泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り118分(Aコース) 下り76分(Bコース)  岡山県
倉敷からの距離   96Km        登頂日 2007/10/15  ガイドブック  F写真 山の音

駐車場10:00−10:08林道−10:15登山口Aコース_4.5Km−10:36水場10:38−10:50水場−10:53福ヶ乢_2.5Km−11:30井水山(南峰)山頂−11:36分岐−11:47中央峰_1198m−12:00山頂12:32−12:43中央峰−12:50分岐12:55−12:56分岐−13:35登山口Bコース_3.5Km−13:44林道−13:53駐車位置

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)のAコースを登りBコースを降りる

 登山支度をして出発する 神社の脇の林道を行く 熊注意の標識がある リュックの熊避けの鈴を取り出し 音が出るようにして登って行く 林道の脇にはノギク アキノキリンソウ ミズヒキ キンミズヒキ ミゾソバ サンインヒキオコシが顔を見せる 雲行きが怪しくなってきた 降っているのかいないのかわからないような霧雨が降ってきて手の甲に雨を感じる しかし数分で霧雨もあがり空が明るくなる

 新しく出来た林道を行きAコース登山口の案内に従って左にルートをとる 新しく出来た林道には花が殆ど見られないがルートを左にとるとまた花が顔を出す ベニバナボロギク オトコエシ イヌトウバナ コメナモミなどを見て登山口に出る

 ここからは山道 樹林帯の中の登り おや! 木漏れ日だ 樹林帯の中が明るくなる 天気が良くなってきた事は嬉しい事だ 崩れないようお願いしたい 登りをこなすと傾斜はゆるくなり足が軽くなる キクバヤマボクチ コウヤボウキが顔を見せるが花は少ない 何も聞こえてこない 静かな樹林の中 私の足音と熊避けの鈴の音だけが聞こえてくる これで寒さが加わると冬景色だなと思いながら登って行く

 せせらぎの音が聞こえてくる 水場だ 渓流の方向を見るとジンジソウが花を咲かせている 渓流沿いは風の流れがあるのだろうか花は小さく揺れていた 渓流沿いのルート脇にはノブキ ミズヒキ ハナタデ テンニンソウ ツリフネソウ ミゾソバ フシグロセンノウなどが顔を見せる ノブキは殆ど花が終わり独特の実をつけていたが中には花を咲かせているものもあった テンニンソウの群生地がある 花はすでに終わっているが茎の部分を見ると膨らんだものがついているものが多い 何だろうか?

 水場を過ぎ 落葉樹林帯を行く 木々はまだ色がついていない おや小鳥の鳴き声が一声聞こえてきた そして福ヶ乢に出る

 ここからは笹原の中の登り ナデシコ タムラソウ アキノキリンソウ フシグロセンノウ シロヨメナ ツリガネニンジン ウツボグサ ヤマジノホトトギス リンドウ センブリ ホソバノヤマハハコなどが顔を見せる ナデシコは繊細な花のように見えるがこの時期でも咲くのだから結構芯は強いようだ ウツボグサはこの時期でも咲くのかな?などと思いながら登って行く 何回かアップダウンをこなし シャクナゲやドウダンツツジのスポットを過ぎ井水山に出る

 井水山からは眺望が開け 泉山山頂もはっきり見通せ 那岐山を始めとする周辺の山並みを見渡す事が出来る 山頂の一角にベニバナボロギクが群生していた

 すぐに井水山山頂を後にして尾根道を泉山山頂へ向かう 尾根道にはアキノキリンソウ リンドウ ニガナ シロヨメナなどが顔を見せる アキノキリンソウはこの山で名前を教えて貰った花だ 教えて戴いた場所が思い出される Bコースの分岐を過ぎる この辺りはカラマツ林 まだ色がついていない あれ!? イワカガミだ可哀想に冬に向かおうとしているのに花を咲かせている 桜が花を咲かせているというニュースが聞かれるように花にも季節感がおかしくなっているのかも知れない

 1198mピークに出る 男性お1人が昼食をとっておられた 挨拶だけしてすれ違う 後から伺うと中林口から登って来られたとの事

 尾根道を10分程行くと山頂に出る 山頂には男性お1人が休んでおられた どちらから登って来られたか伺うと神社からとの事 駐車場に車を置いておられる方と判明 その方により、1198mピークの方の事を知った 下山ルートはBコースを降り神社 の所に出るとお話するとご一緒させて下さいとの事で下山は一緒にする事とした

 あれこれとお話をしていると笠菅峠ルートに登山者の列 オーイと声をかけ手を振ると 先方も手を振っておられた そしてしばらくして集団が到着 リビング新聞主催の登山と温泉バス旅行で43名の団体との事 一度に山頂が賑やかになる 彼らは笠菅峠から泉山を縦走しAコースを降りる そこにバスを待たせている 山を降りたら温泉に入るとか 登ってくる所を何枚か写真を撮った もし当日参加されている方がこのページを読まれる事があったら連絡ください あなたの記念写真があるかも知れません

 登って来られた方々と挨拶を交わし 一足お先に下山する 下山は登ってきたルートをBコース分岐まで戻る そこに戻る前に中林コース下山口のリンドウ群生場所を寄り道して訪ねる だが残念ながらリンドウは探さないと見つけられない状態だった こんな事があるのだろうか? ツルリンドウが一輪淋しげに咲いていた

 尾根に戻り Bコースを降りて行く ルート判明に迷うような所もあったがガイドテープなどを見つける事が出来 支障なく降りて行く 同行された方は1人だとルートを失いかねないと話しておられた 私も一度諦めて戻った事があるが当時に比べガイドテープが増えているので心強い 登りのルートはわかり易いので登りでルートを確認しておくと安心だ

 ルートは樹林の中で花は少ない それでもアキノキリンソウ ママコナ コウヤボウキが顔を出す コウヤボウキは結構あちらこちらに顔を見せてくれた コウヤボウキの名前がなかなか思い出せず 車に乗ってから思い出した またツルアリドウシが小さい赤い実をつけていた 何回か急な斜面を注意しながらくだり 渓流の音が聞こえてきて 登山口に降りる

 登山口からは遊歩道のようなもの 草が繁っていた時もあったが最近はそうした事は無く 色々な花と出会えるので楽しみなルートになっている キバナアキギリ イヌトウバナ ニガナ キンミズヒキ フシグロセンノウ サンインヒキオコシ クロバナヒキオコシ ハナタデ ミズヒキ テンニンソウなどが顔を見せる そしてAコースと合流し駐車場に降りる 駐車場には団体のバスが迎えに来ていた 同行された方とメールアドレスを交換して別れる



アプローチ
 この日を逃すと1週間程予定が詰まっている 昨夜から天気予報が気になる 朝の予報を見ると鳥取は雨 毛無山を狙っていたが泉山に変更する

 爽やかな青空の下 倉敷を出発する いつものように429を走り 足守 加茂川 旭町と抜けて行く 空は案の定雲が増えて来る 休み乢トンネルを抜けた先に泉山が顔を見せるか心配されたが 雲は高く 山並みははっきり見える 県道159を経由して久米に行き181へ右折する 院庄で179を左折し北上する 雲井山トンネル出口温度は17℃ 奥津中学の所を右折、直進気味に登ってゆき 泉山登山口と書いた標識の所を左、左、右と曲がり神社の鳥居の駐車場に 1台駐車