下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り73分 下り32分 フングリ乢往復90分  岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2008/05/21  ガイドブック  F写真 山の音

犬挟峠10:08−10:18尾根−10:28三合目−10:37五合目−10:46雲居平−10:54七合目−11:03八合目−11:11九合目−11:21下蒜山山頂−11:58フングリ乢11:59−12:16花・食事12:31−13:07下蒜山山頂13:13−13:18九合目−13:26七合目−13:30雲居平−13:34五合目−13:38三合目−13:42尾根−13:45犬挟峠

登山
 この時期は下蒜山(しもひるぜん1105m)のイワカガミが楽しみだ 17日に計画していたが用事が入って今日になってしまった まだ咲いているだろうか

 車のドアを開くとウグイス ホトトギスの鳴き声が聞こえてくる 鳴き声を聞きながら登山支度をして出発する 湿原に変わった植物がいないか期待していたが ミツバツチグリ スミレだけだった 樹林帯に入る 新緑が太陽光線を受け輝いている おいしい空気を一杯に吸い込む ルートには クルマバソウ マムシグサが顔を見せてくれた

 尾根に出て左にカーブする 擬木の階段を登って行く 小鳥の鳴き声を聞きながら登って行く 三合目の標識を過ぎると 鎖やロープが設置され登りが急になるが、今日は足元が乾いており安心して登って行ける そして 樹林帯を抜け草原ルートに出る 樹林帯出口にタニウツギが丁度花を咲かせたところ ピンク色をした蕾が沢山見られた 

 草原ルートに出ると視界が開けて来る 五合目の標識を過ぎ 前方を見ると八合目から九合目の登りに4名程人がいるのが見える 足元にはミツバツチグリ ウマノアシガタ ヒメハギ ヤマツツジ ニガナなどが顔を見せてくれる 雲居平を過ぎたところでイワカガミが咲いていた おおここにも咲くのかと喜んでカメラに収める カタクリは花が終わった状態で一輪だけ花の形を留めていた

 七合目を過ぎたところで下山して来られた男性お一人とこんにちはと挨拶を交わしすれ違う ここにはカタクリがまだ咲いていた 中には花を終え実のようなものが出来ているものもあったが元気のいい花もまだかなりの数咲いていた トキワイカリソウもところどころで顔を見せる

 ジグザグに登って行き 八合目からは急な登りとなる 鎖やロープが設置されてはいるがお世話にならなくても登って行ける 九合目に出ると一息 ご苦労様とねぎらうようにホトトギス ウグイスの鳴き声が聞こえてくる 九合目からのルートはルートの右手がブナ樹林になっている ナガハモミジイチゴが白い花を咲かせていた カタクリは九合目過ぎてから時折顔を見せ 山頂に近づくにつれ顔を見せる頻度が増えてくる 風が吹いてきた 風が心地よい季節になったなと心地よさを味わう そして山頂に出る

 山頂には男性お2人がおられた こんにちはと声をおかけしたがお話に熱中されていた 私は休まず目的地に向かうべく尾根を下り フングリ乢を目指す このルート脇にもカタクリがあちらこちらに顔を見せてくれる オオカメノキが白い花を咲かせていた カラマツの新芽が初々しい 尾根を歩く そうかこの辺りはオオカメノキの木が何本もあって白い花の帯があったのだが、オオカメノキの白い花は見られない 標高差はわずかではあるがこちらは終わってしまったようだ

 そんな事を考えているとイワカガミが顔を見せてくれる 結構あちらこちらで咲いている いつも群生している場所があるがそこは終わっているのが多く 白い色をしたイワカガミが花を咲かせていた ミツバツチグリ ヒメハギ チゴユリ クサイチゴ サルトリイバラなどを見つけながらフングリ乢まで降りる その間 お二人連れの方 二組に追いつき お先に失礼する 一組の方とはフングリ乢でご挨拶させて戴く 縦走し降りてからタクシーで登山口まで戻ると話しておられた

 私はイワカガミの所に戻り昼食をとりながら写真撮影を楽しむ イワカガミの周りにチゴユリが随分咲いていた ブナやカエデの新緑も目を楽しませてくれる 昼食を終え ルートを下蒜山に向かう 下蒜山山頂には誰もいなかった 大山がぼんやりだが見える 記念写真を撮り下山する 下山はテンポ良く降りる



アプローチ
 いつものように429を走る 吉備路 足守 加茂川 旭町と抜けて行く 新緑が美しい季節である 旭川ダムの水位は今日も一杯 満々と湛える水面に緑が映え自然の豊かさを味わう事が出来る 舟を浮かべて釣りを行っている人もおられるが今日は数が少ない 旭町で県道30へ左折 旭川を左手に見ながら車を走らす 落合で313に乗る 落合入口温度表示は16℃ 今度は313に従って 落合 久世 勝山 湯原と走り トンネルを抜け中和村で482と合流し蒜山に向かう 湯原21℃ 蒜山19℃と丁度良い気温 蒜山で313と別れ482を直進 下蒜山登山口の案内標識を右折して登山口の駐車スペースに すでに7台駐車していた