上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り94分 下り69分  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2006/09/11   ガイドブック  F写真

駐車場所9:45−9:51登山口−10:03ニ合目−10:13三合目−10:28五合目−10:30展望−10:33六合目−10:44三角点−10:54八合目−11:14分岐−11:19上蒜山11:29−11:34分岐−11:50八合目−12:00三角点−12:05六合目−12:09五合目−12:17三合目−12:24二合目−12:34登山口−12:38駐車場所(牧場)

登山
 秋雨前線が停滞し天気の悪い日が続いている 降水確率が10%と下がってきたので急遽上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 虫の音を聞きながら登山支度をして出発する 五合目付近までガスがかかっている 牧場の中につけてあるルートを行く あれ?何の花だろうゲンノショウコの花がまだ開いていなかったのでわからなかったが開いている花がありわかった ワルナスビが小さな実を付けていた そして登山口に着く

 登山口からは樹林帯のルート 一歩踏み込むと雰囲気が一変する 杉の大木が独特の雰囲気をかもし出している 足元を見るとツリフネソウが群生し一面を覆っていた ムラサキニガナ ヨウシュヤマゴボウがぽつぽつと顔を見せる 急な斜面を登って行く 樹林帯が終わりに近づいてきたところでヤマボクチ シラヤマギクが顔を見せ樹林帯を抜ける

 二合目の標識がありそこから花が顔を出す オミナエシ ツリガネニンジン ハギ ワレモコウ ママコナ オトコエシ キキョウ マツムシソウ タムラソウと出会う都度メモをとる タムラソウの名前をなかなか思い出せなく随分時間がかかった 六合目を過ぎたあたりだろうかふとした事から思い出し 頭に引っかかっていたものを解消する事が出来た

 気温が20℃を切り 心地よい 汗の出方も違う 夏場だと樹林帯の登りに入ると間もなくぽたぽたと額から垂れてくるのだが今日は二合目を過ぎてもまだ 10:10汗とメモしているが三合目手前でひとしずく額から汗が垂れる

 登って行くと次第に花が増えてくる 名前を思い出せなかったタムラソウも早く思い出せとでも言うように頻度高く顔を見せる 三合目の標識を過ぎて少し登ると急な登りは一段落してゆるやかなルートになり五合目手前でまた登りとなる 五合目の標識付近が一番花が多い オミナエシ ツリガネニンジン ワレモコウ マツムシソウ タムラソウなどが山の斜面あちらこちらに顔を出している

 五合目の標識から少し登ると展望の良い場所に出る 登ってきたルートを一望出来る ルートはここから尾根沿いを行く 夏草が繁っているかと心配していたが刈り払われ整備されている 笹が多く花は少ない それでもママコナ ワレモコウ シラヤマギク タムラソウなどが顔を見せる

 六合目の標識を過ぎるとまた花が顔を見せる頻度が増えてくる ツリガネニンジン オケラ オミナエシ オトコエシ ハギ シシウド ヤマハッカ サンインヒキオコシ キンミズヒキを見つける 左手に三角点標識がある 標識を過ぎたすぐ近くにマルバタケブキがまだ花の形を留めていた フウロソウ マツムシソウ ママコナ ワレモコウなどに出会う

 八合目の手前で女性の方がルートに座ろうとされていた 風が強く風を避けている お友達は山頂に向かっている 誰とも出会わなかったのでルートの真ん中を陣取ってしまって済みませんとルートを空けてくれた 滑ったのかと心配しましたがどうぞごゆっくりと挨拶し八合目に出る

 なるほど結構風がある ガスが鳥取県側から次から次と流れてきて何も見えない すぐそこに見えるはずの中蒜山や山頂もガスの中 ここでじっと待っているのはつらい、女性の気持ちが良くわかる

 すぐに山頂を目指す ハギ ワレモコウ アキノキリンソウ ヤマボウシの実などを見ながらルートを行くと ブナ樹林帯のルートとなる ルートに入って間もなく 男性の方 そして暫くして4名のグループと出会う 先の女性のお友達グループなのだろう 今日はと挨拶を交わす 今日はじめてお会いしましたねと話されている声が聞こえた

 ブナ樹林はガスの中 ガスの中に見えるブナの樹林の景観を楽しみながらルートを行く ツルアリドウシが繁っており良く見ると小さい赤い実をつけていた ガマズミや名前がわからないが赤い実も見つけた サンインヒキオコシ オトギリソウ ツルリンドウも少ないが顔を見せ 尾根分岐に出る

 尾根分岐からのルートは笹が繁っている 雨が降ったのだろう笹の葉は濡れており木々の葉の雨滴もぽたぽたと落ちてきている 山頂まで行くのは見合わそうかなとも思ったがあと少しとそのまま入って行く ルートは一度整備され足元が見えていたが笹が繁り見えなくなっている所もある 笹の葉は腰あたりまである 足元を確かめながら一歩一歩進んで行く 山頂手前では雲の巣が結構あった 先ほどのパーテイーは山頂までは行かなかったのかも知れないと思いながら進み山頂に出る

 山頂には三角点があり上蒜山と書いた板が三角点に置いてあった 取りあえず山頂で写真を撮る ズボンや靴は雨滴でぐしょぐしょ 昼食をとりすぐに下山 下山は登ってきたルートを戻る

 ルートは滑りやすい所があちらこちらにありストックで身体を支えながら慎重に降りてゆく 降りている途中でストックで身体を支えている右肩に違和感を感じ身体を支えるのがきつい どうしたのだろうと右手に負荷をかけないよう降りて行った その後1週間程時間が経過するがまだ右肩がおかしい 5月には足を痛めるし困ったものだ


アプローチ
 中国地方は低気圧に覆われ雲が出やすいとラジオで放送している どんよりとした雲が垂れ込めており、雨は大丈夫だろうかと心配しながらいつものように429を走る 走るに従い雲は薄くなってゆき雨は大丈夫そうだ

 足守 加茂川と走り 旭川ダムに出る ダムの水位は下がり水は濁っている 旭町で県道30へ左折し落合に出る 落合入口の温度表示は18℃と20℃を下回る温度になってきた 落合から313を北上する 見尾 仲間を片側交互通行で抜けて行く 待ち時間は約3分 交通量がそう多くないので渋滞は起きていない

 湯原、中和村を抜け八束村に入る 313から482に入る 蒜山の温度は17℃ 塩釜冷泉の案内標識を右折 今度は道の駅蒜山高原1.5Kmの標識を見て左折、道の駅蒜山高原を左に見て少し走った所(百合ヶ原)を右折し牧場に駐車させて戴く