駐車場9:40=9:51登山道入口−10:01三叉路−10:15丸木橋=10:35ルート消える=10:42尾根=10:58GiveUp=11:20分岐−11:53渓流−12:20峠12:23−12:37大空山山頂13:00−13:17峠−13:47富栄山山頂13:58−14:22峠−14:40渓流−15:03分岐−15:04丸木橋−15:15分岐−15:20登山口=15:29駐車場
大空山(おおぞらせん1103m)と富栄山(ふえいざん1206m)の登山道が整備されたと言う情報を知り訪ねるMさんからメールを戴き 花の名前を教えて戴いた Mさんも登山を楽しんでおられホームページを持っておられる 署名欄に記載されているURLにアクセスし山の写真や花の写真を楽しんでいると大空山と富栄山のルート整備がされたのを機に登って来られたとの情報に接した
この情報を知り真っ先に思い出したのがものすごいネマガリダケの中のヤブ漕ぎ 大空山には立てたものの富栄山は断念した事だ 改めて登山記録を読み直しても奮闘した思い出が沸いてくる ルートが整備されたのなら訪ねてみようと急遽出かける
ルートが整備されているなら必要ないかとは思ったが念の為地図とガイドブックを準備する キャンプ場にある案内板を見て登山口を確認しようと思ったがそこには何も書かれていない あれ? どこから登るのだろう 尋ねる所も無いのでガイドブックを見る キャンプ場のなかを登ると・・・と書いてある ルート整備されたのならここにも案内があるといいなと思いながら、キャンプ場の中の舗装道路を登って行く ツリガネニンジン シラヤマギク ヤマハギ キキョウ オトギリソウ ヒカゲミツバ ツリフネソウと次々と花が顔を出し楽しませてくれる 10分程登ると道路右手に空地があり 岡山市制80周年記念造林地と書いた石碑がある ここが登山口だ 空地には車を何台も置ける
登山口にはママコナが群生し花を咲かせている ママコナがこんなに群生しているのは珍しいなと思いながら擬木の階段を登って行く ルートに乗れば一本道だろう ポイントになる所には標識でもあるだろうと考え登って行く ママコナが多い その他にもツルリンドウ ホツツジ ヤマジノホトトギスなどが顔を見せる どこからか渓流の音が聞こえて来る
三叉路へ出る 三叉路と言っても登りは道なりでルートを行けるが帰りは注意しないといけないとポイントを頭に入れる この三叉路はガイドが欲しいな 尤もどちらを行っても同じ所に出るなら無くてもいいのか と軽く考えルートを道なりに左の方角へ下って行く ヤマボクチ クロバナヒキオコシ オオマルバノホロシ ガンクビソウなどに出会う オオマルバノホロシは中部以北と書いてるので間違っているかも知れない 倒木があり跨いだり潜ったりして進む 抜けるのにそう大きな支障は無いが尾根ルートの整備にここを登って行くのならもう少し整備しても良いのにとルートの整備状況を確認するような視点で考えながら登って行く
イヌトウバナ オトコエシ ツリフネソウ キバナアキギリ ヤマアジサイ ツルニンジンなどが顔を見せ 丸太を7本組んだ橋を渡る 渡った所にテンニンソウが群生し芽を出してきている すぐに分岐があり右に行くルートが見えるが直進する方のルートがしっかりしておりそのまま真っ直ぐ進む ここも標識があるのが親切だがこっちまではまだ手が足りないのかなと思いながら進む
ルートは渓流沿いのルート しっかりしたルートであり何ら心配する事なく進み20分程行くとルートが怪しくなる 倒木があり廻り込むのかな? 渓流の向こうに行くのかな?と続いていると思われるルートを探す うろうろするがわからない 斜面は植林地帯で登って行けるので尾根筋を目指して登る 登って行くと尾根は更に延びている 足元を良く見ると人が歩いたような跡が見える これを行けばいいのかな?と跡を追う
樹林の中を行くので戻れなくなるといけないので赤のテープを出しマークを付けながら追って行く テープでマーキングしながら登るのはいつ以来だろかなどと思いながら追って行く その内足跡らしいものがわからなくなる おかしいな? 以前登った時には何の問題も無く尾根分岐に出る事が出来たのにとここに来てガイドブックを読み直す ガイドブックには 丸木橋がある。 沢を渡ってスギ林に入ると標識があり、そこを右へ登ってゆく と記載されている あ! あの分岐か! ここでルートを間違えた事を知り戻る
戻りはテープのマーキングを頼りにひとつづつ探して降りて行く 見つける事が出来ずに3度程前に確認した場所に戻り確認する 降りて行くのは方角を間違えるととんでもない所に出てしまうので慎重を要する 何回か往復してマークを見つける事が出来た時はほっとする そうして渓流沿いのルートに降り 間違えた分岐に戻る
分岐には標識は見つからなかったが杉の木に赤いテープが巻いてあり そのテープを標識だと思って見ると右へのルートを示している ここは間違える人が多そうだ 見つけた足跡も私のようにルートを探そうと迷い込んだのだろう 私はテープのマークまで残してきてしまった 時計を見ると1時間少々ロスをしてしまった
