擬宝珠山 800回記念登山



標高 1110m  難易度 ☆   登り59分 下り35分  鳥取県
倉敷からの距離   142Km        登頂日 2008/03/15   ガイドブック  写真 山の音 

駐車位置10:41−10:53コル11:00−11:23第2リフト−11:46擬宝珠山山頂12:00−12:28道路12:30−12:35駐車位置

登山
 今日は800回目の記念登山となる このところ気温が上昇しており雪解けが進んでいる 雪を求め、擬宝珠山(ぎぼしやま1110m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 空は青く 太陽の陽射しを受けまばゆい 輪カンジキはいずれ装着するので手に持って行く スキー場は第二リフトは動いていないが第一リフトは動いており10名以上のスキーヤーが滑っていたり リフト待ちをしている 象山の斜面は地肌が出ている所もあり雪解けが進んでいる 手前の斜面を利用してスキーを楽しんでいる姿も見える 象山と擬宝珠山のコルを目指して雪面を歩いて行く 雪面は雪面を平準にする機械でならしてあり、その上を歩いても左程埋もれる事は無く歩いて行ける スノーシューの足跡も見られる

 コルに着く そこで輪カンジキを装着する そして斜面を登って行く 雪はしっかり受け止めてくれる 急な斜面は雪面をけとばすようにして輪カンジキの先端を雪面に食い込ませるとうまく体勢を確保出来る 樹木の生えている周りは雪解けが進み 落ち込んでいる所があるので足元が緩そうな所は避け ルートを選びながら登って行く
 第二リフトまで登り、もう一息登ると山頂に向かう尾根道が展開する 雪庇が形成されておりまた一味違う 見応えのある堂々としたブナの樹林が景観に味付けを加えてくれる 少し登っては写真をとり 雪景色を楽しみながらの登り スノーシューの足跡もあり暖かい陽射しを浴びながら登って行く 登ってきたルートを振り返ると 象山の先に矢筈ヶ山・甲ヶ山の山容が顔を出すようになる そして前方に山頂ピークが見えてくる

 山頂ピークには山頂標識の先端が30cm程雪面から頭を出している 風も無く気温も上昇しているのだろう手袋を脱いでも寒さを感じない 記念写真を撮り 昼食をとる そして下山

 下山はそのままスキー場に向けて降りて行けば良いがスノーシューの足跡は西側の尾根沿いを降りている どのようなルートで降りているか足跡を追ってみようと いつもと違う方向に向かって降りて行く カメラを持って写真を撮ろうとして自分の輪カンジキを踏んでしまい体勢を崩し スッテン カメラを守るように必死にカメラを持っている手を上に上げてセーブする しかし、レンズには幾らか雪が付く 倒れたまま身体の体勢を整える前にレンズの雪を吹き飛ばし 軍手でレンズを拭いてやり事無きを得る やれやれ

 スノーシューの跡を追って行くがやがて足跡は大きくターンしてスキー場の方を向けて降りている 真っ直ぐ降りるとブッシュがかなり顔を出しているので避けたのだろう 私も同様にスキー場方面を目指す ここから降りるのであれば自由にルートを選べる かなり急な斜面ではあるが下りは楽 ゲレンデの方角に向けて降りて行く ブナの樹林の中のルート 景観を楽しみながら降りて行く 国民宿舎が見えてくるので方角は見当がつく ルートを選びロッジレストランの前に降りる 降りた所で輪カンジキを脱ぐ ロッジ前の駐車場には多くの車が駐車しており子供連れだったり 車の周りに椅子を出して昼食をしたり多くの人が楽しんでおられた



 帰路 鏡ヶ成の温度表示を見たら13℃と更に上昇していた 復路は蒜山を経由する 蒜山経由の方が数Km距離が短かった

アプローチ
 前日の雨が嘘のように真っ青な空が広がる 今日は全国的に好天気の模様 鏡ヶ成には180で行くルートと蒜山経由で行くルートがある 明地峠を走ってみようと180号経由を選ぶ 土曜日の朝である事もあり川辺橋や総社大橋を渋滞なく抜ける 高梁川に浮かぶ水鳥も空の青さを受け喜んでいるように思える

 総社の先で国道180に乗る 手前の温度表示は4℃ ラジオで岡山自動車道は濃霧の為 制限速度50Km/Hrに制限していると放送している 高梁市に近づくとガスの固まりが待ち受けており 青空の下のドライブから一転してガスの中となり寒々しくなる

 井倉付近に来るとまた青空が増えてきて 新見では真っ青な空になる 温度表示は新見6℃ 千屋7℃と上昇して来る 千屋付近に来ると 軒下などに雪が残っており 花見山をはじめ周辺の山々は雪を抱いている そして明地トンネルを抜ける

 トンネルの先には白く冠雪した大山が迎えてくれる トンネルの出口は9℃ 真っ青な空に真っ白な山容はそのコントラストが強烈だ まばゆい限り 車の中からチラチラと大山の姿を追いながら峠を降り 高尾で181に合流し、そのまま日野川沿いの181を走る 181からも大山や烏ヶ山の山容を伺う事が出来る

 江尾(えび)で右折し482に乗る ジグザグの登りを走り高原台地に出ると 左手にまたまた大山に連なる山が見えて来る ここから烏ヶ山の懐まで走るのだ 道路脇の温度表示は 14℃や13℃と更に上昇している

 下蚊帳の交差点を左折し鏡成りに向かう 道路脇は銀世界 烏ヶ山に向けて車を走らす 後方には三平山が見える 山肌が一部見え雪解けが進んでいるようだ 道路脇の雪の壁は次第に高くなる 県道45に乗り 烏ヶ山展望所の横を走り鏡ヶ成へ 国民宿舎前の駐車場に車を停める 鏡ヶ成の温度表示は9℃であった