熊山



標高 508m    難易度 ☆     登り104分(熊山ルート) 下り80分   岡山県
倉敷からの距離    48Km        登頂日 2006/06/10    ガイドブック  F写真 山の音

駐車場11:30−11:35登山道入口−12:05一本松−12:19ベンチ(舗装道路)−12:25鉄塔−12:34五合目(展望所)12:51−13:00六合目−13:14赤松峠−13:25二つ井戸−13:31山頂展望台13:51−13:57二つ井戸−14:02展望台−14:09赤松峠−14:27五合目−14:36ベンチ−14:45一本松−15:11登山道入口−15:16駐車場

登山
 熊山英国庭園について新聞やラジオに紹介されたのを知り訪ねる 熊山まで行くのに山(くまやま508m)に登らない手はない 久々に熊山ルートを訪ねる

 熊山登山は18回目になるが熊山ルートは2回目 前回登ったのは1999年6月と期せずして同じ時期に登っている 駐車場からJRの線路を潜って歩いて行くと当時の風景が思い出される 確かホトトギスの鳴き声が聞こえてきた記憶があり登山日記を調べるとホトトギスの事が書いてあった だが 今日は聞こえてこない

 舗装道路を登り登山道入口から登山道に入る 入口には4.5Km90分と記載されている ルートにはニガナ コナスビ ツルアリドウシ オカタツナミソウが顔を見せる ツルアリドウシの白い小さな花は星を散りばめたようで結構目立つ オカタツナミソウはこれから花の形が整って行くようで 最初は何の花かと思ったが整った状態の花がありわかった次第 足元は石が敷いてあり結構歩きにくい 下りは滑らないよう注意が必要だ

 一本松と書いた標識の場所に出る 標識には昔大きな松の木があり村人は親しみを込めて一本松と呼んでいたと記載されているがその松の木らしいものは見当たらない ルートは一本松で左に折れ ゆるやかな土の道となる 一本松では6名のグループが大きな荷を持って休んでいた 熊山でキャンプをするとの事 40Kg程の荷を背負っていると伺った

 ルートにはツツジが咲いていた 白い房状の花が一列に並んでいるネジキという花を見つけた ネジキは所々で出会う事が出来た ノイバラも白い花を咲かせていた ルートを登って行くとベンチがあり舗装道路に合流する 舗装道路は熊山の上の駐車場に繋がる自動車道だ 後ほど山頂で管理人の方に伺ったのだが ここまで車で登り、ここから歩いて来られる方が結構いるとの事 一本松までのルートが結構荒れていたので不思議に思っていたがここを歩く人は少ないようだ

 舗装道路を数歩歩いてすぐに登山道に入る また ネジキに出会う ウグイスの鳴き声に混ざりホトトギスの鳴き声も聞こえてきた 鉄塔の横を抜け少し登ると五合目の展望所に出る 展望所から吉井川にかかる熊山橋や熊山英国庭園の方角を見渡す事が出来る なかなか見晴らしが良い ウグイスやホトトギスの鳴き声を聞きながら昼食休憩をとる

 昼食中二人り連れの方が降りて行かれた 昼食を終え 山頂を目指す コガクウツギが咲いており匂いを嗅ぐと芳しい香りがする 犬が降りてきた 私と出会ってびっくりしたのか急いで飼い主の方に戻って行った 若い二人連れだった ゆるやかな登りを行くと 赤松峠と書いた標識がある 標識には赤土と赤松 登りも下りも越えて行く処、赤松峠と言われている由 と記載されていた

 峠からゆるやかな下りとなる 前方には山頂ピークを見る事が出来る 筒状の花が枝先に沢山咲いている花を見つけた 調べてみるとガンビとの事 雁皮紙の原料になるとか ミツマタも紙の原料になるが比べて見ると花の形が似ている

 展望所の表示があったが帰路に寄る事としてそのままルートを行くと道路を越え 二つ井戸に出る そこにはウツギが白い花を咲かせていた 二つ井戸から熊山遺跡に向かい 千年杉を見て熊山遺跡ならびに熊山展望所に出る

 展望所のベンチに男性の方が横になっておられた 近づくと身体を起こす 折角休んでおられたのにとお詫びをする 話を伺うと管理人の方であり 色々と教えて戴く 途中まで車で登られ ベンチの処に車を置いて来る人が結構おられる事 キャンプに近郊の大学生が来られる話など

 展望所からは南側の景観を望む事が出来る 吉井川の曲がりくねった流れは美しい 穏やかな景観の中に荒れ狂うと想像を絶する力を秘めている事はまだ記憶に新しい

 帰路は同じルートを戻る 二つ井戸の先の展望所に行って見たが 樹木が茂った為か全く展望がきかなかった



アプローチ
 2号線岡山バイパスを走り、吉井川を渡ってから和気方面に吉井川沿いを走る 河川敷にある熊山ハイキングコース駐車場に駐車する 千躰(せんだ)バス停が正面にあった