大山三鈷峰

標高 1516m    難易度 ☆☆☆    登り155分 下り94分(砂すべり)  鳥取県
倉敷からの距離   146Km        登頂日 2007/08/10  ガイドブック  写真 山の音

駐車場9:58−10:16大神山神社−10:20分岐−10:28自動車道−10:48下宝珠越−11:20中宝珠越−12:00上宝珠越12:03−12:25ユートピア分岐−12:36三鈷峰山頂12:55−13:06ユートピア分岐=13:24象ヶ鼻13:32=13:43ユートピア分岐−14:01上宝珠越−14:38元谷−14:51大神山神社14:57−15:12駐車場

登山
 今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)を訪ねる ユートピアのお花畑を楽しんでこよう

 登山支度をして出発する 木陰から日向に出るとじんじんとするような太陽の陽射しが照りつける 大山寺橋から大山山頂や三鈷峰もくっきり見える 橋の反対側を望むと弓ヶ浜がはっきり見える これほどはっきり見えるのは珍しい お店の日影を選びながら大山寺の境内を登って行く ヤブカンゾウが固まって咲いていた セミの鳴き声も賑々しい 木立の中のルートは木陰になっておりほっとするが 気温が高い事もありすぐに汗が落ちてくる

 大神山神社の境内を通り ブナ樹林帯のルートに入る 石畳のルートから土のルートになり足に心地よさを感じる ヤマアジサイ ミズヒキが顔を出すが花は少ない 分岐を左に下宝珠越え方面にとり ルートを登って行く 途中林道を横断する ヤマジノホトトギス トチバニンジン ソバナなどが顔を見せる また 小鳥やセミの鳴き声が聞こえて来る 汗をぽたぽたと滴らせながら急な登りを一歩一歩登って行く

 下宝珠越に出、宝珠越えルートと合流する ここからは傾斜はゆるやかになり一息入れる事が出来る ソバナ オオカニコウモリの花芽 ホツツジ アキノキリンソウ ホタルブクロ ホソバノヤマハハコなどが顔を見せる やがて三鈷峰が左前方に顔を見せ 樹間から大山北壁が望める 三鈷峰を見てピークを下ると中宝珠越に出る

 中宝珠越からアップダウンが厳しくなってくる 幾つかピークを越える ロープのある急な斜面をロープや木の枝につかまりながら登って行くと 視界が開け 三鈷峰山頂やユートピア小屋が見えるようになる 振り返ると越えてきたピークが連なっているのを見る事が出来る 花はシモツケソウ エゾノヨロイグサ ナンゴククガイソウ オトギリソウ クサボタン オオバギボウシが顔を見せてくれる 途中で6名のグループと挨拶を交わす

 上宝珠越に出る ここで小休憩し喉の渇きを潤す 時折太陽が顔を出す 日影が無く暑さがこたえる 男性お二人が休んでおられ 下山の事を問われたので ここから砂滑りにと話す お二人はすぐに上宝珠越を立たれる 後を追うようにして私も出発する シモツケソウ ヤマアジサイ クサボタン イワアカバナ エゾノヨロイグサ ナンゴククガイソウ ダイセンオトギリソウ ホソバノヤマハハコ クルマバナ オオバギボウシ ホタルブクロ ウド ノリウツギ ホツツジと次々に顔を見せてくれる花の名前をメモ書きしながらルートを登って行く ノリウツギの周辺は芳香が漂っていた

 分岐で先の二人組に追いつく 少し休まれているようだったのでお先に失礼し 分岐を左にとり三鈷峰山頂を目指す シコクフウロ コオニユリ キュウシュウコゴメグサに出会う シモツケソウがあちらこちらにピンクの花を咲かせている 女性2人連れの方とすれ違う そして山頂に出る

 山頂にはお2人連れが休んでおられた 汗でびしょびしょになった状態をカメラに収める お二人連れが記念撮影をされていたのでシャッターを押しましょうかと声をかけ 撮ってあげる そうこうしている内に先程の男性二人組が登って来られる 島根の方で定年退職後山登りを楽しんでいる 岡山にはどのような山があるかを問われた 矢筈ヶ山の方からガスが出てきて山並みが隠れてしまった 烏ヶ山や大山北壁ははっきり見える 太陽の陽射しは雲で遮られ先程の焼けるような陽射しを受けずにすみ幸いだった

 二人連れは下山され 私も昼食を終え 男性二人組にお先にと声をかけ ユートピアのお花畑を目指す 分岐まで登ってきたルートを戻り 分岐をそのままユートピア小屋方面に向かう 尾根道の両斜面に咲いている花々を楽しむ シモツケソウ コオニユリ サラシナショウマ オオバギボウシ コバギボウシ シコクフウロ エゾノヨロイグサ ナンゴククガイソウ ダイモンジソウ ホソバノヤマハハコ シュロソウ キュウシュウコゴメグサ ノリウツギなどが咲いている シモツケソウが多くピンクの固まりがあちらこちらに認める事が出来た ナンゴククガイソウは色はまだ残っていたがピークは過ぎているようだ サラシナショウマが白い花を咲かせ始めていた 写真撮影を楽しみながら象ヶ鼻まで登る

 矢筈ヶ山のガスは相変わらず 大山北壁にもガスが出て来るようになってきた 北壁を背景に写真を撮り下山する 下山は登ってきたルートを戻り 尾根分岐を上宝珠越に降りる そこから砂滑りに降りて行く

 砂滑りの斜面に出るまでは結構緊張する 足を滑らさないよう注意しながら降りて行き 砂滑りの斜面に立つ 砂滑りは大雨が降ると砂が流され斜面が荒れてしまうがそうした事も無く 順調に降りて行く 元谷から遊歩道を降り大神山神社に出る 神社の手洗い水を口に含んだり 顔を濡らす 更に 後頭部から延髄部分に冷たい水をかける 実に心地よい 後はテンポ良く降り駐車場に


アプローチ
 倉敷を7時前に出発 川辺橋 総社大橋での渋滞も無く抜けて行く 豪渓の先で180に乗る 温度表示は24℃ 高梁 井倉 新見 千屋と抜け 明地トンネルを抜ける 目前に大山がくっきりと見える 青空の中にくっきりとその山容を見せてくれるこれほどはっきり見える大山を見るのは久し振りだ 明地峠の温度表示は27℃ 峠を下り 高尾で181に合流 日野川沿いを走る ここからも大山や烏ヶ山が良く見える

 道路脇の温度表示は33℃ えっ!見間違えたかなと思ったが その後の温度表示も33℃だった 溝口から県道45に乗り 桝水ヶ原に向かう 大山の山容を正面に見ながら車を走らす 桝水ヶ原の温度は28℃ 今日は暑い登山になりそうだ 大山寺橋の駐車場に駐車 木陰に駐車していた車が出た後に停める事が出来ラッキー