星山〜扇山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り59分 縦走30分 下り91分(林道49分)  岡山県
倉敷からの距離   89Km        登頂日 2007/11/13   ガイドブック F写真 山の音

駐車場10:18−10:23ビジターセンター−10:45_800mH−10:47分岐−10:53前山分岐−10:55西登山口合流−11:00_900mH−11:09八合目−11:13岩展望11:14−11:17星山11:30−11:53標識−12:00扇山944m12:04−12:10標識12:14−12:50林道−13:24立入禁止−13:35ビジターセンター−13:39駐車場

登山 
 今日は星山(ほしがせん1030m)を訪ねる 周遊ルートを確認してみたい
 青空が広がり実に爽やか 周辺の木々の彩りもいい 星山山頂は勿論、櫃ヶ山山頂もはっきりと見える 白い雲が浮んでいるのもいい 駐車場から舗装道路を登りビジターセンターへ ビジターセンターにはナナカマドが赤い実をつけ ツツジが真っ赤に紅葉している 熊を目撃したという情報は掲載されているのでリュックの熊避けの鈴は音が出るようにしてルートを登って行く 暫くは遊歩道のような形で幅広のルート 記念植樹をした標識などがあちらこちらに見える 紅葉した木々を楽しみながら登って行く 太陽光線を透かして見ると一枚一枚の木の葉が活き活きとして見える

 標高800mの標識辺りからルートは少し狭くなる 前山に向かう分岐をいつものように前山に向かって登って行く 花はもう終わったかと思っていたらなんと ニガナ ツリガネニンジン リンドウ オミナエシ アキノキリンソウなどが顔を出す 流石ツリガネニンジンは勢いが無い リンドウは太陽光線を吸い取るように紫色の花を上を向けて開いている 思いがけない花との出会いを喜び 前山分岐を下って行く

 下っていったコルの位置は十字路になっており 西登山道と合流する 十字路を過ぎるとすぐに標高900mの標識がある この辺りはカエデなどの落葉樹林帯で木々がきれいに紅葉している 太陽の陽ざしを受け鮮やかな彩り 足元の落ち葉もまだ色が残っており 秋色に囲まれたトンネルの中を抜けるような感じだ

 樹林帯を抜けると草原のルート またリンドウやアキノキリンソウが顔を見せてくれる リンドウは山頂まであちらこちらで顔を見せてくれる 結構沢山咲いていた

 八合目の標識を過ぎ 少し登ると岩がありそこからの展望がいい 前回訪ねた時はガスで何も見えなかったが今日は周辺の景観を楽しむ事が出来る

 展望岩から数分登ると山頂に出る 星山と書いた山頂標識がある マユミの木が数本ありピンクの実を稔らせていた マユミの前で記念撮影をする 雲が増えてきたとは言え 薄日が降り注ぎ 実に穏やか 周辺の景観を楽しみながら少し早いが昼食をとる

 昼食を終えてから 周遊ルートを確認すべく櫃ヶ山に向かうルートを進む 冬の季節には大山をはじめとする山並みがくっきり見えるのだが このシーズはぼんやり しかも笹が繁っており余り視界がきかない 足元に留意しながら下って行く 落葉樹林帯を抜けて行くが北側の斜面は紅葉は早く ほとんどの樹林は葉が残っていない ルートにはまだ色が残っている落ち葉が幾重にも積み重なっており カサカサと心地良い音をたてながら降りて行く そして桧の樹林帯に入る 木漏れ日が射し込んでくるが風倒木があちらこちらに残っており痛々しい 風倒木が見られない樹林帯は整った美しさがある 樹林帯を抜けた所で赤い実を稔らせた木に出会うが名前はわからない

 樹林帯を抜けるといよいよ目的とする周遊コースの入口になる 私の記憶では標識の所から降りて行ったように思うがすっかりヤブ化している もう少し先かも知れないと歩を進める 前方から男性お二人がやって来られた 伺うと星山から登り扇山まで行き 戻る所 今日人とお会いするのは初めてと話しを交わす 周遊ルートの事を伺ったがご存知無さそうだった 扇山の手前でピンクの花が咲いていた 何と言う名前かわからないがとも教えて戴いた 咲いていた位置を伺い別れる

