金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り81分(怒塚山経由) 下り69分   岡山県
倉敷からの距離   26Km        登頂日 2008/04/09   ガイドブック   F写真 山の音

駐車場所9:28−9:32鉄塔#39−9:42鉄塔#38−9:50鉄塔#37−10:00お花畑10:02−10:05鉄塔#36−10:07標識−10:11怒塚山山頂10:20−10:32鉄塔#127−10:37分岐三角点−10:43分岐−10:49金比羅宮跡−10:50分岐−10:53道路−11:00金甲山山頂11:06−11:13みつがしわ新道分岐−11:36誠徳院−11:49登山口−12:11県道−12:15駐車場所

登山
 大山登山を狙っていたが天気予報によると午後から崩れる、崩れる時間が前の予報より早まってきており 見合わせる 春の花を求め、怒塚山(いかつかやま332m)を経由して金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる みつがしわ新道も歩いてみたい

 登山支度をして出発する 今日は履き慣れた登山靴を履く あちこちに穴が開いてはいるものの足にフィットしてなかなか捨て難い 履いて見るとその感じが伝わり足が軽くなる ウグイスの鳴き声が聞こえてくる ルートを行くと足元には小さな春の花が迎えてくれる ブルーの花のイヌノフグリ 赤紫色のホトケノザ 白い小さな花はセントウソウだろうかニンジンに似た葉だ 小さいながらもあちらこちらに顔を見せてくれる 桜もまだ咲いており目を楽しませてくれる

 鉄塔39を左に見てルートを行く ルートは枯葉が積もっている ヒメウズという花らしい良く見ると小さな花がひっそりと咲いている これまで見ていたかも知らないが気づかなかった 今度はハコベだろうか 似ているようだがなんとなく違う いずれもデジカメで写真をとり調べているがはっきりしない

 鉄塔38を過ぎる ミツバツツジが咲いていた そうかミツバツツジの咲く季節になったのか 確か澤本さんから城山に群生していると伺った 帰路見てみよう

 鉄塔37を過ぎると日当りが良くなり足元の花も増えてくる タネツケバナ セントウソウと白い小さな花が次から次と顔を出す スミレも負けじと顔を出す 自動車の音が遠のきウグイスの鳴き声が心地よく聞こえてくる おや! ヒトリシズカだ 写真では知っており見つけたいと思っていた花だ フタリシズカの花を連想していたがそれに比べれば随分と小ぶりだ 良く見ると そこにも あそこにもと咲いている 喜んで何枚も写真を撮る そしてお花畑に出る お花畑にもヒトリシズカがひとかたまり咲いていた 他に咲いていないか周辺を探してみたが 白い小さなセントウソウの花しか見つける事が出来なかった

 急な斜面を登り36鉄塔を通り 怒塚山山頂標識に従って登って行くと山頂に出る 山頂には誰もいない シュンランが咲くと教えて戴いたがもう終わったのだろうか うろうろと探して見たが花の姿を見つける事が出来なかった 山頂にある登頂記念の板にひときわ大型の板があり見てみるとサワモトと書いてあり 登頂された日付が記載されていた 最近の日付を見ると 4,6,8と一日置きに登られている すると今日はお休みの日かも知れない 山頂で記念写真を撮り 金甲山へのルートを行く

 ルートを下って行く 樹林帯の中のルートで花は見られない ルート途中に花の名前の標柱があった筈と左手に注意して降りて行く 思っていたより先にホタルカズラと書いた標柱を見つけたが花の姿は見られなかった そして鉄塔127に出る

 ここから山頂を見る事が出来るが人の姿を確認する事は出来なかった ルートを行くと三角点のある分岐に出 金甲山登山ルートと合流する 更に進むと誠徳院からのルートとも合流し金比羅宮の鳥居に出る 鳥居をくぐらず道成りに進むとみつがしわ新道と金甲山登山ルートの分岐に出る 分岐を右に登ると自動車道に出る 自動車道に沿って登り 山頂のレストハウス屋上にある山頂三角点に行く

 三角点付近には猫が群がっていていやなのだが今日は猫はいない 何かすっきりした感じがして気持ちが良い おまけに、桜が咲いている 淡いピンク色をした花と 白っぽい花とがある いくらか散っている花もあるが今が盛りだ 瀬戸内海の景観はぼんやりで今一 桜の花が景観を引き締めてくれた

 昼にはまだ早いので、昼食はとらず下山する 下山は登ってきたルートをみつがしわ新道分岐まで戻る 下山途中かわった花を見つけた どうやらアケビのようだ みつがしわ新道からの下山ルートも花に出会えそうだ 樹林帯を抜け 下って行くルート脇には小さな花が次から次と顔を出す タネツケバナ ハコベ ヒメウズ セントウソウなど白い花が多い ナガハモミジイチゴも花を咲かせていた 残念ながらヒトリシズカはここでは見つからなかった そして誠徳院に出る

 湖畔には桜が咲いている 樹はまだ若いが池と合って美しい 池に沿ってルートを行くとアマナを見つけた 三輪花を咲かせていた これも嬉しい ミツバツツジも顔を見せ 池の周りにもあちらこちらに咲いている 城山は池の先に見える山と思われる 山肌を見ると あちらこちらにミツバツツジが咲いているのを認める事が出来るが山肌がミツバツツジの色になる状態では無かった 登山ルートも良くわからないので城山への登りは見合わせ 剣山に行く事にした

 金甲山の登山口を過ぎると畑の中の道となり いわゆる野辺の花が顔を出し楽しませてくれる キランソウ オドリコソウ ナズナ セイヨウタンポポ ホトケノザ カラスノエンドウ イヌノフグリなど 菜の花の黄色いかたまり ミツバツツジの赤紫色も彩りを加えてくれる ウグイスの鳴き声を聞きながら のどかな田園風景を満喫する 風車のからころと回る音も心地よい 何か幻想的な空間にいるような錯覚を覚える

 住宅が増え 県道に出ると現実に戻る 県道を左に行くとすぐに駐車場所に出る



アプローチ
 中国地方は朝のうちは高気圧に覆われ晴れ と 放送されているが 空に青さは無い 薄日が射し 花曇状態 県道22を倉敷川沿いに走る 藤戸寺の前を抜け 瀬戸大橋線植松を通り サウスビレッジを左に見る 常山が右手に見えて来るが ぼんやりして桜の状態はわからない 国道30を横切り直進する 広域農道を右折し 橋を渡ってすぐの信号を左折する 正面に怒塚山から金甲山に連なる山並みが見えてくる そのまま車を走らすと県道45に出る 県道を左折 児島湖を左に見ながら走り 郡の交差点にある登山口の駐車場に駐車させて戴く 1台も駐車していない