上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り99分 下り58分  岡山県
倉敷からの距離   124Km        登頂日 2007/07/23   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場所10:45−10:50登山口−11:00ニ合目−11:09三合目−11:24五合目−11:27展望−11:36六合目−11:41三角点−11:51八合目−12:15分岐−12:24山頂12:39−12:45分岐−12:59八合目−13:05三角点−13:10六合目−13:12五合目−13:18三合目−13:25二合目−13:34登山口−13:37駐車場所(牧場)

登山
 今日は2ヶ月振りの登山 どこを訪ねようか迷ったが 上蒜山(かみひるぜん1200m)を選ぶ

 車を出ると カッコーの鳴き声が聞こえてくる 今度はウグイスだ 小鳥の鳴き声を聞きながら登山支度をし出発する 牧場の柵を跨いでルートを行く 花は少ないがワルナスビ ゲンノショウコが花を咲かせていた

 登山ルートの案内板から樹林帯の中に入る 樹林特有の冷気が感じられ心地良い ニイニイゼミが鳴いており 小鳥達もそれに負けないように賑わいを見せてくれる 足元は階段状にステップが刻んでありそこを登るが滑り易そうだ 下りは樹林の中の腐葉土を通った方が良さそうだ

 樹林帯を抜けると二合目の標識に出る 標識のところに登るほんの少しの部分が滑り易い 少し回りこんで登り二合目に出る ここから笹原の中のルート ノアザミ ママコナ ニガナ オオバギボウシなどがぽつぽつと顔を見せてくれる 時折風がさーっと吹き抜ける その心地よさ 暑さの中の登山はこの風が嬉しい

 階段状の登りが続く 三合目の直前は滑りやすい 笹原の中を迂回して登る ウツボグサ ヤマツツジ オカトラノオが顔を見せる ご夫婦連れが登っておられ挨拶を交わす 早くもオミナエシが顔を見せる オミナエシですかと問われ そのようですと答える その方もまだ時期が早いと思われたのだろう

 五合目の先でオトギリソウに出会う そして急な斜面を登りきり 展望のきくスポットに出る ここからの景観はなかなか良い 登ってきた尾根道 そして蒜山高原 その先に三平山などの山並みが展開する 広々とした景観を一望出来る 右手方向を見ると皆ヶ山 山の間に烏ヶ山という展望が得られるのだが 今日はガスが出て烏ヶ山は見えない

 ここからはなだらかな尾根の登り 歩幅も伸び気持ちが良い 所々木陰がありそれがまた良い 木陰に入った時に風が吹いてくると相乗効果で何とも言えない心地よさを感じる 六合目の標識を過ぎる ナデシコ シロバナニガナが顔を見せる ニガナ ママコナはあちらこちらに顔を見せてくれる おや!ホトトギスの鳴き声だ ウグイスも聞こえて来る

 ピークを越えてゆくと三角点のあるポイント 三角点があると言ってもピークでは無い その先に八合目のピークが見えてくる イブキトラノオが顔を見せ エゾハルゼミの鳴き声が聞こえて来る 八合目の登りはヤマツツジが群生しているポイントだがもうその姿は見られない

 八合目に出る ここからは大山の景観が楽しめるのだが 生憎ガスがかかり見えない 手前の烏ヶ山も隠れている 目を右に転じて行くと これから登って行く尾根道ならびに上蒜山 中蒜山の山頂が展開する 間に下蒜山山頂が顔を出すのだがこちらもガスが出て見えない

 八合目を過ぎると傾斜が緩くなる イブキトラノオ オオバギボウシが群生しているのを見て ブナ樹林帯に入ってゆく 木陰の涼しさを楽しみながら登ってゆく 途中2組 5名の方がルート上で座って休憩をされていた ここでもエゾハルゼミが鳴いている 音を撮りながら登ってゆく

 尾根分岐に出る ここから左に入り山頂に向かう ルートは笹が繁っているところがあり 足元が見難く歩き難い 山頂に出ても景観が得られる訳でもないが ここまで来ると 山頂の三角点に自然に足が進む 途中笹ヤブの中にヤマアジサイがひっそりと咲いていた そして山頂に出る

 山頂は景観はきかず かつ木陰もない 時折風が吹いてくるのが嬉しい 早速リュックからトマトを取り出す 丸ごとかぶりつく うーん美味しい 4ヶのトマトあっと言う間に食べる そして、その後 昼食をとる 景観は得られないもののウグイスやエゾハルゼミの鳴き声が聞こえてくる

 食事を終え下山する 下山は登ってきたルートを戻る 三合目の滑りやすい場所を迂回して笹原に入ったところで2cm程風船のように膨らませ今にも開花しそうなキキョウに出会う事が出来た

 二合目では滑らないようにと注意していたが それにもかかわらず足をとられてしまった これでは笑うしかない 樹林帯の中は腐葉土の斜面を降り 滑らずに済んだ


アプローチ
 いつものように429を走る 吉備路 足守 加茂川と抜けて行く 2ヶ月もの間ここを走っていなかったので 何故か懐かしい感じがする ネムの花がまだ幾つか残っていた、そうか ここはネムの花が沢山咲いていた所だと思いを馳せる

 旭川ダムに出る 水を満々と湛えている 旭町で県道30へ左折し落合に向かう 片側交互通行区間で作業があったのかしばらく待たされる 落合入口の温度表示は27℃

 四国中国地方は高気圧が張り出し梅雨明けと帰路放送があった 落合から313に乗り 勝山 湯原と走り トンネルを抜け中和村に 沿道の青空市場でトマトを購入 4ヶ100円とこのシーズンならの価格 山で食べるのが楽しみだ

 蒜山の温度表示は24℃ 313から別れ482を直進 塩釜冷泉の表示を右折 道の駅蒜山高原を経由して百合ヶ原を右折し牧場へ 牧場の前に駐車させて戴く 周辺に2台駐車していた