後山



標高 1345m    難易度 ☆☆     登り87分 下り72分   岡山県
倉敷からの距離   130Km        登頂日 2006/10/10   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場9:53−10:07_1600m−10:18滝分岐_1350m−10:23水場_1200m−10:30_1000m−10:43_600m−11:03尾根分岐−11:05舟木山−11:20山頂12:00−12:13舟木山−12:14分岐−12:27_600m−12:34_1000m−12:38_1200m−12:43分岐_1350m−滝−キャンプ場−13:12駐車場

登山
 今日は後山(うしろやま1345m)を訪ねる

 虫の音を聞きながら登山支度をする 相変わらず熊注意の標識が出ているので熊避けの鈴をセットして出発する 道路脇にはキク科の花と思われる白い花が群生している 自動車で走っている時から気になっていたが名前は良くわからない アキノキリンソウやベニバナボロギク ヤクシソウに似た黄色の花が咲いている

 自動車道から山道に入る 杉樹林の中を登って行く 樹林を抜けると渓流の音を聞きながら石がごろごろしているルートとなる マツカゼソウ アキチョウジ ヒカゲミツバに出会ったが花の数は少ない 舟木山1600mの標識を見て渓流沿いをジグザグに登って行く イヌトウバナ ウスバアザミが顔を見せる

 少し険しいルートがある その先にジンジソウが咲いている 花を見る為につけたルートかな?と思いながらとりつく 何かおかしいと思って周辺を良く見るとどうやら迷い道のようだ 渓流を渡るルートを見つけられないとこちらが正しいルートかと思って登って行く可能性がある 要注意だ

 渓流を渡り ルートを登って行く 初めてだとこの辺りのルートは判別しにくいかも知れない 1200mの標識を見てまた渓流を渡る ここも渓流沿いに迷い道が出来ている ここから苦労して登ったという方のお話を伺った事があるがここも要注意である 渓流を横断し山を巻くようにルートが付けられている しっかりしたルートである ママコナが咲いていた ジグザグの登り 渓流の音が次第に遠くなる

 1000mの標識を確認し更にジグザグに登って行く チョロチョロと渓流が流れる音が聞こえて来る ここでこれまで渓流の音を聞いた記憶が定かでない 折角気づいたのだからと音を収録 写真にも収める 急な登りを追えると潅木地帯となり傾斜がゆるくなり足も進む

 600m標識を過ぎた辺りからまた登りが始まる 階段状にステップが付けられている ルートを選びながら登って行く 勾配がゆるくなってくると尾根が近い 尾根を右に進むとすぐに舟木山に出る 舟木山に出る少し手前で後山山頂を見る事が出来た 舟木山からの方が良く見えるだろうと思い写真に撮らなかったがこちらの方が良く見える 帰路に写真を撮る事にする

 舟木山山頂では男性がお一人休んでおられた 後山山頂まであと少しですよと声をかけお先に失礼する

 舟木山から後山山頂への尾根ルートは好きなルート ブナの樹林がいい また、ルートから垣間見える山頂の姿がいい 木々は薄っすらと色づき紅葉が始まった 晩秋、霧氷に覆われた景観に出会ったのが忘れられない アップダウンを幾つかこなし最後の登り ツルシキミが赤い実をつけていた そして山頂に出る

 山頂にはご夫婦連れが休んでおられた お話を伺うとなかなか詳しい 岡山山岳会の帽子をかぶっておられた 話の中でキャンプ場に降りて行くルートは荒れている こんなルートを紹介しておこられたとの話を伺った そうこうするうちに舟木山で休んでおられた男性が登って来られた 駒の尾から縦走してきた 舟木山まで1時間 それから後1時間と思っていたのですが案外近いのですねと話しておられた 伺うと広域林道からのダルガ峰林道入口には舗装工事の為10/4から12/25まで通行止めになっており 迂回して駒の尾登山口まで走ったと話しておられた 私は未舗装の部分をつい先日走った 未舗装部分に入った時、戻るに戻れずどうしようかと思ったなどと話がはずむ 米子のご出身で広島 姫路 岡山と転勤になりその地その地で登山を楽しまれている旨も伺った チョコレートやぶどうなどもご馳走になった

 あれこれ話しをし私にしては随分長い時間山頂での時間を楽しんだ 話が一段落した所でお先に失礼と声をかけ下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 舟木山から500m地点付近で先に降りて行かれたお二人連れに追いつき お先にとテンポ良く降りて行く

 キャンプ場へのルートは降りてみたいと思っていたが先程の話からどうしょうか迷ったものの荒れている状況を見てみたい 危なければ戻れば良いと分岐をキャンプ場方面に向かう 何回か歩いた事もありさして荒れているという感じはしない そうめん滝とでも呼ぶのかそうめん流しのような滝を見てルートを進む 滝を過ぎ擬木の階段をトントンとテンポ良く降りる ちっとも荒れている所は無かったなと思いながら降りてくると キャンプ場への降り口はススキが繁っている ススキを掻き分けるようにして進む 何とかルートは読めるが初めての人にはちょっと大変 特にキャンプ場から登って行こうとすると取り付け口がわからない こういう事だったのかと先の方の言っている意味が理解出来た ススキがまだ伸びていない時期なら大丈夫かも知れない

 そう思いながら駐車場に降りる お二人の車はまだ駐車されていた



 道の駅あわくらんどに立ち寄り梨を購入する

 帰路自然観測センターに寄る 湿原にはサワギキョウ スイラン アケボノソウ キセルアザミ フジバカマが咲いていた



アプローチ
 青空の下 正面から太陽光線を受けながら2号線を岡山方面に走る 今日は平日なので朝のジョギングを省いて7時前に倉敷を出る 大きな渋滞に遭うことなく岡山バイパスを抜ける バイパスを抜けた辺りからやはり車が混んでくる 吉井川を渡ったところで県道79に逃げ熊山を経由して和気に抜ける 県道79は熊山方面からの車が多くそれも飛ばしてくるので危ない この時間帯は避けたい 次回は昔に戻って県道37から県道96を狙いたい

 和気で374に合流する 吉井川沿いを北上する 吉井町から吉野川沿いを走る 湯郷温泉を抜けたところで179に乗る そして江見で県道5号に乗る 沿道沿いの吉野川は次第に川幅を狭め趣きをみせてくれる 大原の手前で429に乗る 後山バス停を過ぎ 後山の案内図を見て左折し道なりに登ってゆく 命の水の採水場を過ぎ、林道に出る 林道を左折、すぐにキャンプ場の案内標識があるのでそこを右折して登って行きキャンプ場駐車場に すでに1台駐車