櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り91分(直登ルート) 下り72分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 2006/07/04   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場所9:42−9:46登山口1−10:00標識2−10:09標識3−10:15ハチ注意−10:32五合目−10:43六合目−10:52七合目−10:55分岐10:57−11:03八合目−11:08九合目−11:15山頂11:36−11:45標識1−12:02標識2−12:18林道標識3−12:31分岐−12:38休憩所=12:40滝=12:43休憩所−12:49国道−12:53駐車場所

登山 
 梅雨の晴れ間を狙い、今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山口には相変わらずハチの巣注意の標識がある 冬とは違ってハチの動きは活発になってきていると思う どう注意したら良いかわからないが多くの人が登っているのだから大きな問題とはなっていないのだろうとそのまま登って行く

 舗装道路から標識1の案内に従い山道に入って行く 渓流の流れや小鳥の鳴き声が聞こえてくる そして畑の中のルートを通って樹林帯のルートに入って行く その間 ドクダミ ユキノシタ ツユクサ ニガナ カタバミ ミツバツチグリ ホタルブクロが花を見せてくれる カタバミとミツバツチグリは同じような黄色の花で良く見ないと違いがわからない

 標識2を過ぎる 樹林帯の中は花は少ない 倒木の場所は潜って抜けて行けるようなルートが出来ておりそこを抜ける ウグイスや小鳥の鳴き声が聞こえる トンビだろうか微かにピーヒヨロロと思われる鳴き声が聞こえてくる

 標識3を過ぎる そろそろハチの巣のある所だ そーと刺激を与えないように通り過ぎようと神経を集中していたところ突然バタバタバタと大きな音をたてキジが飛び出しびっくりさせられる 幸いハチに出会う事なく無事通過 こんなところで飛び出さなくても良いと思うのにとぼやく ルート脇にヤマアジサイが花を咲かせている 大分色が出てきた ルート脇に群生している花があるシソ科の花と思われるが良くわかならい

 樹林帯を抜けると五合目が近い ノアザミ ウツボグサが顔を見せる ヤマツツジは早店じまい そして五合目に出る 五合目から山頂を見る事が出来る 足元を見るとワラビが顔を出している 7月でもまだワラビが育つようだ

 五合目から急な斜面を登ってゆく 斜面の左手にホタルブクロ ノアザミが群生している ホタルブクロがあちらこちらに纏まって咲いているのは面白い 紫色の花を見つけたが名前がわからなかった 六合目を過ぎた地点でイワガラミに 七合目を過ぎた地点でウツボグサが群生していた

 天狗の森への分岐に出る 天狗の森へのルートは樹林帯の中であり花は少ないと思われるので分岐を直登する ヤマツツジがあちらこちらで顔を見せるが見栄えは今一 ウツボグサはルートの道しるべをするように要所要所に顔を見せる ルートは山を巻くように潅木の中を抜ける 足元に白い花が落ちていた 見上げるとネジキが一列になって花を咲かせていた

 そして八合目に出て天狗の森のルートと合流し、斜面を登って行く 途中に風倒木があった筈だが整理されていた 風倒木は九合目の先にもあったがそちらも整理されていた ホトトギス ウグイスの鳴き声を聞きながら 九合目からの階段状のルートを登って行き山頂に出る

 山頂は曇り空 遠望はきかない 眼下にブルーシートで覆われている313の崩落現場を見る事が出来る ウバユリが2本花芽を大きく膨らませていた ヨツバヒヨドリが固まって咲いており ナワシロイチゴが紫色の花を咲かせていた 昼食を終えた頃 男性の方が登って来られた 伺うと櫃ヶ山を登られるのは初めてと話されていたので竜頭(りゅうず)の滝に降りるルートを紹介する 天候が崩れないうちにとお先に失礼する

 下山は私も竜頭の滝経由としよう この所の雨で水量が増えているだろう 山頂の下山ルートを示す標識には竜頭の滝方向が記載されている 標識の方角に従い星山に向かう尾根を降りて行く 尾根道にササユリが一輪清楚な花を咲かせていた 出会えるといいなと思っていただけに嬉しい

 標識1から尾根と別れ 左に降りて行く 傾斜が結構あるので樹木に掴まりながら降りて行く しばらくすると渓流の音が聞こえて来る ヤマアジサイが所々で顔を見せる 渓流はいつもより水量が多い 渓流の中のルートを抜け 標識2に出る

 標識2からは渓流沿いのルート 何回か渓流を渡る 水量が多く 飛び石が置いてあるが一度水に浸かってしまう 私の靴は穴が開いており少し濡れてしまった ルート上でマタタビを見つけた ルートを覆うようにしていた枝に白い梅に似た5弁の花が咲いていたのを写真に撮って調べてわかったもの

 標識3のところで林道を渡り またルートを行く 竜頭の滝への分岐を今日は滝に向けて右に折れる ルートは狭くなってくる 目の前に飛び出している枝にプロペラのような花が咲いているのを見つける これも調べてわかったのだが テイカカズラらしい 思わぬところで新しい花に出会った

 あとは滝を見て帰路につく



アプローチ
 薄日が射している 久々に太陽の陽射しを見る感じだ 天気予報では中国地方は気圧の谷間に入っており雲が広がっていると放送している 陽が出たり翳ったりしている いつものように429を走る 沿道にはネムノキ アジサイが花を咲かせる 旭町から県道30に入る 落合手前の通行止めの場所を迂回し落合で313に乗る 勝山の気温は27℃ 見尾は片側交互通行 風倒木で荒れた斜面が長雨で崩落しているようだ 真賀温泉を過ぎた地点も崩落があり交通規制されていた 登山口駐車場に駐車 今日は車はいない