毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り96分 下り92分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   115Km        登頂日 2008/01/08   ガイドブック  F写真 山の音

駐車場10:41−10:55登山道入口−10:57三合目−11:06四合目−11:11五合目-11:17六合目_0.6Km−11:28七合目−11:47八合目−12:05九合目−12:17山頂12:40−12:46九合目−12:55俣野分岐−13:30白馬山13:36−14:14林道14:17−14:21駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 ルートは登山口から雪 購入したスパッツを履く ファスナーの接合部分が膝頭の位置にあり着装はスムーズ さっと履けて嬉しい 輪カンジキもリュックにぶら下げて出発する 積雪量は10cm程度だろうか 踏み固められたルートが続いている 踏まれたルートはアイスバン状態になっておりガリガリと音がする また滑り易い 踏まれていない所は柔らかく 踏んでも深さは数cmと知れておりかえって歩き易い 踏まれていない所を選びながらルートを行く

 ルートは白馬山を登りに行くか 下りに行くか迷った 下りを選ぶとルートを失い易い 登りを選ぶと雪が深いと山頂に立てずGiveUpする可能性がある 尾根の雪の状態解らないので山頂まで行き それから考えようと 白馬山には尾根の雪を見て判断する事とし山頂を目指す

 林道から登山道入口の標識を見て山道に入る 雪の状態は特に変化は無い 三合目の標識はしっかりルートに顔を出しており積雪量が少ない事がわかる 渓流を跨ぎ 少し傾斜がきつくなる 汗が出だしポタポタと落ちて来る 太陽はさんさんと降り注ぎ心地良い気温だ この状況では雪はどんどん溶けてしまいそうだ

 四合目 五合目と標識を確認しながらルートを追って行く いくつもの足跡でルートが踏み固められている 雪面には杉の小枝が沢山散らばっている 雪が降ってから何日も経過したようだ

 六合目を過ぎるとルートは幾つか別れている どのルートも山頂を目指しているのだろうが夏山ルートと思われるルートを選んで登る 却って少数派になり これで良かったのかといぶかう事もあったが ルートを示すロープや標識を見つけ間違いない事を確認する この辺りから太陽が時々翳る事もあったが 顔を出している時間の方が長いように思えた

 七合目辺りで積雪15から20cm 八合目で20から25cm程度で足を取られる事もなく順調に登って行ける 雪質は柔らかいもののしっかり受け止めてくれるので登り易い 九合目に出ても積雪はあまり変わらない 樹林帯を抜けると最後の笹原の中の登りとなる 太陽をまともに受けており 斜面の所々に笹の葉が顔を出している 雪も随分と少なくなっており 地肌が顔を出しているところもある 最後の斜面の登りは蒜山方面の景観がどんどん開けて来るので楽しみなところだが今日は見通しが得られないまま山頂に出る

 期待していた大山はすっぽりガスの中 山容を全く確認出来ない 朝鍋鷲ヶ山のアンテナがなんとか判別出来 その先の三平山までは判別出来るが 蒜山三座も見渡せない 風が無く 暖かく感じられるのが幸いだ だが太陽が翳るとひんやりとする リュックから上着を出し 暖をとる 記念写真を撮り 昼食を終え下山する

 下山は白馬山経由を降りる ルートを良く見ると足跡は見られないもののルートが判別出来る 積雪量も知れている と 踏み出すとこれまでとは違い 少し深い 足をとられるのはきついので輪カンジキを着装する 輪カンジキを着装するのはこの冬初めてだ そしてルートを降りて行く

 ブナ樹林の景観を楽しみながら降りて行く 雪は柔らかく いつもの厳しさが無い 冬の厳しさがここの景観をひきたててくれているのだな と 以前に見た景観を思い出しながらルートを行く 厳しさが無いとは言え ブナと雪 充分楽しませてくれる

 ルートには動物の足跡が沢山ついている この足跡は何とわかると随分楽しいだろうが残念ながらわからない それにしてもこんなに沢山 いつ 何の為に移動しているのだろうかと不思議に思う

 尾根道のアップダウンをこなして行く 雪質は特に変化なく 柔らかい 輪カンジキの後で雪が跳ね上げられている 結構足に来る 雪が締まっていればサクサクと歩けるのだが結構とられる 白馬山でひと息入れ お茶を飲んだり 記念写真を撮り下山する 白馬山からの下山ルートは雪が少なく笹が埋もれておらず しっかりルートが読め 迷う事なく降りる事が出来た 途中地肌が出ていたりしたが 輪カンジキを外して持って歩くのは面倒だったのでそのまま林道の所まで行き そこで外す



アプローチ
 天気予報ならびに道路状況を確認し、出発する 倉敷の空はぼんやりしている とは言え、雲があるわけでもない 朝方は星が出ていたのにどうしたのだろうといぶかっていた所、吉備路に差し掛かる 霧のようだ 五重塔が霞んで見える 429をそのまま走って行く 足守からいつも見える鬼の城はぼんやり、山容がなんとかわかる状況 加茂川市街地では更にガスが濃くなる フォグランプを点灯し速度を落とす ラジオから岡山全域に濃霧注意報が発令されている事を知る 旭川沿いもガスが濃く川面を見る事が出来ない 旭町で県道30へ左折 ガスの状況は変わらず 落合入口の温度表示は1℃ 落合で313に乗り久世で181に乗る いつもだと久世をを過ぎるとガスが晴れる事が多いのだが今日は、勝山市街地を過ぎても晴れない 勝山も1℃を示していた

 勝山を過ぎてしばらく走った所で青空が出て来る 山間を走っていると視野が狭いためか変化に気がつきにくい いつの間にか青空が見え出し 太陽の陽ざしが射しこんできた 雪は勝山を過ぎても見られず 美作の役場付近に来て 屋根の日影部分に白いものが残っているのがわかる程 新庄はそこから6km程度であるが 道路脇に雪が残り 田畑も白い部分がかなり見られた

 毛無山登山口の案内に従い国道を右折し標識に従い進んで行く 心配していた雄滝の登り坂の路面にも雪は無く 無事通過 雪の上を走る事なく無事駐車場に 駐車場は除雪作業が行われていた 駐車している車は無かった