上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り80分 下り55分  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2007/04/03   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場所10:41−10:44登山口−10:53ニ合目−11:02三合目−11:14五合目−11:16展望−11:20六合目−11:28三角点−11:36八合目−11:55分岐=尾根=分岐12:00−12:06山頂12:22−12:28分岐−12:41八合目12:45−12:49三角点−12:54六合目−12:57五合目−13:03三合目−13:07二合目−13:14登山口−13:17駐車場所(牧場)

登山
 早くも4月 新年度を迎えボランテイアグループなどでの役員・担当の変更は頭の痛い問題 なるようにしかならないと流れに任せる事とし、登山を楽しむ 今日は上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる 上蒜山には2月に登った時にストックの先を置き去りにしてきている

 車のドアを開けるとウグイスの鳴き声が聞こえてくる 外は結構冷たい 山では更に気温が下がると思われるので冬用の帽子や手袋もリュックに入れ出発する 白いものがちらほら 小雪が舞ってくる 雪はすぐに止むが変な天候だ ルート脇に早速春の花が顔を見せる ホトケノザ イヌノフグリ ミドリハコベ フキノトウなどだ

 花は案内表示板まで、樹林帯に入るとまだ顔を見せてくれない 小鳥の声も遠くなってゆく 樹林を抜けると二合目 視界が開け回りの景観を楽しみながら登ってゆく 三合目辺りから皆ヶ山の二つのピークの間に大山・烏ヶ山の頭が見えてくる 高度を稼ぐにつれ見える範囲が広がってくる

 五合目を過ぎ 少し登ると傾斜は緩やかになり足が軽くなる 六合目 三角点標識を過ぎると八合目のピークが見えてくる ストックの先端を置き去りにしたのは八合目から数メートル降りた地点 雪の時と様子が違うのでルートの右か左かも判断をつけ難い ルートを登りながらブッシュの中を覗き込むがわからない 樹氷が気になるので下山時に再度探そうと登ってゆく

 八合目に出る 山頂や中蒜山のピークが見えて来る 山頂付近や中蒜山のコル辺りに樹氷が見える 鳥取側の斜面に期待がかかる 大山は山頂付近は雲がかかっているが三鈷峰や矢筈け山に繋がる山並みは判別する事が出来た また 烏ヶ山も確認出来た 景観をカメラに収め すぐに山頂に向かう

 ブナ樹林帯を登ってゆく 突然太陽の陽が射し込み周辺が急に明るくなってきた これは嬉しい すると今度はパラパラという音が聞こえて来た 何だと思いますか そうです、樹氷の氷がパラパラと落ちてくる音でした 早速 音を録ってみました こんな事もあるのですね

 太陽の陽射しはほんのひととき またすぐどんよりとした天気になり音もしなくなる 尾根分岐に出る 樹氷が出迎えてくれる これは素晴らしい 分岐を中蒜山の方角に進み 中蒜山に向かう尾根の景観を楽しむ 鳥取側の斜面はきれいな樹氷を着飾っている この時期にこうした景観に出会えるとは思っていなかっただけに嬉しい 角度を変え 何枚も写真を撮り尾根分岐に戻る

 今度は山頂に向けて 分岐から入って行く 所々鳥取側の斜面を見渡せるスポットがあり 樹氷を着飾ったブナ樹林を楽しむ事が出来る そして山頂に出る

 山頂には誰もいない 樹氷が回りを囲んでいる 風もなく寒さを感じない 樹氷を背景に写真を撮り 昼食をとり下山する

 下山は同じルートを戻る 尾根分岐を過ぎ 少し降りたところで3名の男性グループとすれ違い 挨拶を交わす 八合目手前でも男性お1人とすれ違う 山頂までどなたともお会いしなかったので今日は誰ともお会いしないのかと思っていた矢先だった 雲行きがおかしくなり小雪が舞いだした 八合目からは大山はもう見えなかった 八合目からブッシュの中に入り、この辺りではないかと思う所を探してみたが 残念ながらストックの先を見つける事は出来なかった 山にゴミを残す形になり心苦しかったが捜索を断念し下山する

 午後から晴れるという予報だったがここにはあたらなかった 小雪は時折舞ったがすぐに止んだ 何ら支障なく車の所に



 翌日、蒜山に雪が降り 真っ白になった雪景色がテレビで紹介されていた

アプローチ
 長期予報では降水確率が高かったが近づくにつれ雨の心配は無くなってきたので、朝になって登山に行く事を決める いつものように429を走る 桃の花が咲きピンク色の固まりをあちらこちらに見つける事が出来る 桜 モクレン レンギョウ 菜の花などが沿道に咲き 楽しませてくれる 足守 加茂川と走り 旭町へ 旭川沿いの桜も咲きだした 生憎の天気で太陽の陽射しがない 桜の花は太陽の陽射しを受け、輝いていないと 何か物悲しい 三休み公園の山肌も薄っすらと桜色 ミツバツツジはまだのようだ

 旭町で県道30に左折し ここでも桜の花を楽しみながら落合に向かう 落合で313に乗る 落合手前の温度表示は9℃大分気温もあがってきた 落合は厚い雲に覆われ山並みを俯瞰する事は出来ない 313を久世 勝山 湯原と抜けてゆく 勝山8℃ 湯原7℃と少しづつ気温が下がって行く こうしたケースは珍しい

 トンネルを抜け中和村に入る やがて蒜山が見えて来るが、雪はなさそうだ あれ? 車の後方の山並みの山頂付近い樹氷らしきものが見える 見間違いかなと思っているとなんと蒜山の温度表示は0℃ 間違いではないかと速度を落とし確認する 蒜山三座も鳥取側に樹氷らしきものが見える ひょっとすると樹氷を楽しめるかも知れない

 313と別れ482をそのまま進み 塩釜冷泉の案内表示で右折 道の駅蒜山高原を経由して百合ヶ原を右折し牧場へ 牧場の前に駐車させて戴く