泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り70分(笠菅峠コース) 下り57分(笠菅峠コース) その他39分  岡山県
倉敷からの距離   105Km        登頂日 2007/08/07  ガイドブック  F写真 山の音

駐車位置10:02−10:11登山口−10:33標識−10:43反射板−10:48ピーク−11:12山頂11:13=11:361198mピーク11:37=11:53山頂12:10−12:26ロープ−12:33ピーク−12:35反射板−12:45標識−13:00登山口−13:073駐車位置

登山

 今日は、笠菅峠から泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる

 ウグイス セミ 秋の虫の鳴き声を聞きながら登山支度をして出発する ウグイス セミ 秋の虫というと春 夏 秋の季節が同居しているような感じがするが湿度が高く気温も高いので季節感を感じるのは音だけではないなと思いながら取り付け道路を登って行く 道路脇にはヤマジノホトトギス オトギリソウ ノアザミ シシウド ウバユリ ツリフネソウ ヒメジョオン オカトラノオなどが顔を見せる ウバユリはピークを過ぎ 花の形だけが残っている

 登山口に出る 熊出没注意の張り紙がしてある リュックに付けている熊避けの鐘を出し 音を出しながら擬木の階段を登って行く どこからかカッコーの鳴き声が聞こえて来る 擬木の階段を登ると尾根ルートになる オカトラノオがまだ花の姿を留めている 樹林の中でコバノフユイチゴが一面に赤い実を付けている ウツボグサも顔を出し ホトトギスやウグイスの鳴き声も聞こえて来る 足元は滑り易い場所がある また樹木の根が出ており、その上を踏むとつるりと滑りそうだ 下山時は注意が必要だと思いながら登って行く

 反射板の所に出る ここまで登ると半分は過ぎた ナデシコ オミナエシが出迎えてくれる 山頂が見える筈だがガスの中 ここを尋ねる時はガスに出会うケースが多いなと思いながらルートを行く ヨツバヒヨドリ ヤマジノホトトギス オトギリソウなども顔を見せる

 泉山・笠菅峠と書いた標識のあるピークを過ぎ 少し下り 登り返す 笹原の中のルートで笹が繁り足元が見え難いところもある 露か雨滴か笹についており濡れてしまう そのような中で珍しい花を見つけた 調べてみるとノヤマトンボらしい こんな中で良く見つけられたと嬉しくなる

 登りがきつくなりロープが設置されている 足元が滑りやすくギャップのある場所ではロープを掴み身体を引き上げる 山頂まで何回かピークを抜ける 感じが似ているのでこれを登ったら山頂かと思うがまだ先がある という状態を繰り返す ガスが出ていると先の情報が把握しにくい わかってはいるがひょっとして山頂かなと淡い期待とまだだよねを繰り返し登って行く ルート脇に クルマバナ ホタルブクロ ノリウツギ ノアザミの白い花 オオバギボウシが顔を見せる ノアザミの白い花を調べてみるとまれに白い花を咲かせるとの記載があった そして山頂に出る

 山頂には誰もいない ガスで展望がきかない すぐに1198mピークまで尾根道を行き 花を楽しむ 尾根ルートで出合った花はノリウツギ ヨツバヒヨドリ リョウブ オカトラノオ ナデシコ ノヤマトンボ ウツボグサ フシグロセンノウ オミナエシ ノギラン ホツツジ ヤマジノホトトギス ハギ オオバギボウシとメモする事が出来た ここでもノヤマトンボをいくつか見つける事が出来た ノヤマトンボは小さい花でマクロで撮影しないと花の形がわからない ノギランもマクロで撮ると小さな花が並んでいるのが可愛らしい リョウブからはいい香りが漂ってくる 

 1198mピークからは視界がきかず 近くの尾根道も見えない すぐに山頂に戻る 山頂で昼食をとっていると時折ガスが薄くなり山影が見えるようになるが またすぐガスに隠れてしまう 山頂周辺を見回すとダイコンソウ ヨツバヒヨドリ ノリウツギ リョウブが花を咲かせていた

 食事を終え 下山する 下山は登ってきたルートを戻る 滑らないよう足元に注意して降りる



アプローチ
 いつものように429を走る 吉備路 足守 加茂川と走って行く 旭川ダムは今日も水を満々と湛えている 休み乢トンネルを抜ける トンネル出口で出迎えてくれるはずの泉山はガスに覆われ見えない 県道159を経由して久米で右折し181に乗る 院庄で左折し179に乗り北に向かう 正面に見えて来るはずの山並みはなかなか見えて来ない 雲井山トンネル出口の温度表示は26℃ 奥津道の駅を過ぎて右折し広域林道を行く 峠の道路脇の空地に車を停める 今日は1台もいない