鳴き声が遠くから聞こえてくる 樹林の整備をしているのかチェーンソーの音も聞こえてくる 登山支度をして出発する 神社の横を抜けると大きな松の木の切り倒し作業をされていた 松くい虫にでもやられたのだろうか 道路からすぐそばで切断作業をしており倒れて来ないか気持ちが悪かった 通り過ぎてしばらくしてみしみしという音が聞こえてきた 切り倒されたようだ

 ルート脇にはキケマン チゴユリ シロヤマブキ ミツバツツジ ミツマタなどが顔を見せる そして新しく出来た林道に出る 直進するとBコース登山口に出るがその標識は無い 林道を大きく右に曲がってから左に分岐するルートに入って行く ルート入口に登山道と記載された小さな標識がある 大きな道路が出来ると登山道入口がわかりにくくなるから要注意である

 ルート脇にトキワイカリソウが顔を出す ワラビも見つけた Aコース登山口入口山頂まで4.5Kmの標識に従い山道を登って行く 桧の樹林帯で樹林特有の冷気を感じる あちらこちらにトキワイカリソウが顔を見せる 急な斜面を登りきったところにミツバツツジが出迎えてくれた その後は比較的なだらかな登り ウグイスをはじめとする小鳥の鳴き声を聞きながら登ってゆく

 おや? ホウホウホウという低い鳴き声が聞こえてくる フクロウだろうか 水場の少し手前だ 足を止め鳴き声を収録する

 水場を過ぎるとコチャルメルソウ エンレイソウ ミヤマカタバミ ボタンネコノメ キンキエンゴサク ショウジョウバカマなどが顔を見せる ルート上に倒木があり倒木を廻り込むようにルートがついているので跡を追うと湿地帯の横に出た 地面の下から奇妙な鳴き声が聞こえてきた カエルの鳴き声と思うがこんな音もあるのかと収録する 聞いてみて欲しい

 渓流を3度またぐようにして越える そして福ヶ乢に出る 福ヶ乢からは見晴らしのきく尾根道 登るにつれどんどん高度を稼ぐ 振り返ると眺望が面白いように広がってゆく ウグイスの鳴き声があちらこちらで聞こえてくる オオカメノキ ミツバツツジ アセビが花を咲かせ 周辺の樹木も新芽が出てきて萌黄色と言うか早春の彩りを感じる事が出来る 足元にはミツバツチグリとダイセンキスミレが小さな黄色の花を咲かせている 高度を上げて行くとダイセンキスミレがほとんど

 先日コシノアブラという山菜を戴いた 山菜と言っても樹木の新芽である 天麩羅にして食べた 結構おいしい タラノメに似た味だ 尾根道を登っているとそれらしい木を見つけたが果たしてコシノアブラだったのだろうか?

 泉山Aコースのこの時期はシャクナゲの花に出会える期待がある シャクナゲの群生している所で探すが 花はまだ 赤く膨らんだ花芽を見つける事が出来た ここでシャクナゲの花に出会った時が思い出される 調べてみると1999年の5月だった

 タムシバやオオカメノキが花を咲かせていた これらの花は新芽が芽吹く前に咲き早春の山に春の訪れを教えてくれる そして井水山に出る

 井水山からは360度のパノラマを楽しむ事が出来る 那岐山には丁度雲がかかっていた また、蒜山の方角も雲がかかり遠望はきかなかった お茶を飲みのどの渇きを癒してから山頂に向けて出発する

 井水山まで登ればあとはルンルンの尾根歩き ウグイスの鳴き声も聞こえてくる ルートに白い花が一杯落ちていたアセビだ まだびっしりと花を咲かせていた イワカガミのつぼみを見つけた イワカガミも咲くようだ Bコースとの分岐を過ぎ アップダウンをこなす ショウジョウバカマ ダイセンキスミレをあちらこちらに見つける事が出来るが花は少ない 風がさーと吹き抜ける なんと気持ちの良い事 今日は暑い 風が気持ち良い季節になったものだと季節の移り変わりを実感する

 1198mピークを過ぎ山頂に出る 山頂はダイセンキスミレが群生しているスポット 今年は時期が早いのか山頂広場一面には咲いておらず 一部で固まって咲いていた 山頂からも360度のパノラマを楽しむ事が出来る ここでもデジカメの気楽さを活かしパチパチと360度の景観をカメラに収める 大山が雲の上に頭を出していた 大山を背景に記念撮影をする 近景と遠景の撮影はデジカメは結構威力がある

 昼食を終えてから下山する 下山はBコース分岐まで登ってきたルートを戻り 分岐から登ってきたルートと分かれてBコースへ降りて行く 岩場を迂回するようにして降りそこから少し降りた地点でルートを失う はっきりしたルートがある筈だが見つからない 下山ルートで深追いし疲れて戻れなくなるといけない 今日は気温も高くかなり疲れが溜まっている もう少し探せば見つかると思うが危険は避けたい すぐに戻る事を決心 快調に降りてきたルートをふうふう言いながら戻る

 尾根分岐まで戻り 井水山までゆるやかな登りではあるが結構応える もう登りは終わったと思った矢先の登りなので心構えが出来ていない なんとか井水山山頂に戻る 息が上がっており山頂の石の上にもたれるようにしてしばし休憩 息を整えてから下山する あとは下るだけであるテンポ良く降りて行く



アプローチ
 今日も429を走る 沿道の緑が次第に濃くなって行く 今日は生憎曇り空 緑の鮮やかさは今一 足守 加茂川を抜け 旭川ダムの堰堤を走る 今日も水を満々と湛えている 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを抜ける 泉山は見えない 県道159ならびに181を経由して院庄で179に乗り北上する 雲井山トンネル出口の気温は21℃ 今日も気温が高くなりそうだ 奥津中学の所を右折 整備された道路を走り登山口駐車場に駐車 今日は1台も駐車していない