下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り90分 下り37分  岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2007/08/13  ガイドブック  F写真

犬挟峠10:31−10:43尾根−10:55三合目−11:05五合目−11:14雲居平−11:21七合目−11:37九合目−11:47下蒜山山頂12:00−12:06九合目−12:16七合目−12:20雲居平−12:23五合目−12:28三合目−12:33尾根−12:37犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 下蒜山登山口は湿原になっており珍しい花に出会える可能性があり 今日も楽しみにしてきた 登山支度をして出発する 早速ヌマトラノオが白い花を見せてくれる 枕木を渡りルートを行く 湿原と樹林の境界付近にコバギボウシがきれいな花を咲かせていた 写真に撮ろうと試みたが風で花が揺れ 上手く撮る事が出来なかった

 樹林のルートを行く 2人連れにすれ違い挨拶を交わす ルート上に倒木があった 下を向いて登っていると倒木があるのに気が付かず 気がついた時は倒木のすぐ手前 顔の左右に枯れた枝があり丁度真ん中に頭を突っ込んだ感じ 頭の位置がどちらかにずれていたら 尖がっている枝先に頭をぶつけている可能性がある

 尾根に出る 風の音がビュービューと聞こえてくる 樹林の中なので直接風に吹かれる事はないが樹林を抜けたらすごいだろう ロープを横目で見ながら擬木の階段を登って行くキンミズヒキ シロツメグサが顔を見せる 三合目の標識を過ぎると また ロープがあり 鎖も設置されている 足場が濡れていないのでロープ等のお世話にならず登って行ける ルート脇にオトギリソウ ママコナ ワレモコウ シラヤマギクがぽつぽつと顔を見せるが数は少ない

 そして 樹林を抜け 草原のルートに出る すぐに五合目の標識があり山頂ピークが見えて来る ツリガネニンジン オミナエシ ノアザミ マツムシソウ ノギラン ナデシコ ニガナなどが顔を見せるが風が強い マツムシソウの写真を撮ろうとしたがとても難しい 帽子を飛ばされないよう手に持つ 時折吹く強い風にあおられ身体が流される

 強い風に耐えながら雲居平 七合目 八合目と登って行く 風の通り道のようなものがあるのか登る角度によって風の強さが異なるようだ 八合目から九合目の急斜面で強い風に吹かれたら困るなと思いながら登って行く 花はマツムシソウ リョウブ オカトラノオ イブキトラノオ マルバタケブキなどが顔を見せる

 いよいよ八合目の登りにかかる 心配していた風はそれほど強くなくこれ幸いと登って行く ルートにくさりやロープが設置されているが これらのお世話にならず登って行く シモツケソウ ワレモコウが顔を見せてくれる 九合目の標識まで登るとあとわずか 傾斜は緩やかになるがここにもロープが設置されている ツリガネニンジン ヤマジノホトトギス イブキトラノオ オトギリソウ ニガナ キンミズヒキ シモツケソウ マルバタケブキ ハギなどに出会う 二本目のロープの終点の辺りで左手の斜面を見ると シモツケソウが群生しているのを見つけた

 山頂に出る 山頂には誰もいない 尾根道程ではないがやはり風が強く 三脚をセット出来そうも無いので記念撮影は止める 草原のルートに出てから風の事しか記載しなかったが 太陽の陽射しは雲に遮られ 焼きつく暑さからは免れる事が出来た 五合目から山頂まで遮るものが無いので暑い陽射しは応えるだろうから幸いだった

 山頂からの景観は中蒜山山頂にガスがかかり上蒜山は確認出来ない 船通山の裾野は見えるが山並みはガスで見る事が出来ない マルバタケブキがいつも咲いているはずだがと見回すがまだ蕾であった 昼食をとり下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 五合目の手前で太陽が顔を出してきた 風があっても陽射しは強い 樹林帯の中に入るとほっとする 樹林帯の中を下山している途中で3組5名の方とすれ違う 三合目からは擬木の階段をテンポ良く降りてゆく



アプローチ
 どんよりとした空模様ではあるが晴れ時々曇りの予報で雨の心配は無さそうなので 倉敷を出発する いつものように429を吉備路 足守 加茂川と走って行く 加茂川では路面に濡れた後が残っていた 旭町で県道30に左折し 旭川沿いを走り落合に向かう まだ数箇所、片側交互通行の部分が残っており 信号に従って抜けて行く 落合入口の温度表示は27℃ 落合から見える県北の山並みはガスがかかりぼんやり 三坂山の山頂ですらガスがかかっている

 落合から313を走り 久世 勝山と走り 勝山から313を北上してゆく 見尾の片側交互通行の部分は工事が終わり 走り易くなったがまだ2ヶ所片側交互通行になっている 交通整理の方が立っており 順調に抜けて行く 湯原からトンネルを抜け中和村に入る 沿道の青空市場でトマトを購入する このシーズンの楽しみの一つだ

 313から別れ482へ直進する 相変わらず雲が出ているが時折陽射しが射す 温度表示板の温度は28℃を示していたが雲がかかってくると27℃と走っている目の前で温度表示が下がった 下蒜山登山道へ右折する 私の前を走っていた車が2台同じように右折して行く 登山口に向かうのかと思ったら 1台は途中で曲がり 1台は登山口を走り抜けて行った 駐車場には2台駐車していた