上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り92分 下り57分  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2006/07/15   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場所10:16−10:21登山口−10:32ニ合目−10:42三合目−10:55五合目−10:58展望−11:01六合目−11:10三角点−11:22八合目−11:38分岐−11:48上蒜山11:52−11:58分岐12:47−13:03八合目−13:10三角点−13:15六合目−13:18五合目−13:25三合目−13:29二合目−13:35登山口−13:38駐車場所(牧場)

登山
 相変わらずぐずついた天気が続いている、今日はなんとか持ちそうだと判断し上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 ウグイスの鳴き声がどこからともなく聞こえてくる 牧場ののどかさが伝わってくる ルートを行くと牧場の柵の所に標識があり 豪雪のため登山道に倒木があり注意と書いてある 今年の3月に訪ねた時を思い出す 倒木と言っても最初の樹林帯の中だろう ルート外でもそう支障なく歩けるので心配する事は無いと判断し進んでゆく

 牧場の柵に囲まれたルートを行く ワルナスビがぽつんと花を咲かせていた 秋の虫の音も聞こえてくる 音を録ってみたが風の音に消されてしまった

 登山口から樹林帯に入って行く 案の定杉の木がルートに向けて数本倒れている 倒木に沿うように踏み跡がついており支障なく登って行ける ニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきた ニイニイゼミは倉敷の街中でも聞く事が出来る 二合目の手前で2人連れと出会う 挨拶を交わすと 今年は何回目ですか? ササユリは咲いていますか?と問われた 今年はと問われたのでさてと頭の中で数えてみるが3月は思い出したがそれ以降も何回か登ろうと思ったりしたのではっきりせず3回かな ササユリは7月も半ばだし会えればラッキー 終わっているかもと話してお先に失礼する 今年はと問われた事にこだわらずに返事をしたら良かったかなと思いながら登って行く

 樹林帯を抜けると二合目の標識がありそこから暫く木陰は無い 薄日の射す中汗を額からぽたぽたしたたらせながら登って行く ノアザミ ウツボグサ ヤマツツジ ニガナ オカトラノオ ママコナ オオバギボウシ ナデシコと次々と花が顔を見せる 虫の音や遠くからエゾハルゼミの鳴き声も聞こえる

 五合目の標識を過ぎて少し登ると展望のきく場所に出、そこから登ってきたルートを俯瞰出来る 景観を楽しんでから先に進む ルート脇の笹が茂っているがルートはしっかりしており失う事はない イブキトラノオ シロバナニガナが顔を見せる ヤマツツジは期待していたがもう勢いはない 六合目を過ぎた地点でササユリが一輪咲いていた 先程の方は見つける事が出来ただろうか アカモノの赤い実が顔を見せる 結構多い 今度はエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる

 左手に三角点がある 紅白のポールを建て目立つようにしている ポールがあっても注意をしないと見落とす そこから八合目のピークが見えてくる イブキトラノオ ナデシコ ノアザミ オオバギボウシ オカトラノオ ヨツバヒヨドリと顔を見せる 八合目ピークの手前はヤマツツジの群生地であるが花は探さないとわからない程ですでに店じまい 八合目のピークから見える南側の斜面もヤマツツジの色は無かった

 八合目は眺望の良い場所 しかし大山は雲に覆われうかがう事は出来なかった その足で山頂に向かう ルート左手にヤマボウシがまだ花を残していた そしてブナ樹林帯に入る エゾハルゼミの鳴き声がにぎにぎしい ヤマアジサイ ツルアリドウシが樹林帯の中でひっそりと咲いていた ツルアリドウシの白い花は結構目立つ 樹林帯入口付近でササユリに出会えないかと期待していたが確認出来なかった

 尾根分岐から山頂に向かう 途中すれ違った方と挨拶を交わす あれ? 声がYさんに似ているなと思いながら顔を見合わせる事なくすれ違う 今日は結構多くの方が登っており あちらこちらで挨拶を交わしている 尾根分岐から山頂に向かう短い間でも3組の方達とすれ違った

 山頂に出る 男性の方が昼食をとっておられた 山頂は眺望はきかずおまけに木陰も無い さてここで昼食休憩をしようかと思ったら太陽が顔を出す 男性の方は傘をさして陽射しを避けておられた こう暑くてはたまらないので木陰に避難すると話し お先に失礼する 尾根分岐辺りで昼食休憩をしようかなと思いながら分岐に戻る

 分岐に出ると同じように考えられたのか3組のパーテイーが休んでおり適当な空間が無い 仕方ない降りるかと思って 休んでいる人と顔を合わすとなんとYさんとYさん お二人とは昨年5月に櫃ヶ山に一緒に登っている 伺うとお二人の山登りはそれ以来始めてとの事 こんな奇遇もあるものかと不思議に思う

 奇遇を祝ししばし談笑に花が咲く レモンテイーにブランデーを垂らしたものをご馳走になったりする 今夜は蒜山でキャンプをして明日は毛無山を目指すと話しておられた 写真を撮ろうとしたら近くの方がシャッターを押してあげると言って戴き3人の記念写真を撮る これから中蒜山に行かれるとの事で分岐で別れる

 私は登ってきたルートを戻り 駐車場に



 帰路 蒜山道の駅付近でパラパラと雨が降ってきた また 走行中にも所々で激しい雨に降られた お二人からも夜間テントに雨が入り大変だったとメールを戴いた

アプローチ
 今日は時折青空が見える いつものように429を走り、旭町で県道30を行き落合で313に乗る 落合27℃ 湯原29℃ 蒜山31℃と気温が上昇してくる 313から482に入り、下蒜山登山口を過ぎしばらく行くと塩釜冷泉の案内標識があるのでそこを右折 今度は道の駅蒜山高原1.5Kmの標識を見て左折、道の駅蒜山高原を左に見て少し走った所(百合ヶ原)を右折し牧場に駐車させて戴く