駒の尾山

標高 1281m 難易度 ☆☆ 登り101分(登山口から43分) 下り68分(登山口まで27分) その他24分  岡山県
倉敷からの距離   130Km        登頂日 2006/09/27 ガイドブック  F 写真

駐車場9:41−9:43野鳥苑−9:47キャンプ場駐車場−10:52スターキャビン−10:00休憩舎−(10:07)分岐=10:24行止り=10:31分岐−10:36遊歩道入口−10:50ベンチ−10:53ベンチ−10:56分岐−11:00林道−11:03登山口−11:23展望台11:25−11:32展望台−11:48山頂12:05−12:16展望台12:17−12:22展望台−12:33登山口−12:35林道分岐−12:40分岐左−12:46ベンチ−12:52案内図12:53−13:00水源林造成地見取図−13:12コテージ−13:13野鳥苑−13:15駐車場

登山
 今日は駒の尾山(こまのおさん1281m)を狙う 駒の尾山に直接登るのは初めてだ

 登山支度をして出発する 初めてのルートなのでガイドブックや1/25,000の地図を準備する 案内図が無いか探してみるがそれらしいものが見当たらない 駐車場の向かいにグランドが見えるのでそこを覗いてみる 遊具などがあるが案内図のようなものは見当たらない 道路をそのまま登って行こうと駐車場に戻る

 自動車がやってきた 私を見て車を停め ここから後山に登れますか と問われた 駒の尾山から縦走すれば1時間程度と説明する 話を聞いていると後山登山のキャンプ場を探しているようだったので広域林道に戻りあわくらんどと反対側にかなり走って行くと後山登山口キャンプ場の標識があると説明し別れる

 再度駐車場から出発 自動車道を登って行く 左手に森林浴公園キャンプ場がありその先右手にふれあい木工場 さらにその先に野鳥苑と書いた大きな建物がある 建物の正面はひっそりとして誰もいる気配は無い 恋の鐘があり 二人で鳴しましょう 恋が芽ばえます 恋の神よりと書てあった キャンプ場宿泊者専用駐車場を過ぎると砂利道になる 少し行くとバードキャビンが見えてくる 1号館2号館と名前がついている 今度はスターキャビンと書かれたコテージ群がある コテージは高床式になっており梯子を登って入室するようだ 鍵がかかっており中は覗けない コテージを見ながら登って行く ルート脇にコメナモミ カリガネソウ ハギ アキチョウジなどが顔を見せるが花は少ない 時折小鳥の鳴き声が聞こえるがすぐに聞こえなくなる 野鳥の苑と言えどもこの季節は小鳥の鳴き声を期待するのは無理なようだ

 休憩舎がありここにも鐘があった そこから少し行くと分岐があるが分岐の先は草が繁っている 分岐には何の標識も無い ガイドブックには展望台と水場がありそこから7分程行くと書いてある 先ほどの休憩舎がガイドブックの展望台であればここかも知れない インターネットで調べたところでは黒岩山を経由するルートもあるようなのでもう少し登り、確認してからにしようとそのまま登って行く

 ルートは新しく造成されたようで土盛りは新しくまだ草花が育っていない 時間が経過するに従いやはりあそこだったかと確信が高まるが黒岩山経由のルートに繋がっていそうなのでそのまま登って行く 休憩舎から24分登って行くと案の定行止り 行止りの右手に取り付けルートのようなものが見えるが果たしてそれが黒岩山に繋がるルートか確認のしようが無い 先に行くのはあきらめて先ほどの分岐に戻る事とする

 とんとんとテンポ良く降りて行く 登るのは結構時間がかかるが降りるのは早い 折角高度を稼いだのに仕方がないかと降りて行く あれ? 男性の方が登って来られる 確か駐車場で会った方だ どうされましたか? わからなったのでここから登る事としましたとの事 この先は行止りですよ この先の分岐を行くようですと話す こちらはリズムに乗って降りているのでそのまま言葉を交わしたままどんどん降りて行く 男性の方も後を追うようについて来られる

