泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り69分(笠菅コース) 下り49分(笠菅コース) 他30分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2006/07/22  ガイドブック  F写真 山の音

駐車位置10:06−10:15登山口−10:35標識−10:48反射板−10:53ピーク−10:55ロープ−11:15山頂=11:301198mピーク11:35=11:50山頂12:04−12:14ロープ−12:22ピーク−12:24反射板−12:33標識−12:47登山口−12:53駐車位置

登山

 今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる

 太陽の陽が射し暑い エゾハルゼミの鳴き声がにぎにぎしい ウグイスの声も聞こえてくる 登山支度をして出発する 入口に大きな案内標識がある ルートは砂利道、車でも入れる ルート脇にはノアザミ ホタルブクロ オカトラノオ ハギが顔を見せる

 登山口には標識がある 標識を見て右へ山道を登って行く しばらくは擬木の階段が続く 階段を登りきると登りはゆるやかになる 振り返ると角ヶ仙を見渡す事が出来る エゾハルゼミの鳴き声と共にウグイス ホトトギスなどの小鳥の声が聞こえてくる ルートは桧の樹林帯に入る 樹林特有の冷気を楽しむ ニガナ ヤマジノホトトギス ヨツバヒヨドリ ヤマアジサイが顔を見せるが花は少ない ルートはこれまでの降雨で流れが出来ていた事を示すように小枝が流れ方向に向きを揃えている 樹林帯の中は水は溜まってはいないもののゆるい所があり下山時は注意が必要だ

 泉山−笠菅峠の標識のところでルートは左に90度曲がる どこからかカッコーの鳴き声が聞こえて来る 樹林帯を抜けると花が顔を見せる ウツボグサ オオバギボウシ オミナエシ オトギリソウ ナデシコなどがぽつぽつと花を咲かせている アカモノの実は熟してきているのか赤黒くなっている 幸い雲が出てきて太陽の陽射しが遮られてはいるものの暑い 汗をぽたぽたと額からたらしながら登って行く

 反射板がルート右手にある ここまで来るとルートの2/3 しばらく緩やかな登りとなりナデシコ ヤマジノホトトギス オカトラノオ ノアザミ ヨツバヒヨドリ ニガナなど花が多くなる 虫の音も聞こえてくるが近づくと鳴きやむので収録出来ない

 標識のあるピークに出る ここから山頂を見る事が出来る 手前にもう一つピークがありその先に見えるのが山頂だ ピークを少し降りてからの登りがきつくなる ロープがあるがロープのお世話にならなくても登って行ける イヌトウバナ ウマノアシガタ オミナエシなどが所々で顔を出すが樹林の中で花は少ない 一箇所ホタルブクロが群生していた

 山頂に出る 山頂には誰もいない 1198mピークの方を見るとピークを覆うようにガスが流れてきている 井水山はガスの中で見えない 昼にはまだ早いのでその足で1198mピークに向かう 山頂から1198mピークまでの尾根道は花が多く楽しみなルート オカトラノオ ノアザミ ヨツバヒヨドリ ナデシコ ウツボグサ アカショウマ ニガナ オオバギボウシ ヤマジノホトトギス ノリウツギ ヤマアジサイ ホタルブクロ アカモノの赤い実と次々と顔を見せる ヨツバヒヨドリやアカショウマが茂っており ルートを掻き分けるようにして進むところもあった 普段目にする花ばかりだなと思っていた矢先 1198mピークの手前でマルバノイチヤクソウとカキランが咲いているのを見つけた 喜んでカメラに収め1198mピークに出る

 1198mピークではウグイス カッコー ホトトギスをはじめ小鳥の鳴き声が聞こえ 虫の音も聞こえてくる 実にのどかな景観である しかし、井水山方面の尾根道はガスで全く見えない そうこうする内にどんどんガスが流れてくる すぐに山頂に戻ることにする

 帰路再度マルバノイチヤクソウとカキランの写真を撮ろうと注意して見つけた辺り
を探しながら降りて行ったが 登りと下りでは目線が違うのか残念ながら見つけられなかった ピンボケを心配し今度は三脚をセットして撮ろうと思っていた 心配通り肝心のマルバノイチヤクソウ写真のピントが甘く残念だった カキランは山頂手前で別の花を見つける事が出来た 花を見つける為には登りでないと確率が随分と低くなる

 山頂で昼食休憩をとり下山する 下山は登ってきたルートを戻る ガスが出てきて今まで見えていた周辺の山や町並みの景観が見えなくなる ガスと言えば笠菅峠ルートを登った時はガスに出会う事が多いなとこれまでの事が思い出される 反射板の所まで降りてきたところで急に北側のガスが消え山並みが見えてきた この変化は面白い

 下山はテンポ良く降りたと書きたいところだが 注意しないといけないと思っていた樹林帯で足払いをされるように見事に1本とられてしまった 注意しないといけいと解っていてもやられるようでは笑うしかない ズボンと上着に泥がついてしまったので車に乗る前に着替える



アプローチ
 今年はよく雨が降る 前線が南下して今日一日なんとか持ちそうな天気 いつものように429を走る 時折薄日が射すものの梅雨時のぼんやりした天気 旭川ダムは濁った水が水位を上げていた 休み乢トンネルを抜けた地点からは山は見えない 雲に覆われている 久米で181に乗り 院庄で179に乗る 雲井山トンネル出口の温度表示は23℃ 今日はまあまあの気温だなと思っていると急に明るくなり太陽の陽が射す 少し走った奥津の役所前の温度が26℃と急上昇 やはり暑くなりそうだ 奥津道の駅を過ぎて右折し広域林道を行く 峠の道路脇の空地に車を停める 今日は一台もいない