丸木橋から見て分岐を右に進み登って行く 倒木を避けたところにツルリンドウが沢山花をつけていた ウド キクバヤマボクチ ツリフネソウ キンミズヒキ ヤマジノホトトギスなどを見つける ルートはブナ樹林帯に入る セミや小鳥の鳴き声は聞こえてこない足音だけが聞こえてくる
水場があり水がちょろちょろと流れている 冷たさが心地よい ここから登りがきつくなる ジグザグに登って行く ツリフネソウが結構多い ツルニンジンやオオナルコユリの実なども見つける 登りがゆるくなるとやがて尾根分岐に出る
尾根分岐からはネマガリタケが刈り取られたルートが出来ている 9年前訪ねた時にはこんな所をもぐって行くのかと思った記憶があるが立派なルートが出来ているネマガリタケを掻き分けて進んだ事を思えば楽園のようだ 切り株に足をとられないよう注意しながら大空山に向かう
そして大空山山頂に出る 時間にして15分程度だが結構長く感じた 山頂にはお二人連れの方が到着 そのすぐ後を追うようにして私が到着 今日はと挨拶を交わす すでに富栄山まで登って来られたとの事 新聞にルートが切り開かれたと紹介されていたので来てみたがすごいルートで足は切り株の上でふらふらする 奥さんはころんでしりもちをつき痛い 気をつけて行かれたら良いと話しておられた 山登りは始めたばかりとの事 それは大変でしたねとねぎらう どちらから登られたのか伺うと牧場からとの事 4輪駆動であればかなり上まで登れる 牧場の中では牛の横を抜けてゆかないといけないのでと伺う そしてお先にと電波塔の方角に降りて行かれた
この話を伺い なるほど 尾根ルートの整備は牧場ルートを使って登り 大空山を経由して富栄山への尾根道を整備をしたのだ 道理でのとろ原キャンプ場からのルートは多くの人が通った形跡が無かったのかと納得する 新聞情報にものとろ原キャンプ場からのルート整備がされてあるように記載されていたので判断を間違えてしまった
山頂には三角点があり何が書いてあるかわからない朽ちた標識がある 山頂から南側に電波塔のピークを確認する事が出来、それより高いので大空山山頂と判断出来る 山頂にはフシグロセンノウ キンミズヒキ ヌスビトハギを見つけた 昼食をとり記念写真を撮り富栄山に向かう
富栄山へは尾根分岐まで戻り 分岐から今度は反対側に登って行く 軽いアップダウンになっている 前回はこの下りが見えてきた所で下りを降りると登りがこわいしルートも失う恐れがあるとしてGiveUpしたところ ほんの少しの所を25分も奮闘したのだと感慨深い ルートはまだまだ続く 足元は先ほどの方が話していたとおりネマガリダケの切り株が一杯 中には20cm程度残っているものがあり時折足が引っかかる 転倒しないようストックで支える 足の移動 体重の移動のタイミングが難しい 結構歩き難いもののネマガリタケの中のヤブ漕ぎと違い 掻き分ける必要が無い事 ルートを失う心配が無い事で実に有難い
ルートはネマガリタケの衝立の中を行く 景観は得られない 分岐から数分進んだ所に小ピークがあり大きなブナの木がある 樹間から大空山の方角が見える ルートを行く 時折前方に富栄山の山頂が顔を覗かせる ルートに沿った方角は眺望が得られる 足元には切り払ったネマガリタケがあるがまだ葉は青々としている 切り倒してまだそう時間が経っていないのだろう
そうこうしている内に山頂に出る 山頂の木に富栄山1205mと書いた標識がある 山頂周辺は広く切り払われ東側の展望を得る事が出来る 山頂から数十メートル進んだ所に三角点がある 三角点の所まで刈り込まれている 山頂とは言え足元はネマガリタケの切り株で埋められており花が咲く余地は無さそうだ
ルートを迷った事もあり14時に近い すぐに下山する ネマガリタケの切り株のルートを戻り尾根分岐から平坦なルートとなる ここに来ると足元が安定し実に快調 滑らないよう注意しながら急な斜面を降りる 丸木橋を渡り 前もってインプットしておいた三叉路を右にとり無事登山口に降りる
追記:キャンプ場からのルートは草が刈られ標識も何箇所か設置されていました 私が間違えたと思われる場所にも標識がありました との情報を戴きました10月8日 キャンプ場から登山された方からメールを戴いたもの
前に訪ねたのは1997年4月と9年前 記録を読み直し、道路地図を調べルートを頭に入れ出発する このところ視力が衰え地図を見るのに拡大鏡が必要になってきており 車にもルーペを置いている 不便になってきた 久世まではいつものルート 429を走り旭町で県道30に右折 落合で313に乗り市街地を抜け旭川を渡ると181久世に出る 交差点を右折して500m程走り県道65へ左折する 後は道なりに走って行く 米子自動車道の下を抜け余川沿いを北上して行く のとろ原キャンプ場と書いた案内標識が出ている 道路は途中幅員の狭い所があり対向車に留意しながら走らせるのとろ原キャンプ場の案内に従い右折して登って行く 天空の湯への取り付け道路が出来ているが直進する キャンプ場の駐車場に駐車する