 分岐は出会ってからすぐだった ルートを良く見ると 登ったルートは新しく付けられたものだ 新しいルートがつけられるとガイドブック記載と変わってしまうので要注意だ

 分岐から草が繁っているルートに入って行く ルートに水が出ており足場が濡れている こんなルートを行くのではかなわないなと思っていると すぐに草の繁りは無くなりしっかりしたルートになり一安心する 少し行くと遊歩道案内図と書いた大きな案内図がある この案内図にも先ほど歩いた新しく造成された道は書かれていない

 遊歩道入口から丸太の階段のルート ルートを登って行く 樹林の中のルートで木漏れ日が射してくる 渓流がありオタカラコウが咲いていた アケボノソウが一輪 地面からすれすれに花を咲かせていた 樹林が切れて見晴らしがきく場所にベンチが設置されていた 遊歩道入口から20分で分岐に着く 周遊コースとなっているようなので帰路は周遊コースを行こう

 分岐を登って行く ルートに水が出て足場が悪いがなんとか抜けて行く ウバユリが大きな実をつけていた すぐに林道に出る 林道の出口部分に案内図があり登山口へのルートを示している 案内図は林道側は何も書いておらず登って行った方から見えるようになっている

 林道を左手方向に進む すぐに登山口の建物が見えてくる 林道脇にはアキノキリンソウが花を咲かせていた 駒ノ尾登山口と書いてある所から木の階段を登って行く 遊歩道を歩くようで山道という感じがしない 幅広のルートで少し勾配があると丸太の階段になっており中央に丸太で作った手すりが設備されている 平坦な所は木くずチップが撒かれておりクッションが心地良い しばらく登ると展望台に出る 展望台もなかなか洒落ている 展望台に入り展望を楽しむ

 展望台から少し登った地点が中間点で登山口から1Km 山頂まで1Kmの表示があった こまめに距離標識がある 残念ながら花はほとんど見られなかった ママコナを1ヶ所で見つけるに留まった

 案内図に展望台が2つあると図示してあった 今度はどのような展望台が設置されているか期待をしながら登って行く 数分してやぐら型の展望台が見えてくる 展望は帰路に残して そのまま山頂を目指す

 そして山頂に出る 山頂には誰もいない 駒ノ尾山頂と書いてある石碑を大きな石で2重に囲んでいる 写真を見ると内側の石は12ヶあった 外側は写真に写っていないのでわからないが10ヶだろうか? 何か意味があるのだろうが説明してあるものは見つからなかった

 山頂からは360度のパノラマ しかし山頂が広いので1ヶ所からは見えない 山頂を移動し景観を楽しみ写真に収める 舟木山・後山が尾根の先にはっきり見える 今日はここまでとして昼食を終え下山することとする

 登山口から山頂までの登山ルートはゆるやかな登り 標高差が約330m 割りと簡単に登れる もう少し花に出会えるのではないかと期待していたが残念だった 下山途中先ほどの男性とすれ違う 山頂はもうすぐです お先に失礼しますと降りて行く 櫓の展望台で展望を楽しみ下山する 足場がいいので足も速い テンポ良く30分も要さずに登山口に下りる

 登山口から林道を降り 目印となる案内標識からルートを降りて行く こっちの方が登山道みたいだと思いながら降りる 分岐を今度は左にとり周遊コースを選ぶ ルートにはススキが繁っている 足元は丸太で階段の道がつくられているが足元が見難い ススキを掻き分け 足元を確認しながら一歩一歩降りて行く このルートでいいのだろうかと心細くなるが丸太の階段があるので人が構築したルートである事を確認出来なんとか降りて行く ベンチまで設置されているのでルートである事は間違いない そんな中でシラヤマギク マツカゼソウが咲いているのを見つけた