 周遊ルートの取り付き口を探しながらルートを登って行くがそれらしい所は無い 再度先程の所を確認してみようと決め 今度は左手に留意しながらピンクの花を探す 扇山山頂の少し手前でフシグロセンノウが一輪花を咲かせていた フシグロセンノウだったのか それにしても花の時期は随分長い 話を伺った時にフシグロセンノウかも知れないと思ったが色が私の認識と違うので説明出来なかった

 すぐに扇山山頂に出る 扇山山頂にもマユミの木があり ピンクの実がまだ幾つか残っていた 山頂から見る星山は逆光になるがススキの穂を前景に堂々と見える 景観をカメラに収め ルートを戻る

 標識の地点を確認し もう一度少し先のルートを確認し やはり標識の所のようだと判断 標識の先を良く見ると なんとなくルートのような感触がある 久々のヤブ漕ぎだ 軍手をはめ支度を整え笹の中を降りて行く 結構急な斜面である 見覚えのある谷筋を左に見ながら降りて行く 谷まで降りると繁った潅木にルートを阻まれたのでまた谷を登り返し 谷筋を左に見ながら降りて行く テープナビがあったり足跡らしいものもある 10分もしない内にヤブを抜け 樹林帯の中のルートとなる

 谷筋に沿って降りて行く 暫く順調に降りて行き もうそろそろ林道に出るだろうかと思う辺りで樹林の伐採が行われていて 伐採された木が谷筋に向かって倒れている 谷筋を降りて行くのは困難になり左手斜面を登り抜けようとしたが結構難航 向かいの斜面の方が良さそうなので 谷筋の右手斜面に取り付き なんとか降りて行き林道が見える所に出る 林道からの取り付き口がある筈だがわからないので林道の斜面を滑るようにして降り林道に出る

 あとは林道をビジターセンターに向けて歩いて行く 林道ではススキ リンドウ ヒメジオン アザミ ムラサキなどが顔を見せてくれる ムラサキは自信が無い 花の時期が違うが花や葉の形が似ている 林道を30分余り歩いた地点にチェーンが張られ 伐採中に付き立入禁止 と表示されていた しばらく行くと分岐がある 林道を降りてゆかず園地の中のルートを行くとビジターセンターの登山道入口に出る 再度真っ赤に紅葉したツツジを楽しみ車に戻る



 帰路 神庭の滝に寄る 大型バスで来られている団体もおられる 神庭の滝にはもう少し近づけるかと思ったが危険立入禁止の標識があった 滝の周辺は紅葉した木も見られたが常緑樹が多いように思われた 鬼の穴を見に登る その時 周辺の山肌の紅葉を楽しむ事が出来た


アプローチ
 いつものように429を走る 足守を過ぎると周辺の山肌がきれいに紅葉し、太陽光線を受け輝いている 稲田を刈取った跡に育った稲が黄色くなり これも美しい 加茂川の道の駅に向かう道路脇のカエデも色づいてきた 旭川ダムにかかる江与味橋で補修工事が行われるのだろうか橋の両側に足場が設置され片側交互通行になっている 通行の指示に従い抜けて行く 旭町で県道30に左折 左折する場所でも工事が行われている 旭川沿いを走り 何回か片側交互通行の場所を抜け 落合に出る 落合入口の温度表示は15℃ 落合で313に乗り 久世 勝山の市街地を抜ける 神庭の滝の案内標識のある三叉路へ入って行く 神庭の滝駐車場手前を星山登山口の標識に従い右折する 神庭の滝方面に大型バスが走っていった 沿道の木々はきれいに色づいている 大型バスは神庭の滝の紅葉めぐりかも知れない 帰路にでも寄ってみたい 標識に従い星山登山駐車場に 車は1台もいない