 案内図のある所に出る どうやら遊歩道の終点のようだ 周りはススキが繁り どこから降りてきてどちらに進んだらいいのか迷う 案内図を良く見て谷を左手に見る方角に進んで行く ススキが背丈以上に繁っている ススキを分けるとルートと思われる道が見えるのでそれを追って行く ルートを外すとどうなっているのか様子がわからない 足場を確認しながら進んで行く 時折茂みから解放されるので一息つく アケボノソウ マツカゼソウなどに出会う

 水源林造成地見取図と書いた大きな標識があり一般車両通行止めの標識が草に埋もれているのを見つける ここまで車で入る事が出来たところだったのか 繁っているのはススキばかりなのでススキが繁っていない時では結構快適なのかも知れない 果たしてどうなのだろうか そんな中でもカリガネソウ ユウシュヤマゴボウなどを見つける ついにススキのヤブから解放されコテージ1号の所に出る

 コテージを見ながら降りて行くと登ってきたルートと合流する そしてすぐに野鳥苑の正面に出る 登る時に気づかなかったが野鳥苑の先に分岐があり そこを右に行くとコテージに出る コテージの先はススキのヤブになっておりルートがあるとは思えないようだった

 後から登られた方はどうされただろうか? 周遊ルートを降りて来られたら同じ目に遭ってしまうが今更注意のしようが無い



 後山に登った時に林道ダルガ峰線の登山口まで車で簡単にアクセス出来るとは聞いていたが広域林道を走ってもそれらしい入口がわからないでいた 373に駒の尾山登山道入口と書いた標識を見つけたのでそこから入って見る

 道なりに走って行く 分岐がいくつかあるが標識は無い これかなと思いながら走って行くと 右手に林道ダルガ峰線起点というブルーの表示を見つけた わりと細い道だがそこに入って行く すぐに広域林道と交差する 交差する位置の広域林道側にダルガ峰線の案内図が掲載されていた そこから入ってゆくようである

 はっきりした道路標識が無いがこのルートしか無いようなのでおそるおそる樹林の中の1車線道路に入って行く しばらくすると未舗装道路に出る この様子ではどこかで戻らないと危ないかな? 対向車が来たらどうしようと心配しながら揺られて行くと舗装道路に出る 一安心しもう少し登ってみようと登って行く 途中展望台があり林道表示もあったので安心して更に先に進み 登山口の駐車場に着く やっと林道ダルガ峰線への入口がわかった


アプローチ
 前線が北にずれ関東以北は雨との事だが西日本は晴天が続く 通勤時間の混雑を避けるべく6時半に倉敷を出発する 2号線を岡山に向かう 朝の太陽を正面に受ける 日除けで直射日光を遮り車を走らす 幸い渋滞に遭うことなく岡山バイパスを抜ける バイパスを降りてからがのろのろ運転 伊部で374に左折し北上する 和気も結構車が多く 和気橋を抜けるのに信号待ち2度 これなら県道79から県道96を抜ければ良かった

 和気を過ぎれば車の流れは順調 道路工事中の場所もあったがスムーズに抜けて行く 吉井川に沿って北上して行く 周匝(すさい)で吉野川と別れる 今度は吉野川に沿って走る 河川敷の緑に赤い帯が映えている 彼岸花が美しい 英田町 湯郷温泉を抜け179へ右折 江見(えみ)で県道5号に左折する 県道5号も吉野川に沿っており川の流れを車窓の近くから楽しみながら走れる 武蔵の里に近づいて来ると前方に後山に連なる山並みが見えてくる 429を少し走り大原で373に乗る 後山は429を行くが今日は373を直進する

 西粟倉村を過ぎて間もなく駒の尾山登山入口と書いた標識があるがこれはダルガ峰林道の駒の尾山登山口に行く道 今日は野鳥苑から登って行く計画であり その標識を見送り、あわくらんど道の駅に向かう 道の駅から広域林道へ右折する 智頭急行のガードを潜り林道を登って行き野鳥苑と書いてある標識を左折する すぐに駐車場がありそこに駐車 広い駐車場であるが1台も駐車していない